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二人のヴォルフガングとコンスタンツェ [モーツァルト!]

駄目だ。書けない。

・・・ってそんな大袈裟なことじゃないですけど。^^;

昨日と今日の感想は書きたいことがあり過ぎて、
このPCでは追いつかない。キーボードが打ち辛いの~。
明日があっきー楽だと思うと落ち着かないしね。

でも、せっかく井上くんも観たので、
二人のヴォルフガングとコンスタンツェについて書いてみます。
そんなわけで、感想は3回分が入り混じります。

前回、二人のヴォルフガングを書いた記事はこちら。二人のヴォルフガング 

※ネタバレや感想を含みますので、今から観られる方はご注意くださいね。

★12月22日(土)マチネ、ヴォルフガング(中川晃教)、アマデ(真嶋優)、2階前方上手
★12月22日(土)ソワレ、ヴォルフガング(井上芳雄)、アマデ(野本ほたる)、1階T列下手
★12月23日(土)マチネ、ヴォルフガング(中川晃教)、アマデ(田澤有里朱)、2階前方センター

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ、音楽:シルヴェスター・リーヴァイ、演出・訳詩:小池修一郎
出演 :レオポルド(市村 正親)、コロレド大司教(山口祐一郎)、コンスタンツェ(hiro)、
    男爵夫人(涼風真世)、ナンネール(高橋由美子)、シカネーダー(吉野圭吾)、その他

前回二人のヴォルフガングを観てから3週間。
それぞれがどう変化しているか、とても楽しみでした。
ただ、正直、22日の井上くんは調子がよくなかった。
(井上くんファンの皆さま、ごめんなさい)
「何故愛せないの?」は辛かったですね。
こういう時の井上くん(という程も観てないから偉そうですが)は、
演技がオーバーになる。それが気になって。
でも、1幕のプラター公園のシーンはとってもよかったです。^^

ここはね。やっぱり井上ヴォルフがいい。
もともと井上くんはダンスや所作がきれいだから、
踊りながら、ちょっと恥ずかしそうにしながらも、
コンスがヴォルフに惹かれていく様子がよくわかる。
そして、二人だけのシーン。22日は楽しかった。
井上くんがあのわけわかんない台詞を言い間違えて、
本当にわけわかんなくなってしまって(笑)。
でも、間違えたというよりはまるでそういう演出みたいに、
笑いに持っていけるのが、さすが井上くんだと思いました。
コンスの「わけわかんない」の後に「やっぱり~」と
がっくりしながらも笑ってるとことか、可愛くて。
思わず、客席も大爆笑でしたね。
これ、こういう演出変更だとしたら、それはそれでいいよ~。
その後の「僕はピエロだ」というところの溜め具合も好き。
コンスの歌に合わせて、いろいろちょっかいを出す時も、
あの笑顔でじっと見詰めたりして・・・そりゃー、惚れちゃうぞ!
と思わず、思ってしまった。前回よりも凄くよくなってる。
hiroもリラックスして歌ってるのが印象的でした。

あっきーヴォルフも前よりはいいんだけど、
まだ少し手持ち無沙汰?というか、コンスが歌っている時、
なんとなく間が持たないような感じがある。
ただ、23日はヴォルフがコンスに惹かれる瞬間が感じられた。
あと1週間あればなあと思うけど、仕方ないですね。

2幕のコンスとのシーンはあっきーヴォルフの方が好きです。
あくまでも好みですけど。

井上ヴォルフはコンスから見て母性をくすぐられるタイプ。
hiroもそっと子供守ってあげるような、そんな雰囲気が漂っている。 
あっきーヴォルフにはそういう感じはあまりない。

それにしても2人のヴォルフガングはキャラクターだけでなく、
立ち位置や表現の仕方が全く違うから、
こういう舞台が初めてのhiroにとっては大変だったと思う。
でも、今はそれぞれのヴォルフガングに合わせて、
自然に体が動くようになってるよね。いい感じだー。

その2幕。

あっきーとhiroの「愛していれば分かり合える」はとても優しい。
2人の歌声が合っていると思うし、あっきーがとても丁寧に歌っている。
1幕では感じ難かった二人が互いを思う気持ちがここでは伝わってくる。

コンスがヴォルフガングの家に訪ねてくる前の2人もそれぞれ違う。
井上くんはベッドからすぐに下りて、歩きながら歌っている。
アマデに楽譜を投げるのもバサっとほおり投げる感じではなくて、
そっとまとめて渡してあげている。実際には投げてるんだけど、
アマデが受け取りやすいようにしてあげてるのね。
少なくとも今まで見た時はいつもそう。

あっきーはベッドの上で歌う時間が長い。夢見るように歌った後、
ピアノに近づき、そのタイミングがちょうど楽譜を投げるところになる。
楽譜も無造作にほおるから、アマデは立って拾うことがほとんど。
(23日は座ったまま受け取ってたけど、考えてやってるとは思えない)
私はその無造作な感じが好きなの。
ほおり投げられた楽譜を拾って、ぎゅっと抱きしめるアマデ。
その時にヴォルフガングを睨みつけるアマデが好きだから。

コンスとの話のはずなのに、どんどん脱線しちゃう~。
まっ、いいか。脱線ついでに。そのアマデ。

久々の優ちゃんが前以上に楽譜を書くのが早くなってて、びっくり。
きりりっとたアマデで好きなんだけど、ちょっと落ち着かなかった。
あっきーヴォルフとの組み合わせだと、有里朱アマデが好きです。
井上くんとの組み合わせでしか観たことがないけど、
ほたるちゃんのカテコも微笑ましい。いっちゃんが緞帳が下りるのに合わせて、
腰を下げながら手を振るのをアマデも一緒にしているのが多いのに、
彼女はその時に律儀にもう一度お辞儀をするの。今までに観た2回とも。
それがまた可愛くて。今回のアマデもみんな可愛いよね。

話を元に戻して。

時間がなくなってきたから、一番書きたいことから。
「父への悔悟」から「モーツァルトの混乱」のシーン。
ここは2人の表現が特に違うところ。
歌い方も台詞も彼らに任されているのか、
アマデに向かって叫ぶ台詞とか、井上くんも前回とは違ってる。
(あっきーは毎回違ってる)
22日は井上くんが最後に「悪魔!悪魔!」と何度も叫んで、
ちょっと恐かった。

私はこのシーンはあっきーヴォルフの方が好きです。
好みは分かれるでしょうけど。どちらも真に迫り来る迫力があります。
その分、コンスの表現が難しいところでもある。
hiroコンスは最初はまどいが感じられて、
どちらのヴォルフガングにも付いていけてなかったけど、
とてもよくなってる。彼女の気持ちが伝わってくるようになった。

22日のマチネは先週末の16日と同じような感じで、
ベッドの上手側に倒れこんだままでのあっきーヴォルフに、
そっと近づいて、額にキスをしてました。
あっきーがそっと抱き寄せることはなかった、と思う。

22日のソワレ。井上ヴォルフはベッドの上に蹲っている。
まだ怯えたまま?それを見かねたのか、コンスが動くのが早くて。
「あっきーとは位置が違うよ~」と思わず心の中で呟いてました。
案の定、かなり長い抱擁でした。悪くはないけど、なんか気になった。
なんだろう?

ここはヴォルガングが大人になるシーン。
上手く表現できないけど、そのせいかもしれない。

23日のマチネ。あっきーヴォルフはやっぱりベッドの左側。
昨夜のことがあるのか??今度はコンスの動きが遅かった。
ベッドの左側にいるあっきーヴォルフに近づくためには、
長いドレスの裾を持ち上げてベッドの上にコンスが乗らなくてはならない。
「間に合わないよ~」と思っていたら、やっぱり間に合わなかった。
コンスの動きが遅かったのもあるけど、ヴォルフガングが動いてしまったから。
ゆっくりと立ち上がって舞台の前方に歩き始めたのね。
コンスの存在は眼中にない(と思う)。
その心のままに動くヴォルフガングがそこにいました。

コンスが優しく抱き締めるところは大好きなんだけど、
でも、今日はヴォルフガングが大人になるその瞬間を感じた。
全てタイミングなんだろうけど、こちらの方が好きだな。

コンスがどうするのかが気になったけど、「気分は楽になった?」と言いながら、
ヴォルフガングのそばまで近寄っていきました。自然でよかったと思う。
でも、「出かけてくる」と上着を取りに行くヴォルフガング。
このまますれ違っていくのかな?コンスが可哀想と思っていたら、
行きかけたヴォルフガングが戻ってきて、そっとコンスを抱き締めた。
心はそこにはないけど、でも、コンスへの気遣いは感じられた。
とてもよかったと思います。

他にも2人の違いはいろいろあるんですが、
明日に備えて寝なくちゃ!なので、ここで終わりにします。

井上くん自身の演出もところどころ変わっていて、
やっぱり舞台は生もの、日々変化していくものだというのが、
よくわかりました。

きっと、あっきーヴォルフはまた変わるでしょう。
それも含めて、24日のあっきー楽を楽しみにしています。
私の楽でもあるから。

泣いても笑ってもこれが最後。
山口さん、吉野さんのはじけっぷりも期待しています。
新感線じゃないけど、楽はなんでも来い!です。

思い残すところなく、演じてほしい。
いっちゃん、hiro、そして、もちろん、あっきーに。
他のキャストの皆さまにもね。

今はなぜだか妙に落ち着いています。
でも、また明日になったら、どきどき、わくわく!忙しい。
日比谷辺りで落ち着かないのがいたら、それが私かも?

明日ご一緒する皆さまへ。
素敵なクリスマス・イブになりますように。^^


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コメント 2

kanon

Krauseさん、xml_xslさん、nice!ありがとうございます。
メリー・クリスマス♪
by kanon (2007-12-25 19:09) 

kanon

まぐわささんへ。この舞台を観ていらっしゃらないと、
読むのは大変だったと思います。ありがとうございます。^^
by kanon (2008-01-05 18:08) 

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