SSブログ

奇跡の子、奇跡のカンパニー♪ [モーツァルト!]

  ※追記しました。まだ終ってませんが、とりあえず前編?後編は別記事にて!12/29
   後編はこちらです。 
いつかまた!

 

「モーツァルト!」は私にとって、凄く思い入れが強い作品。
それはもう自分でもびっくりするくらいに。

再演の時、あんなに何度も何度も観たのに、
それでも最後まで笑ったり、泣いたりしている自分がいた。
(同じところで泣くわけじゃなくて、その日によって違う)

それが今回は最初に観た時に泣いていなかった。
再々演が始まってから、10日以上も経っているというのに、
ヴォルフガングを感じることができない。魂を揺さぶられない。
アンサンブルさん達も迫り来るところまでこない。
(これは井上くんの時も同じ)

もちろん、再演の終盤の頃を望むのは厳しいと思うから、
そこまでの期待はしてはいなかったけど、それでも物足りなくて。
不完全燃焼。とっても寂しかった。

でも、2週間後の15日には変わってきているのを感じられた。
どこが?と聞かれても答えられないけど、終った後に幸せだった。

そして、迎えた最後の3日間。

そこにヴォルフガングがいた。私の大好きなあっきーヴォルフ。
アンサンブルさん達の気迫も凄くて、これこそが「モーツァルト!」だと嬉しくなった。
大好きなのよね。「モーツァルト!」のアンサンブルさん達。^^
特に、23日のマチネが私にとっては今回の観た中で最高の日になりました。
(再演の時のことを言い始めるときりがないので・・・それは置いといて)
久々に魂を舞台に持っていかれた感覚。観終わった後も泣きそうだった。

きっと、観る人によって感じ方は違うと思います。
同じ日の舞台でも観る側のテンションや環境に左右される。
どの日がよかったかなんていうのは観る人次第。
ただ、ダーリンにとっても23日が今回の中では最高の日だったから、
観終わった後に同じテンションで喋れるのが嬉しかったなあ。
違う時は最悪だけどね。〈笑〉

相変わらず長い前置きですけど、そんなわけで、23日のマチネを中心に、
あっきーヴォルフのラスト3日間の総まとめ感想を書いておこうと思います。
千秋楽も無事に終ったことだし〈おめでとう!〉、ネタバレもOKよね。
メモ書きはしていない上にテンションが高かったので、
記憶はかなり曖昧だと思います。違ってたら教えてくださいね。^^

★12月22日(土)マチネ、ヴォルフガング(中川晃教)、アマデ(真嶋優)、2階前方上手
[☆12月22日(土)ソワレ、ヴォルフガング(井上芳雄)、アマデ(野本ほたる)、1階T列下手]
★12月23日(土)マチネ、ヴォルフガング(中川晃教)、アマデ(田澤有里朱)、2階前方センター
★12月24日(土)マチネ、ヴォルフガング(中川晃教)、アマデ(田澤有里朱)、2階前方上手 

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ、音楽:シルヴェスター・リーヴァイ、演出・訳詩:小池修一郎
出演 :レオポルド(市村 正親)、コロレド大司教(山口祐一郎)、コンスタンツェ(hiro)、
    男爵夫人(涼風真世)、ナンネール(高橋由美子)、シカネーダー(吉野圭吾)、その他

この3日間の直後の感想はこちらです。幸せ~ 12/22  ★久々に 12/23
  
二人のヴォルフガングとコンスタンツェ 12/22-23  こちらもどうぞ。 今日は 

 12月23日マチネ

ラスト3日間の席はどれも好きです。
特に、あっきーヴォルフの3回はどれも2階席前方のセンターか、そのすぐ近く。
山口さんの歌声とか、凄くよく響いてくる~。(嬉)

どの席も全体が絵のように見渡せるのがいいですね。きれいなの。
表情も案外わかる。もちろん、細かいところまでは無理ですけど。
もともとオペラグラスを使うのは苦手で、それが、前回のM!の時に、
ラストのヴォルフとアマデの様子が気になって使うようになったんですけど、
持ってると何気に使いたくなってしまうので、今回は止めました。
私の場合は、その方が歌に集中できる気がします。

さて、何から書きましょうか・・・。

まずは涼風男爵夫人から。
台詞の抑揚とか、まだ気になるところはあったけど、
でも、歌い方を変えられました?だとしたら、私はこちらの方が好き~。
深みのある包み込むような歌い方になっていて、私の好きな男爵夫人。
前回は高音になると凄く苦しそうなのが気になりましたが、
今回はそうでもなくて、回を追うごとによくなっていった気がします。
24日もよかった。2幕でアンサンブルさん達と歌う時もいい感じでした。

1幕の「星から降る金」のところは私は親子3人とアマデに集中したいので、
段上の男爵夫人はあまり見てないんですが(すみません~)、
でも、パパを見ながら歌ってた?その雰囲気もよかったと思います。
香寿男爵夫人も好きなんですけど、なんとなくBGMになっちゃう。
きれいに朗々と歌い上げる感じというか。うーん、なんだろう?
今回は香寿男爵夫人に心が動かされることがなかったから、余計かもしれません。

それにしても、男爵夫人とコンスタンツェ役は大変ですよね。
再演の時もそうでしたが、他のキャストの皆さんの大半、
特にメインの方達は初演の時からずっと同じ役を演じられている方達。
しかも、ハマリ役。その中に入っていかなければならない。
その上、男爵夫人は前後半で入れ替わりだったから、
ようやく馴染んできた頃に終わりを迎えてしまう。ちょっと残念。
全期間通してのダブルキャストでもよかったんじゃないかと思います。

そのコンスタンツェ。
最初に観た時はどうなるかと思いましたが(笑)、よくなったね!
カテコの拍手が少ないのが気になってて、でも、仕方ないかなと思ってましたが、
先週末は頑張って拍手しましたよ。少しでも届くといいなと思って。^^
声はさすがに疲れが出てきていたと思います。ただ、そのせいなのか、
気持ちが追いついてきたからなのか、がむしゃらに歌おうとしなくなった。
歌声に感情が感じられるようになったと思います。
最初の頃の「ダンスはやめられない」は次の動作に気を取られていたけど、
体がもっと自然に動くようになりましたよね。褒め過ぎ?
いいの。いいの。だって、3週間でここまで変わると思わなかったもの。
歌っている時に胸の辺りで動く手が気になるけど(山口さんとちょっと似てる?)、
これは仕方ないかしらね。ともかく、ヴォルフとのシーンがどれもよくなってて、
コンスタンツェに感情移入できるようになりました。

そうだ。井上くんの回だったと思うけど、ダンスのシーンで、
飛ばしたグラスが床の上にぴょこっと立ってました。久々~。

※ここ(↑)までが前回(12/28 02:29)にUPした内容です。以下、つづき。

前回は中途半端なところで終ってしまって、すみません。
書きたいことがあり過ぎて、何を書いたらいいやら・・・なんですよね。
上手くまとまらない。いつものことか。^^;

ちなみに、この記事で単に「ヴォルフ」または「ヴォルフガング」とあれば、
それは、あっきーのことです。井上くんのことを書く時は「井上ヴォルフ」と書きます。
(たまに出てくるかと・・・)

この後、何を書こうか考えている時に、やっぱり22日もよかったなあ!と。
なんとなく、しみじみ、漠然と。そういう思いが募ってきます。
22日と23日ではヴォルガングの雰囲気がかなり変わっていました。
どちらも好きですが、順番としては22日が先で私にはよかった気がします。
一言で言い表すのは難しいけど、敢えて違いを書くとしたら、
22日は優しいヴォルフ、23日は激しいヴォルフ、でした。
24日は更に激しくなっていったというか、テンションが高かった気がする。
ちょっとハラハラしたくらい。まあ、楽ですから。それもありですけどね。
あっきーだけじゃなかったしね。テンションが高いのは。

ただ、22日は「三井住友VISAカード♪」の貸切公演でしたので
(はい、私は持ってます~、アミティエ・カード!一応、宣伝)
そこがね。ご挨拶は嬉しいんですが、カテコの途中(私の中では)に、
司会の方が出てきたのがちょっともったいなかった。
カテコの雰囲気も凄くよかったのに、その気持ちをぶった切られた感じがして。
あのタイミングで出てこられるとは思ってなくて、切り替えできなかった。
できれば舞台の余韻のまま帰りたかったなー、なんてね。
我侭ですけど。

しかし、22日は久々に、まだどこかにいったまま戻ってきてない、
あっきーのご挨拶でした。どうなることかと思いましたよ。なんだか懐かしい~。 

そんなわけで、いきなり22日のご挨拶。(うろ覚え~)
司会者の方にご紹介されて登場。優アマデも一緒。お楽しみ抽選会で選ばれた、
観客の方から花束を渡されて、記念の写真撮影。その後のご挨拶。
三井住友VISAカードの貸切公演であることのご紹介を簡単に。
そして、優アマデとは最後だということや、アマデから学ぶことがある、
ずっと楽譜を書いているのは凄い集中力、僕にはできない(おいおい)、
というようなことを言いながら、途中ちょっと間が持たなくて、
どうしよう?みたいな感じで舞台の下手のソデを覗き込んだりしてました。
(司会者さんに助けを求めてた?笑)、お花のお礼と、これはバラですね、
バラと言えば・・・と繋ぎながら、コンスタンツェが「私流に弔うの~♪」と歌いながら
バラを握り締めるシーンのご紹介をして、女の人って凄いですね、
男はそこまで激しく思えない(だったかな?)ということを喋ってくれました。
最後は今後の公演のご紹介とか。満面の照れた笑顔が可愛かった。 
まあ、そんなわけで、それはそれで楽しかったんですけどね。
舞台に置いていきそうになってた心はしっかりと舞い戻ってきゃった

このご挨拶も含めて、22日は始まった時から再演を思い出していました。
もちろん違うんですけど、なんとなく、懐かしい雰囲気というか。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに」「乾杯~♪」のところで、
既にじわっときてたのね。そして、ヴォルフの登場。♪赤いコート♪の場面。
この曲はヴォルフの歌の中では特に好きというわけでもなく、
場面的にも泣くようなところじゃないのに、なんだかこみあげてくるものがあって。
この曲で泣くなんて、再演も含めて後にも先にも22日だけだったと思う。
いつもちょっと歌い難そうな?そんな気がするのに、この日はきれいに歌ってた。
あっきーらしい歌声で。そこにはまだ子供の面影を残したヴォルフがいた。  
歌だけじゃなくて、台詞もそう。無邪気な頃のヴォルフガング。
ある意味、あっきーがそのままいたというか。意味不明ですよね。^^;
でも、そこにいるのはあっきーではなく、確かにヴォルフガングだった。
私が待ち望んでいた。パパとのやり取りの台詞もね。
「でしょうとも!」とか、そういった一言、一言が懐かしくて。

♪赤いコート♪でのナンネール。楽しそうで大好きです。^^
由美ちゃんは冒頭のシーンの時には本当に少女のようで可愛らしく、
ここでは少しお姉さんになりながらもはじけてる様子がいいですね。
ラストのシーンに至るまで、ナンネールという人生をしっかりと生きてる。
しかも、安定した歌声。この週末は少しお疲れは出ていたものの、
それも大したことはなくて、安心して聞いていられる。プロだよね。
ここのシーンでは、鏡を境にして、上手側にナンネール、
下手側にヴォルフガングに分かれて、♪金の刺繍だ~わ♪と歌いながら、
ナンネールが両手を広げてお辞儀する時に、井上ヴォルフは同じ動きをする。
二人の息がぴったりと合っていて、とってもきれいなんですよね。
この後、片付けた鏡の前でナンネールが遊んでるんですね。
22日ソワレ(井上ヴォルフ)を観るまで気付いてなかった。(遅いって!)
この場面、いつもヴォルフガングとアマデを見てるから。

そして、♪僕こそ音楽♪

22日マチネ。とても優しくて、楽しそうで、今回初めてヴォルフを感じられた。
ラストの歌い方は変わってなくて、しかも、かなり辛そうというか、伸びなかったけど(汗)、
それでもよかったよ。私の中にある峠をひとつ越えられた感じ。(大袈裟~)

そういや、23日の「僕こそ音楽」はあっきーの歌いだしが早かったね。 
ダーリン曰く、オケが合わすのが大変そうやったで~!と。
でも、その後、丁寧に歌おうとしてて、オケもそれに合わせてきてた。
あっきーに合わすのはオケさん達も大変ですね。お疲れさまです。

この後の大司教との対峙の場面。
やっぱり最後までジャージでしたね・・・って、仕方ないですね。
またいつか再演があるなら、衣装は元に戻してほしいな。(願)

ここの山口大司教。
音楽に合わせて、ずんずん下りてくるのがなくなってて、少し寂しい。
でも、相変わらずオーラが出まくりですね。山口さん、大好きなんです♪
ダーリンも他のどのキャストよりも注目してるから、厳しいことこの上ない。(笑)
凄く楽しみにしてるからねえ。私にはわからないこだわりまであるみたい。
でも、たまにダーリンの言うことがわかることがある。
いつも安定した素晴らしい歌声で朗々と歌い上げてくれていますが、
その歌声の中に感情の起伏が強く感じられる日があって。
それも激しい部分だけでなく、柔らかく歌うところがとても甘く優しい日。
22日もよかったけど、23日の山口さんはまさにそんな感じで、
ダーリンがめっちゃ嬉しそうでした。私も大好き。^^

ここで、ヴォルフがパパに頭を下げさせられなくなってました。
井上ヴォルフはそのままだったから、あっきーだけ。
井上くんの時は、いっちゃんが心配そうに後ろを振り向いて
(位置を確認しているのかも・・・)、無理矢理頭を下げさせる。
あっきーの時は後ろを振り返ることさえ、してなかった。
立ち位置も違ってて、井上くんより階段の下にいるしね。
ここでは頭を下げないヴォルフが好きです。 

この後の♪私ほどお前を愛するものはいない♪の最後に、
ヴォルフガングがパパに抱きついたまま横飛びするのに違和感があったけど、
あっきーヴォルフはそれはしなくなってた。少なくともライトが当たっている間は。
井上ヴォルフはそのまま。井上ヴォルフはこの演出でも合うと思います。
ラストの3日間。あっきーヴォルフはパパが大きく広げた両腕の中に、
ゆっくりと歩み寄って、ぎゅぅっと抱き締められる。このシーンは好きだな。

その市村パパ。私の大好きな役者さんです。^^
ラストの3日間はおちゃらけが減って、シンプルに厳しいパパでした。
私はその方が好きです。パパが厳しければ厳しい程、
2幕のシーンがより迫力を増す。♪赤いコート♪のシーンでパパが入ってきた後、
ヴォルフガングのおでこにパチン!としているところとか、
借金がいくらかノートを見ている時のお茶目な様子も可愛くて、
いっちゃんファンとしては大好きで楽しみなんですが、
でも、全体を考えると、お茶目さはなくてもいいから迷うところ。
ちなみに、22日は最初のおでこにパチンはなくて、
23日と24日はその場面でヴォルフの肩を突き飛ばすように押してました。
こっちの方がお芝居としては好きだなあ。^^

市村パパは22日、23日と1幕から最後までとてもよくて、凄く好きでした。
特に、23日。千秋楽は2幕で少し元気がなくなった?そんな印象があって、
ちょっと心残りな気がしましたが、それでもヴォルフガングと決別した後、
がっくりとうなだれる姿には思わずぐっときましたよ~。(涙)
ただそこにいるだけで存在感がある。凄い俳優さんだと思います。
そうそう。その2幕の親子決別のシーン。ヴォルフガングが階段を下りて来る時に、
最初はとっても優しい笑顔で両手を広げて待ち受けていますよね。
でも、♪コロレドに聴かせたい♪とヴォルフが歌うと、さっと背を向ける。
両手を広げて待っている時のパパが大好きで、その後のシーンが余計に切なくなる・・・。

こうやって書いていたら、いろんなことを思い出しますね。楽しかった。^^
かなり長くなってきたので一旦UPします。この調子で大丈夫だろうか・・・。
つづきは別記事にします。ちょっとお待ちくださいね♪つづく。

※つづきはこちです。 いつかまた!

 


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 4

コメント 5

和音0323

いつも読ませてもらっています。ステキなレポありがとうございます。

今回のM!は、私も前半(特にアッキーヴォルフ)納得行かなくて
なんとも不完全燃焼だったのですが、こちらの文章を読んで安心しました。
私だけじゃないんだって。

で、23日のマチネ。私も見ていました。本当にあの日のアッキーは、
キャストの皆さんはステキでした。そしてお客様も。
千秋楽は結局いけなかったのですが、心残りのないステージでした。
それを、この文章でまた思い出させもらいました。ありがとうございます。

この文章を仕上げたあと、またステキな演劇レポをお願いします。

ああでも。本当にあの日のアッキーは、ステキでした。
SHIROHの再演も待ち遠しいです。
by 和音0323 (2007-12-28 20:23) 

kanon

xml_xslさん、いつもnice!ありがとうございます。^^
by kanon (2007-12-29 00:42) 

kanon

和音0323さん、こんばんは。
はじめまして・・・でよかったでしょうか。
中途半端な状態でUPしちゃって、すみません~。
でも、コメントをいただけて励みになります。
ありがとうございます。^^
続きはもうちょっとお待ちくださいね。

和音0323さんも前半は不完全燃焼でしたか。
そういう方が多い気がします。少なくとも私の周りでは。
再演を観てはる方は期待も大きかったでしょうしね。
23日のマチネはご一緒してたんですね。嬉しい♪
あの日は、あっきーも、他のキャストの皆さまも素晴らしかった。
客席も含めて、全体がとてもいい空気に包まれていた気がします。

SHIROHの再演。あるのかなあ?あってほしい!
できれば早いうちに。主役の二人が少しでも若いうちに。
いのうえさん、お願いします!!
by kanon (2007-12-29 00:56) 

kanon

Periちゃん、魔女さん、nice!ありがとうございます。^^
by kanon (2008-01-01 16:36) 

kanon

まぐわささん、nice!ありがとうございます。^^
by kanon (2008-01-05 18:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

びっくり~いつかまた! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。