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あじさい、Studio Life「夏の夜の夢」 [舞台全般]

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  恥らうように葉に隠れるているよう・・・

皆さま、こんにちは。週末をいかがお過ごしでしょうか。
私は昨日は出勤でしたが、明日はお休みにしたので少しゆっくりとできそう。
心配していた仕事に少しメドが付いたので、ちょっぴり安心です。

さて、金曜日は Studio Life という劇団の「夏の夜の夢」を観てきました。

 
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 これはシアタードラマシティのHPからのもの。
 シアタードラマシティのチラシで興味持って観に行ったのです。
 「Studio Life」は男性ばかりの劇団。
 シェークスピアが生存していた当時は日本の歌舞伎と同様、
 俳優は皆さん男性ばかりだったので、おもしろいかなと。

 "A Midsummer Night's Dream"は英国で観ています。
 初めての英国旅行の時にストラトフォード・アポン・エイヴォンで。
 確か、スワン劇場の方だったと思う。立ち見でした。
 英語は超苦手ですから、内容はチンプンカンプン。
 しかも、友達が途中で調子が悪くなってしまったので1幕のみ。
 それでもなんだかわくわくして、とても楽しかったのですよ。
 その後、ロンドンで真夏の夜の野外劇場でも観ました。

 

今回は日本語翻訳ものを初めて観ることになったので(しかも別のカンパニーで来週も観ます)
私にしては珍しく、予習してみようと思い立ったのです。「Stujio Life」が原作として使用している、
松岡和子さん翻訳のものと「深読みシェークスピア」という解説本です。

シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇  シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇
作者: W. シェイクスピア 筑摩書房 発売日: 1997/04

深読みシェークスピア―『真夏の夜の夢』と月のフォークロア (ブックレット新潟大学) 深読みシェークスピア―『真夏の夜の夢』と月のフォークロア
(ブックレット新潟大学)
 作者: 佐々木 充 

出版社/メーカー: 新潟日報事業社 発売日: 2005/06


フォークロアとは「民間伝承」のことだそうです。
解説本ではこの物語に月が深く係わっていることを西洋の民間伝承などの視点から語っていて、
そういう点ではとても興味深いのですが、まだ途中です。
なんせ大学の講義のような内容で、薄いのになかなか進まなくて。(汗)
Studio Lifeが劇団員を2つのグループに分けて演じているのですが、
それぞれの名前が"Luna"と"Diana"ということからも月に関係しているのはわかります。
それで選んだのですが。。。

今回は予習は役に立たなかったかもー!
物語の順番も変わってるし(なんだかなあ)、新たな解釈も加わってて(これはよかった)、
いろいろ気になってしまって。何も考えずに素直に観てもよかったかなと。

しかも、なんちゃってミュージカル♪なんですね。
わかってなかったので、びっくりしちゃった。

シェークスピアの膨大な詩的な台詞を歌にする、その発想はとてもいいと思う。
うーん、でも、ちょっと、なんちゃって~!な印象の方が強くてどうなのかなと。
曲にオリジナリティがないというか、選曲の仕方が節操がないというか。。。
ドタバタ喜劇とはいえ、ドタバタ過ぎて、覚めた目で観てしまう時もあったりして。
あくまで私の好みです。客席の皆さまはノリノリで楽しんでましたから。

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印象に残っているのは舞台の始まりの場面。
星を表すかのようにペンライトを持ちながら暗闇の中で動く人たち。
それと舞台に置いてあるたくさんの白い四角い箱に丸く切り取られた円。
光の当たり方で影ができて、三日月のようにも見えたりしました。
それと、劇中劇が繰り広げられている時のシーシアス(牧島真一さん)とヒポリタ(岩崎大さん)。
背筋をピンと伸ばしてじっと劇を眺めるお二人の姿はとてもきれいでした。
岩崎大さんは男性なわけですが、ピポリタはとても品のある美しいお妃でした。
ハーミア役の松本慎也さんもそう。高いところからジャンプしたり横転したりと軽やか。
それでいて、間近で見てもおきれいでした。 ← 終った後の近くで見る機会があった

新しい解釈というか演出でよかったのはヒポリタ。
丸い重しが自分の体に鎖で繋いであって、いつも寂しげな憂いのある顔をしている。
アマゾンから無理矢理連れて来られた王女の悲しさを表現しているんでしょう。
最後の最後、劇中劇(まるでロミジュリ~)が終った後に自らその鎖を外す。
鍵はヒポリタ自身が持っていた。劇を見詰める彼女のちょっとした仕草に心の変化を感じました。

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終った後にご挨拶があったんですが、総勢21名全員のご挨拶にはこれまたびっくり~。
こんなにたくさんのお客様が入ってくれて嬉しいというようなことを何人もの方がおっしゃってて、
いつもは小さな劇場での上演なのかなと思ったりしましたが、どうなんでしょう。
皆さん、とても嬉しそうで、そういう姿を見ているのはとても嬉しい。頑張ってくださいね。

クウィンス役の藤原啓児さんが仕切ってはったんですが、この方がまたおもしろくて。
受付にいたら、5千円を出す時に「はい、5千万円!」というおばさんがいた話とか
(よくいる大阪のおばちゃんだー!)と、やっぱり大阪は凄い!と話す藤原さんが楽しかった。
最後に皆さんで元気よく「ありがとうございました!」と言った後に脇にはけるのかと思ったら、
いきなり皆さんが客席に降りて、どーっと走ってこられたのには三度めのびっくりでした。

まさか、ロビーに皆さんいらっしゃるのかと思ったら、本当にいるしー。
ロビーの中央で
FCの入会申し込み受け付けなどをしてはりました。もう、凄い人だかりで。
皆さん、FCの申し込みよりも役者さん達を間近で見たかったんじゃないかしらね。
「FCの申し込み受付をしていますー!」と叫んでいた藤原さんだったんですが、
それわ察して「今から握手会に変更します!FCの申込書ももらってくださいねー♪」と。
いいわー、藤原さん。

物販コーナーでも役者さん達が自ら物販をされてました。
アットホームでいいなあ。^^

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  ピントは雨水・・・昨夜も雨でしたね   

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気が付けば、うちのマンションの紫陽花も咲いていました。
今日撮った写真ばかりです。しばらく楽しめそうです。

さて、来週の「夏の夜の夢」はどうなるのか。
同じ原作でも解釈や演出によってかなり違うので、楽しみにしています。
G2さんだし、山内さんだしねー。


タグ:舞台 お花
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punchigoo

恥じらいの紫陽花。いい感じです。
by punchigoo (2008-06-08 20:02) 

まぐろとわさび

柔らかな色合いのアジサイですね。
雨が降っても気持ちが優しくいられそう。
by まぐろとわさび (2008-06-09 06:50) 

Christina

ほしいアジサイがあるのですが・・・
手に入りません。(;_;)

アジサイってかわいいですね。
by Christina (2008-06-09 09:34) 

kanon

★ぽんたさん、こんばんは。
お写真を褒めてくださって、ありがとうごどいます!
大好きな紫陽花の季節ですね。^^

★まぐわささん、ありがとうごさじいます。
アジサイは優しい色ですよね。雨の雫に濡れたアジサイとか、
きれいですよね。そんな写真も撮りたいなあ。^^

★くりちゃんへ。いつもありがとう。
ほしいアジサイって?どんなのかしら~~?

★kantaroさん、nice!ありがとうございます。^^


by kanon (2008-06-09 20:12) 

vow

今年もアジサイを見に行けなそうなので、こちらで堪能させていただきます。
by vow (2008-06-10 10:34) 

kanon

vowさん、私のところでアジサイを楽しんでくださって、
ありがとうございます。アジサイは神戸市の花なんですよ。
あちこちでアジサイが咲き始めています。^^
by kanon (2008-06-11 01:12) 

Christina

ほしいアジサイは、緑色の花が咲くものです。
花屋さんにいっても見当たらないのです。(;_;)
by Christina (2008-06-14 08:24) 

Peridot

kanoちゃんの撮るお花の写真はなんだか愛情を感じます。
だから素敵。素敵なアジサイありがとう♪
by Peridot (2008-06-15 14:07) 

kanon

★くりちゃん、こちらにもご返信ありがとう!
緑色の花かあ。素敵よね。花屋さんにはないのかあ。
なんていうアジサイなんだろう。。。

★kyokoさん、nice!ありがとうございます♪

★Periちゃん、こんばんはー。
うわーん、お写真をお褒めいただいちゃった。ありがとう。^^
Periちゃんに喜んでもらえて嬉しいよー♪



by kanon (2008-06-17 01:53) 

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