SSブログ

かもめ食堂の旅☆国立公園は広いのだ [2009年フィンランドの旅]

fin_2009_0430 (93).JPG 

     4月30日撮影[晴れ] 

前記事の続きです。まずはこちらからどうぞ。 かもめ食堂の旅☆森へ!
今回の記事はちょっと長めです。

駅に降りて、まずはバス停を探す。
うろうろ。

初めての街ではツーリスト・インフォメーションに行くのですが、
今回はヘルシンキのインフォに行っていないことに今更ながら気付く。
そして、この街にはインフォがない?

あったのかもしれないけど、よくわからず。。。
おろおろ。

 

ヨーロッパの駅は改札がなく、目に留まる所に駅員さんがいるとは限らない。
この駅は地下を通してショッピング・センターと同化している感じで、よくわからなくて。
あっちかな?こっち?と闇雲に走るワタシ。

。。。走り過ぎて、単に地下道を行き過ぎていただけでした[あせあせ(飛び散る汗)]
(駅のホームもバス・ターミナルも地上です)

到着したのとは反対側のホームのすぐ外側がバス・ターミナル。
もちろん改札は無く、そのまま外に出るとそこが目指す28番のバス停でした。
ともかく、パスの運転手さんに行き先を告げてみる。が、上手く伝わらない。
もともと不安だから無理やり乗るのもはばかられ、その場は諦める。
どんどん時間は過ぎるだけ。。。うーん、どうしよう。

落ち着いてインフォを探すか?
おぼろ気ながらも記憶の中にある2番めのルートに変更するか??
(この場合はまた電車に乗り直すことになる)

迷っているうちに、また別の28番のバスが到着したので、
駄目もとでタイム・テーブルを見せながら、ヌークシオに行きたいことを伝えると、
「85番のバスに乗り換えだね、"Come with me!"」とにっこり♪

よかったー!
確かに2番めのルートの場合に乗るバスは「85番」なのだ。
運転手のおじさまから見えるすぐ側の席に座る。ほっ。

そこでようやくタイム・テーブルをまじまじと見詰めると(遅いって)、
電車の時刻だけでなく、目的地までの歩く距離まで載ってる。

うん?

一番上のルート、28番のバスだとバスを降りてから徒歩45分。
85番に乗り換える場合でも徒歩40分。どちらにしても辿り着けるのか??
致命的なのは地図を持っていないことなのです。^^;

fin_2009_0430 (81).JPGfin_2009_0430 (82).JPG

そんなことを考えているうちにもバスは出発。
不安なまま森を目指して迷うよりは降りた場所からそのまま戻ってくるか?
などと考えていると、

信号で停まった時に、おじさまが私に「おいで」と目配せしているので、
つつつっと寄っていくと、地図を広げてなにやら説明してくれる。
85番のバスに乗り換えてもいいけど、このバスだとこの辺りに着くよ、どうする?
たぶん、そんなようなこと。そして、私は決めたのです。このまま28番で行くと。
どんな場所にたどり着こうとも、このおじさまに付いていくのだー!

そんなわけで、間もなくバスは動き出したのですが。。。
じさまはハンドルの上に広げた地図をじっと眺めながら思案中。
運転しながら!なのですよ~[あせあせ(飛び散る汗)]

交通量もそれなりにある幹線道路を地図を眺めながら普通に運転していく。
結構長い時間で、見ている私達の方がどきどきでした。

85番のバスとの乗り換え場所(幹線道路沿いのバス停)に差し掛かると、
乗り換えはここだけど?とまた目配せしてくれたけど、もちろんそのまま乗っていく。
その辺りからヌークシオではないだろうけど、森や湖が見えてきたりして、
そうそう、こんな景色が見たかったのよ!と、ようやく
旅気分満喫。(単純)
乗ってから35分ほどでバスの終点に無事到着。

fin_2009_0430 (75).JPG

  私達が乗った28KTのバスと終着地点

運転手のおじさまにお礼を言って降りようとすると、
私達がいる場所と、タイム・テーブルに載っている場所の説明をしてくれる。
この位置関係は後で確認してようやく全体像を把握したのですが(遅いって)、
実は28番のバスはひとつではなく、2種類あったのだ。

私達が乗ったバスは28KTで、タイム・テーブルに載っていたバスは28。
湖を挟んで回り込む方向が違ってて、最終地点も異なる。
たぶん、おじさまが運転しながら思案してくれていたのはそのことで、
28KTの終着地点から私達の目的地までどうやって行くのか、考えてくれていたみたい。
地図を見せて、こっちへ行くんだよ、途中の道が地図には載っていないけど、
車が通れないだけで歩きなら行けると思う、というようなことを説明してくれました。

bus28.jpg

まずは帰りのバスの時刻表を確認。本数は少ないけどかなり遅くまである。
おじさまがせっかく行き方を教えてくれたのでちょっと申しわけなかったんですが、
帰りのバスとか心配なので、同じバスで帰ることにしたのです。

ここがヌークシオなのか?わからないけど、目の前には森と湖がある!
気持ちのいい場所なの。そんなわけで、帰りの時間を決めて、散策に出発です。

fin_2009_0430 (79).JPG 

fin_2009_0430 (83).JPG

fin_2009_0430 (84).JPG

4月30日ですが、まだ雪が残っていたりしました。

fin_2009_0430 (90).JPG

とりあえず国立公園らしい。

fin_2009_0430 (91).JPG

fin_2009_0430 (88).JPG

fin_2009_0430 (92).JPG

fin_2009_0430 (89).JPG

映画「西の魔女が死んだ」を思い出す。

fin_2009_0430 (94).JPG

またいつか、新緑の季節に訪れたいものです。
ただ、季節外れのおかげか?散策しているのは私達二人だけで、
それもそれでよかったな。

fin_2009_0430 (78).JPG

到着した場所には宿泊施設などもあったので季節がよければ人も多いのかも?
この時期はまだオープンしてなかったようです。

2時間弱の散策を終えて戻ると、バスには先ほどのおじさまが!
あのまま停まっていたのかしら。どうだったか?みたいなことを聞かれたので、
楽しかった♪と答えると、おじさまも満足げな様子。

帰りはのんびりと景色を眺めながら。
駅に到着して降りる時におじさまにお礼を言いに行くと、にこやかな笑顔で、
あの電車だよ!と停まっている電車を教えてくれました。
そのまま飛び乗る。こういう時、改札がないのは便利やわ。
(ちなみに、切符はバスと共通で購入済み)

最後の最後まで本当にありがとうございました。

fin_2009_0430 (76).JPG

  写真をお願いすると、恥かしそうにしながらも眼鏡を外してにっこり^^

fin_2009_0430 (95).JPG

ヘルシンキ到着。まだまだ明るい。

fin_2009_0430 (96).JPG

ペット可の車両とそうでない車両とがあります。
犬とか普通に乗ってくるのだ。

fin_2009_0430 (100).JPG

電車の中から少し気にはなっていたんだけど、ヘルシンキに戻るとなんだか様子が違う。
水兵さんのような白い帽子を被った人達で街が溢れているの。これなんだ?と興味津々のワタシ。
気になる~。

fin_2009_0430 (101).JPG

静かだったホテル前の公園も人で溢れてる!帽子と風船がやたらと目立ちます。
もしやメーデー関連?と思いながらも人混みを避けて(なんせ新型インフルが世界で流行中)
ホテルに戻る。

この時点ではフィンランドでは発症例はなく、皆さんいたって呑気。
実際のところ、この季節の日本だと電車で咳をしたりしている人が結構いますが、
そういう人も不思議なくらいいなくて、ヘルシンキは平和そのものでした。

そして、この後、英国行きを取りやめることにするのです。
私達が旅行中の間に警戒レベルが5に上がったこと、英国の発症数が増え続けていたこと、
フィンランドは安全そうなこと(単なる印象ですが)、迷っているよりもさっさと決めて、
この後の旅を楽しもうと。散々迷った割には決めてしまうと気持ちはそちらへと向うものです。
その時できる事務手続きをさっさと済ませて、お夕食へ。

今日は贅沢にミシュランの星付きレストラン「DEMO」を予約してあったのですよ。
お薦めのコースをセレクト。

fin_2009_0430 (102).JPG

fin_2009_0430 (103).JPG

fin_2009_0430 (104).JPG

fin_2009_0430 (105).JPG

fin_2009_0430 (106).JPG

fin_2009_0430 (107).JPG

fin_2009_0430 (108).JPG

fin_2009_0430 (109).JPG

キャンドルの灯りが主体なので、写真が暗くてすみません。
私にはやや塩味が強いお皿もあったけど、全体的に繊細なお料理でおいしかったです。

fin_2009_0430 (110).JPGfin_2009_0430 (111).JPG

こちらは翌朝撮影。
実はこのお店の名前が目立たなくて、行くのにかなり迷ったの。
結局、ホテルに一旦戻ってタクシーを呼ぶ羽目に。

しかも、メーデー前夜で(そう、あの騒ぎはやはりメーデー前夜祭だったのだ)
ホテル周辺は大混雑。特別に手配してくれたタクシーはハイヤー?だったようで、
見るからに上品な紳士風の運転手さんがさっとドアを開けてくれました。
あまりの近さに申しわけなく思いつつも、その洗練された所作に思わず感動。
無事到着となったのです。

まあ、そんなわけで、長い一日がようやく終わりました。
食べ終わった頃は夜の11時をとっくに過ぎていましたが、街はまだまだ賑やかでした。
翌朝も街はお祭り騒ぎ。そんなメーデーの一日へとつづく。

 

Nuuksio_map@@.jpg

 

 

☆☆☆

前記事を中途半端な状態でUPしたまま放置していて、すみませんでした。
週末は奈良に遊びに行っていたのですが(別途こちらもUP予定)、
その間もちょっと体調がよくなかったりと、なくとなくイマイチなのです。
梅雨(今年はほとんど降ってないけど)から夏にかけての時期は苦手なんですよねえ。
そんなわけで、旅日記も書きたいし、本も読みたいのに、寝てばかり。。。
いろんなものが滞っていってます。なんとかしなくちゃ。

そうそう。

「女信長」(あっきーも出演している舞台)が始まってますね。
あっきーに関しては私はミュージカルが好きなんだとわかったので、
今回はかなり躊躇していたんですが、一度は観に行く予定です。
直木賞作家、佐藤賢一さん原作の歴史物語を舞台化したものらしい。
あっきーが
劇中歌を歌うことになったらしいので、そちらも楽しみ。
今年は年明けに「スーパー・モンキー」の公演中止騒動があったので、
とにもかくにも舞台が幕を開けたことにほっとしています。
現在、東京公演中。大阪は「6/26-28」シアターBRAVA!です。


nice!(7)  コメント(5) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 5

マリーロビンソン

えへへ、お久しぶりですかのんさん(^-^)マリーです。
フィンランドいいなぁ~素敵な自然ですね。
小学校の先生はフィンランドはとても教育が素晴らしくて
いい国ですと何度もおっしゃってました。
ん~このお写真とかを見せていただくだけでなんかわかる気がします。
by マリーロビンソン (2009-06-17 20:48) 

kanon

マリーちゃんだ!お久ぶり!!わーい、嬉しいなあ♪
フィンランドはとても自然に溢れた国でした。
教育メソッドなども有名らしいね。本当にいい国でしたよ。

また、よろしくね。^^
by kanon (2009-06-17 21:24) 

くりっぴ

白くてまあるいお皿のお料理は、なあに?
おいしそ~~~
by くりっぴ (2009-06-25 22:41) 

kanon

くりちゃんへ。一皿めのことだよね。
なんだったかな?覚えてなくて、すみません。
泡状のムースになってて、おいしかったです♪
by kanon (2009-06-26 01:16) 

kanon

nice!をくださった皆さま、ありがとうございます♪
by kanon (2009-06-26 01:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。