マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」<全3幕>☆兵庫、12月6日 [舞台全般]
楽しみしていた3年振りのマリインスキー。
もちろん、ロパートキナの「白鳥の湖」。
今回は地元兵庫での公演で、とても嬉しい。
マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」<全3幕>
【観劇日】2009年12月6日(日) 、V列センター、
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
【指揮】パーヴェル・ブベリニコフ
【管弦楽】ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
【cast】(記事の最後にキャスト表を載せています。
ウリヤーナ・ロパートキナ(オデット/オディール)
ダニーラ・コルスンツェフ(ジークフリート王子)
チケットを取るのが遅くなってしまったのでかなり後ろの席でしたが、
KOBELCO大ホールは観やすい。大好きです。兵庫県立芸術文化センター。
補助席まで出ていて、とても盛況でした。ロパートキナちゃん、大人気。
私達もロパートキナを楽しみにしていたんですが、
黒鳥はやはり厳しいですね。オディールの32回転のグランフェッテ
(片方の足を軸に回転しながらもう片方の足を蹴り上げる)では、
始まる前から大丈夫かな?と心配してたんですが、
同じ場所でくるくると回るはずなのにどんどん下手前にずれていって、
ハラハラしながら観てました。まあ、でも、想定内かな。
彼女の魅力は白鳥のオデット。
1幕2場とか、そりゃー、もうきれいで優雅。期待どおりでした。
カテコで出てくる時のお辞儀もとてもきれいで、
隣のおばさま達が「きれいねえ」なんてため息もので呟かれていたほど。
気品に満ち溢れています。そんな白鳥の時とは全く違い、
冷たいくらい勝気で華やかなオディールの表情はとてもよかった。
今回残念だったのは道化役とロットバルト役。
マリインスキーの道化役は毎回楽しみなのですが、物足りず。。。
王子役のダニーラは初めてで最初こそ地味に感じたものの、
優雅な動きに惚れ惚れ。回転の時とか、軸がぶれないのね。
王子らしい物腰がよかったです。
そして、いつもながら圧巻なのがコールドバレエ。
白鳥の湖の第一幕第二場は大好きなのですが、今回もよかったー。
びしっと揃ったコールドバレエはさすがです。
マリインスキーは衣装や舞台装置、照明もとてもきれいで、
まるで美しい絵画を見ているよう。湖の場面ではずっと青白いライトなのですが、
カテコの時にぱっ!とオレンジのライトに変えたりという趣向も好き。
ワレリー・ゲルギエフの記事でも書いたとおり、
マリインスキー歌劇場管弦楽団が来日しているのですが、
残念なことに今回のオケは別。
なので、期待してなかったのですが、よかったです。
指揮者の方もとてもよく(バレエ団と一緒に来日のロシアの方)、
ダンサーの動きにとても丁寧に合わせていらっしゃいました。
全体的にはとても楽しめました。「白鳥の湖」はやはり好きです。
次回のバレエはこれまた大好きなニーナです。まだまだ先だけど、楽しみ♪
追記: ロパートキナを初めて観たのは2003年の冬。
キャスト表が出てきたのでUPしておきます。今回と王子は同じ。
ちなみに、2006年の王子はエフゲニー・イワンチェンコ。
キャスト表はこちらに。今夜も幸せ~
2003年、2006年の道化役アンドレイ・イワーノフがいいのよねえ。
くるみは王子もマーシャも出演者変更だったのよね~
お家にあるマリインスキー劇場バレエ団「白鳥の湖」のDVDが、
ロパートキナ(オデット/オディール)、ダニーラ(ジークフリート王子)、
アンドレイ・イワーノフ(道化)、しかも、ワレリー・ゲルギエフ指揮、
当然ながら演奏はマリインスキー劇場管弦楽団、というもので、
なかなかよいです。
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