映画「今度は愛妻家」 [映画]
映画「今度は愛妻家」を観てきました。とてもよかったです。
笑った。そして、泣いた。だけど、泣いたのはただ悲しいだけじゃない。
心がじんわりと温かくなる、そんな物語。よかったです。
原作は中谷まゆみさん。
中谷さんのお芝居を初めて観たのは2003年の秋。近鉄小劇場でのことでした。
作品は「ビューティフル・サンディ」。これが、またいい作品なのね。
思わず、その場で初演のビデオ（2000年初演でDVDがないのだ）を購入。
初演のキャストのお一人が堺雅人さんでした。こちらも観たかった。
そして、既に公演が終っていた「今度は愛妻家」のDVDを更に購入。
どちらも中谷まゆみ作、板垣恭一演出によるサードステージのショーケースシリーズ。
結局、生で観たのは2003年の「ビューティフル・サンディ」だけなんですが、
中谷さんの作品はまた観たいと思っています。
ちなみに、舞台「今度は愛妻家」は池田成志さんが主演の俊介役。
他の出演者は、長野里美さん（さくら）、真木よう子さん（蘭子）、横塚進之介さん（助手）、
そして、高橋長英さんがゲイのママ（これがまたお似合いというか、ぴったり～）。
大好きな作品です。生で観たかったー。DVDはこちら（↓）で購入できます。
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上記HPより、舞台の一場面
そんなわけで、ストーリーの大筋はわかっているのに、
いや、わかっているからこそ、というのもあって、途中も何度かほろりときたり。。。
原作となる舞台が好きなだけに映画になるのは心配だったんですが、
あまり違和感なく楽しめました。原作にかなり忠実に作られていると思います。
その分というか、豊川悦司さん、薬師丸ひろ子さん主演にしては派手さはなく、
でも、じんわりといい作品に仕上がっていると思う。
観る前から、薬師丸ひろ子ちゃんなら、さくら役はお似合いだなと、
漠然とそう思っていたんですが、そこは期待どおりでした。
実年齢を考えると、この役にはちょい年取り過ぎ？と思わないでもないんだけど、
でも、スクリーンの中では違和感なく、ふんわりと可愛いんですよね。
最近、豪快なおばさんの役なんかも果敢にやってたりしますが、
それでもどことなく可愛さが残る45歳。いいなあと。
豊川さん。正直、年を取ったなあというのが第一印象でしたが、
観ているうちに、子供のような可愛さもあり、色気もあり、
役者として、いい年の取り方をされているなあと。
池田さんの俊介役があまりにもぴったりで大好きだったので、
少し違和感があったりしましたが、それも最初のうちだけで、
豊川さんには豊川さんの俊介があり、いつのまにか馴染んでいました。
ちょっとびっくりしましたが、 そのギャップもおもしろく、
また、お芝居の緩急の付け方はさすがで、ほろりとさせられる場面も何度か。
その他の役者さん達も皆さんよかったです。
派手さはないけど、笑いあり、涙あり、心に沁みるハート・ウォーミングな映画。
愛する人がいる全ての人へ。
この冬、お奨めの映画です。
（なんか最後の3行はどこぞの宣伝文句みたいですが。（笑）
でも、ほんまですよん！）
タグ：映画
先週、観ました。
舞台の事は全然知りませんでした。
観終わってから、中谷さんの名前を発見して知りました。
じんわり泣けて、感動する程ではないけど良かったです。
豊川さんが今までのイメージと違った役柄で、素敵でした。
by もも (2010-01-26 19:59)
ももさん、こんにちは。＾＾
お返事が遅くって、すみません。
この映画を観られたんですね。
そうそう。じんわりと泣ける、いい映画ですよね。
次は堺さんの映画を観てみたいな。
by kanon (2010-01-31 11:02)
お芝居にもなってんたんですね。
さすが詳しい(^o^)
by 魔女 (2010-02-06 11:08)
nice!をくださった皆さま、ありがとうございます！
by kanon (2010-02-07 16:42)
魔女さんへ。お芝居がとても好きだったので、
映画になると聞いて最初はどうかな？と思ったんだけど、
よかったです。＾＾
by kanon (2010-02-07 16:43)