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ニーナ・アナニアシヴィリに会いたくて [舞台全般]

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日曜日に大津まで行ってきました。
大阪を越え、京都も越えて滋賀まで、と思うとかなり遠く思えますが、
びわ湖ホールまでは家から車だと1時間くらいなのです。
ただ、兵庫公演に行く予定なので、びわ湖は迷ってたんですよね。
それでもやっぱり行こうと。そんなわけで、当日券です。
お天気がよくなってよかった。^^


【観劇日】2010年2月28日、1階1U列下手、びわ湖ホール 大ホール
【出  演】ニーナ・アナニアシヴィリ(ジュリエット)、アンドレイ・ウヴァーロフ(ロミオ)
  岩田 守弘(マキューシオ)、グルジア国立バレエ
【音 楽】セルゲイ・プロコフィエフ 【振   付】レオニード・ラヴロフスキー
【振付改訂】ミハイル・ラヴロフスキー
【指  揮】ダヴィド・ムケリア 【管弦楽】関西フィルハーモニー管弦楽団

演目はバレエでは初めての「ロミオとジュリエット」です。
女性なら誰でも知ってる?有名な話ですよね。
ウェストサイド・ストーリーのモチーフにもなっている物語。
そして、シェエクスピアのロミジュリ(藤原くんと杏ちゃんの)も観ているのに、
ダーリンはストーリーをわかっておらず。(汗)
とりあえず、直前にパンフレットの解説を読んでもらいました。
そうじゃないと、これはなんだかよくわからんー!で終わってたかも?!
パントマイムが多いんですよね。そこはちょっと苦手。
ダーリンはパントマイムのところはかなり眠かったようです[あせあせ(飛び散る汗)]

そういう演出のせいなのか、、、なんとなく合間の拍手が少なくて、
その点は気になりました。みんなどこで拍手したらいいのか??なのかなあ。
私も拍手しづらく。でも、終った後は拍手も声援も大きくてほっとしました。

正直なところ、どんなにニーナが才能に溢れていても、
さすがに今回は大丈夫かな?と観る前は心配したりもしてたんですよ。
(年齢的にね)

でも、嬉しいことに、その心配は今回も軽~く裏切られた。
本当に素晴らしかった。さすがニーナ[ぴかぴか(新しい)]

抜群の安定感。伸びやかでしなやかな動き。
表現力がとても豊かで、気持ちがまっすぐに伝わってくる。
何よりも華があるんだよね。大勢のダンサーに囲まれていても、
そこだけ輝いているかのような、そんな存在感。
愛らしくて勝気なジュリエットは本当に少女のようでした。

ロミオ役はウヴァーロフ。
スラッと背が高く、王子をやるために生まれてきたかのような恵まれた容姿。
ただ立っているだけでもカッコイイんだけど、動きもしなやかでとてもきれいなのです。
そして、その大きな体でのジャンプですが、とても高くて、しかも軽やかなのね。
重さを感じないのだ。何をしてても品があるというか、美しい。

ウヴァーロフはニーナと踊るのは久々だったようですが、
ニーナが大好きなのよね。二人はお互いに凄く信頼し合ってる。
そんな二人のリフトはともかく素晴らしかったです。
後半に低姿勢で肩に乗るリフトで少し乗り損ねた感があったけど、
それもあっという間に体制を立て直してました。
どのリフトもあまりにも軽々とやってるから安心して見ていましたが、
かなり難しいリフトもあったようで、二人のリフトは凄いとダーリンも絶賛。
ダーリンに解説されて、そんなに凄かったんだと後から思うワタクシ[あせあせ(飛び散る汗)]
持ち上げる系のリフトはともかくニーナの位置が高い。
どのリフトも単に超技巧というだけでなく、本当にきれいなんだよね。
ニーナがくるりんと回転しながらウヴァーロフの両腕の中にダイブ!
というのもありました。これにはいつもびっくり~。

ちなみに、ウヴァーロフは身長190cmだそうですが、
ステージが終わると2、3cm縮んでしまうんだとか。過酷だなあ。
ストレッチやマッサージを受けてもとの身長に戻るそうです。

ボリジョイでソリストを務める日本人ダンサーの岩田守弘さん。
大人気でした。拍手が大きいの。切れのある踊りでよかったです。

グルジア国立バレエの皆さんは3年前よりも全体的にしっかりとした印象。
成長している様子が窺えて嬉しかった。ただ、オケがイマイチだったところがあって、
ちょっと踊り難そうだった?ジゼルも同じオケのようなので、頑張ってほしいな。

次回のジゼルも楽しみにしています[ハートたち(複数ハート)]

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  開演前に食べたランチでのデザート、ホール内のレストランは眺めがよくて落ち着く

ニーナ・アナニアシヴィリ(Nina Ananiashvili)、1963年3月28日、
グルジアのトビリシ生まれ。 ボリショイバレエ団のプリマ・バレリーナを20年以上、
アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを16年務め、
2004年からは母国グルジア国立バレエ団芸術監督と付属のバレエ学校の校長を兼務。
そんな多忙な日々の中で、2006年には愛娘のエレーナちゃんを出産。
年齢的にもダンサーとしての復帰はもうないのかな?と思ったりもしましたが、
2007年にグルジア国立バレエ団と共に来日し、見事に復帰した姿を見せてくれました。
この時、彼女は既に44歳。出産と育児のための休養を経た後だというのに、
何も変わらなかった。ニーナらしい輝くばかりの笑顔で客席を魅了してくれました。

ボリショイに続いて、昨年の6月にABTのプリンシパルからも退き、
今は母国での芸術活動に力を尽くすことに専念しているニーナ。
今回はそんな彼女が大切にしているグルジア国立バレエとの二度めの来日公演。
そして、ニーナの来日20周年記念公演でもあるようです。
20年て凄いよね。本当におめでとう。これからも楽しみにしています。

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タグ:舞台 バレエ
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コメント 3

くりっぴ

パワフルでうらやましいです。
by くりっぴ (2010-03-07 16:23) 

kanon

nice!をくださった皆さま、ありがとうございます!
by kanon (2010-03-08 23:22) 

kanon

くりちゃんへ。
前日まで迷ってたんだけど、思い切って行ってきました。
元気をもらえましたよ。^^
by kanon (2010-03-08 23:24) 

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