初めての文楽 [舞台全般]
文楽解説の小冊子付きパンフレットも込みで3600円とお手頃なお値段
今週はお天気が悪いようですね。
先週末くらいは夜も蒸し暑く感じる日がありましたが、またちょっと涼しい。
例年の今頃だと蒸し暑くて寝苦しいことがありますが、それもまだ。
さて、先週は初めて文楽を観てきました。国立文楽劇場の 6月「文楽鑑賞教室」
その中でも金曜夜の「社会人のためのウィークエンド文楽の会」です。
【観劇日】6月4日夜、 11列センター、国立文楽劇場
食わず嫌いと言いますか。。。
文楽への苦手意識はかなり強く、観ることはないだろうと思っていました。
それが最近思うところがあって挑戦してみたのですが、
眠かった
思っていたよりも雰囲気は楽しめたのですよ。
人形遣いさんによる文楽の解説もとてもおもしろく、文楽への親近感が沸きました。
ただ、私の場合は人形に感情移入するのが難しいというか、できなかった。
操っている人形遣いさんや太夫さん、お三味線の方に方についつい目が行ってしまう。
字幕も気になったりと、どうにも落ち着かないというか、集中できない。
そのうちに、眠気が・・・
ただ、お一人、女性の人形の主遣いさんで惹かれる方がいらっしゃいました。
例えば、人形が色っぽい所作をしている時に、その主遣いさんにも色気が漂っていたりと、
そんな感じだったのです。
おそらく人形が主役なので、
本来は表情を変えない主遣いさんの方が素晴らしいんだろうと思いますが、
私はその無表情さがかえって気になってしまって。。。
それなら主遣いも黒子装束の方が気にならないのにとさえ思ってしまう。
顔を出していながら、それを感じさせないくらいに人形と一体化する、
というのはやはり大変というか、難しいいんでしょうね。
いや、でも、ちょっと違うかな?
あくまで文楽を見慣れない私の感想ですけど、
私が惹かれた主遣いさんが操る人形が私には一番生き生きとしているように見えたのです。
人形を観ていても飽きなかった。
それにしても人形遣いさん達の修行は大変ですね。
その他大勢の人形は一人で操っているものもありましたが、メインの人形の操作は基本3人。
主遣いが首と右手、左遣いが左手、足遣いが脚を操作、主遣いの合図によって
3人の呼吸を合わせて人形を操る。左遣いや足遣いからは人形が今どういう状態か
わからないので、いろんな合図があるようです。それを覚えるだけでも大変そう。
人形遣いの修業は足遣いに10~15年、左手遣いに15年かかるとのことで、
主遣いになるまでには25年以上もかかります。大変だー!
主遣いの方は顔を出されていますが、左遣いと足遣いは黒子の装束で顔も見えない。
心から文楽を愛している人にしかできない修行ですね。とても大変だろうけど、
その反面、3人の息がぴたりと合った時の感動というのはひとしおなのかなとも思いました。
ダーリンは文楽は二度めだとか。
やはり苦手だと思っていたそうですが、初めて観た20年前よりはよかったそうです。
年齢や回数を重ねるとまた違ったものに見えるのかもしれませんね。
ところで、今回のチケットはネットで予約して会場にある自動発券機で発券、
というものでしたが、便利でした。歌舞伎とかも今はそうみたいですね。
いやー、しかし、発券した後にうきうきとチケットを取ったところまではよかったんですが、
発券の際に挿入していたクレジットカードのことをすっかり忘れており。。。
スタッフの方がお席まで届けてくださいました。(← その時まで気付いてなかった)
ありがとうございました。
週末はクリーニングを出しに行った際に、支払いだけして、
引き取り伝票を受け取るのを忘れちゃうし、ボケボケですわ。いやはや。
大丈夫か?わたし
文楽・・・私も苦手です。
もう学生の時は、ブッチしたくらいです←かるく死語
歌舞伎は観に行きたいのですが
なかなか行けないです^^;
クレジットカード、気をつけてくださいね(@_@)
by 魔女 (2010-06-18 22:27)
魔女さんも文楽は苦手なのね。
さすが大阪というか、学生の時に観に行く機会があったんだ。
ブッチしてたのねん。(笑)
歌舞伎はたまーにですが観ます。眠たい時もあるけど、
でも、いいと思う。興味があるなら是非。
クレジットカードは自分でもびっくら!でした。
気を付けなくちゃ。ありがとう。
by kanon (2010-06-19 01:18)