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舞台「ロックンロール」☆9月4日 [舞台全般]

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     ロックは世界を変えられるのか?!
     教授と教え子、20年を越える
     愛と友情の物語。
     人は守りたいものがあるから生きる。

いやはや、まだまだ暑い日が続いておりますね。
暑さに弱い私はもうバテバテでございます。先週も早々にベッドへ、
でも、暑くて眠れないという日々が。秋はいつやってくるのか。。。

そんな暑い中、昨夜は森ノ宮までお芝居を観に行ってきました。
大好きな市村さんや秋山さんが出演する舞台、「ロックンロール」。
(旅日記を始めてませんが、その前に観劇日記が続きます)


【観劇日】9月4日 H列下手、森ノ宮ピロティホール
【作】トム・ストッパード 【演出】栗山民也

【出演】市村正親(マックス)、秋山菜津子(エレナ、エズミ、マックスの妻と娘の二役)
  武田真治(ヤン)、前田亜季、上山竜司、西川浩幸、月船さらら、森尾舞、檀臣幸、
  山内圭哉(フェルディナンド)、黒谷友香(レンカ)

一言で言うと、難しかった。
市村さんで「ロックンロール」だから当日まで勝手にミュージカルと思っていたワタクシ(アホ)[あせあせ(飛び散る汗)]
行く直前に気付いてちょっぴし予習はしたものの付け焼刃というか。
ストレートのお芝居だと気か付いてからも2時間1本勝負くらいに思っていたら、
休憩を挟んで3時間とちょっとと、かなりがっつりとしたお芝居でした。

前半は1968年に起こった「プラハの春」の頃からの数年。
後半は東西の冷戦終結を軸にマックスとヤンの再会の様子を描く。
その間にも数々の論争が幾人もの人達の間で繰り広げられる。

カテコの時にキャストの皆さまもわかり辛いでしょう、
と申しわけなさそうにされる場面もあったくらい、ともかく台詞が多くて、
しかも政治や哲学的な思想の議論の場面ではわからない言葉も多い。
(私の知識の問題もあるけど)

それでも最後まで惹き付けられたのは市村さんと秋山さんの存在でしょうか。
この二人の舞台の上での存在感は凄いですね。

秋山さんはやはり素敵な役者さんだなあと、また惚れ惚れ。
一幕はマックスの妻、二巻はマックスの娘を演じる。一人二役。
親子とはいえ全く性格の違う二人、見事に演じられていました。
妻のエレナは乳がんに体を蝕まれていくのですが、
その壮絶な生き方や、女性の性に揺さ振られる強い感情表現、
そして、マックスに対する熱い思いが溢れていて、胸に迫るものがありました。

黒谷さんは舞台で観るのは初めて。
発声など気になるところもあったけど、でも、よく通る声だし、何より立ち姿がきれい。
レンカという役にはぴったりだったと思います。

「ガマ王子」以来の?月船さららさんもよかった。
雰囲気のある役者さんですよね。

舞台では初めての武田さん。
うーん、、、台詞を噛み過ぎ。膨大な、しかも難しい言葉の羅列で大変だと思うけど、
その台詞をかんだりされると、余計にわけわからん~、でした。
こういう役は初挑戦らしく、そういう意味ではかなり頑張っていたと思うけど、
脇も含めて他の役者さん達が凄いからなあ。まあ、でも、ヤンという役には合ってた。
そのまますんなり終わってれば武田さんも頑張ってたね、というところですが、
カテコで自分のことばかり喋り過ぎ。二十周年で頑張ってる自分をアピール?(笑)
喋りとしては客席からの笑いは取ってたけど、
「この場は観客の皆さまに感謝する場だから」といっちゃんから真剣な一言が出たほど。
それでも止まらない勢いだったのにはびっくり。

そのカテコ。

秋山さんは今回はイギリス人だけど、次回はポーランド人でその次はフランス人と、
翻訳ものが続くそうです。大変そう。秋山さんはまた是非観たいです。

その後は関西出身ということでいきなり山内さんへ。
自分が喋るとは思ってなかったようですが、「菅さんでも小沢さんでもいいから、
大阪に400人規模の劇場を!」の一言。思わず客席からも大拍手。

黒谷さんが堺出身だとは知りませんでした。
いきなり「大阪弁に戻ります」と言った後に「こんばんはー」(← 大阪イントネーションで)
客席からも「こんばんはー」と和やかな雰囲気。可愛い♪
大阪に来れて嬉しい、それにしても新大阪の駅に着いた途端、暑いと。
そしたら他のキャストの皆さまも東京より暑い!と大賛同。やはり暑いの?大阪。

さららさんは滋賀県出身だとか。
「大阪の人達には関西の端っこと思われてるけど(この時点で客席から笑い)、
でも、大阪の水を支えてるのは滋賀なんやで。きれいな水を届けるため、
琵琶湖を守ってます(ちょっと違うけどそんな感じ)」といきなりの関西弁で、
しかも吉本風で大爆笑でした。いやー、楽しい方ですね。

いっちゃんは時間を気にしてあまり喋らず、お礼を述べて終わり。
(武田さんが喋り過ぎたから?えーん。。。[たらーっ(汗)]
脇にはける時に秋山さんとハグしたり、飛び跳ねたりとお茶目ぶりは健在でした。
このカンパニーをびしっと、でも、暖かく支えてるんだろうなあ。
次回はミュージカルでお会いできればと思います。これからも楽しみにしてますね。

さて、今日は「宝塚BOYS」を観てきます。

追記: いろんな思想があること、考え方や好みも違う様々な人達がいること、
  それはとても興味深いことで、そうじゃない画一化された世の中はつまらないと思う。
  ただ、そういう風に思えるのは今の自分にある程度の選択の自由があるから。
  好きな音楽を聴いたり、こうして好きなお芝居を観ることができる、
  それ自体がとても幸せなことなんなんだと。そんなことも考えたりしました。
  まあ、資本主義社会で生きているからといってなんでも自由になるわけではないけど、
  自分が生きていく上で社会からの制約や圧力がどれくらいあるか、ということ。
  住む場所さえも自分の意思で変えられない国がある(あった)と思うと、自由な世の中です。


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