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今の私をカバンにつめて☆10月19日千秋楽 [舞台全般]

000.jpg g2さんのHPより 

金曜日は久々にあっきーのライブだったんですが、
その前に観に行った『今の私をカバンにつめて』の感想から。 

こちら、火曜日にちらっと書いていたように、
三谷さんのお芝居と勝手に思っていたのですが(いつものごとく早とちり[あせあせ(飛び散る汗)])、
オフ・ブロードウェイ・ミュージカルの翻訳ものでした。
歌手のへザーが新作のショーの舞台稽古をマネージャーに見せていくという、
バックステージスタイルのミュージカルです。


【観劇日】2010年10月19日 soiree BブロックJ列、大阪ビジネスパーク円形ホール

【脚本・作詞】グレッチェン・クライヤー  【音楽】ナンシ-・フォード
【翻訳・上演台本・訳詞】三谷幸喜  【演出・訳詞】G2

【キャスト】戸田恵子(ヘザー)、石黒 賢(ジョー)、
  入絵加奈子(シェリル)、麻生かほ里(アリス)、植木 豪(ジェイク)

原題は“I’m Getting My Act Together And Taking It On The Road”
1978年にオフブロードウェイで上演、1981年に日本初演(雪村いづみさん主演「旅立て女たち」)。
その日本初演の際に戸田さんはコーラスガールのシェリル役で参加されたそうで、
その時の雪村さんの全てを素晴らしいと思い、いつか私もヘザー役を演じられたら、
と淡い恋心を抱かれていそうです。そして、今回の翻訳・上演台本を三谷さんにお願いされたとか。
ミュージカルというよりは音楽劇というか、歌とお芝居で物語が綴られていきます。

アメリカの女性解放運動に呼応する形であらわれてきた作品なので、
そういう時代背景や思想、歌にも古さを感じるところはあります。
でも、一生懸命に自分の人生を生きていこうとするベサーの姿勢は現代にも通じるものがある。

G2さんの演出は久しぶり。G2テイストで溢れていました。
古くさく感じるかもしれないものをちょっとお洒落に演出されている。
ちょうど私達が座っていた席と同じ列から観てはりました。

その席。一番後ろだったんですが、段差があまりなく観辛かった。
円形ホールは小さな劇場でとても好きなんですが、無理無理に席を作ってあった?
前の席と段差がないのでクッションが置かれてました。

開演前からバンドの方やコーラスの方達が舞台に出てきて
(この時点で始まってるいのも言えますが)、これから始まるショーのリハの準備を始める。
そこに戸田さん、石黒さんがそれぞれ客席の通路を通って登場されるのですが、
なんかね、やっぱりお二人の空気が違うというか、急に舞台がぴりっと引き締まる感じ。
特に、ダーリンは戸田さんのオーラが凄い、と。

戸田さんは素敵ですね。ヘザーは40歳をちょっと超えたくらいの役。
(34歳と偽っていたとか、39歳かと思えば実は41歳だとかで本当の年齢は不明)
歌っていると時の堂々とした姿とか、ジョーとの絡みで見せる可愛い姿とか、
とても54歳とは思えない。
ちょっとした手の仕草とか、きれいなんですよねえ。
憧れちゃいます。

石黒さんは舞台では初めて。TVではお馴染の役者さんですよね。
奥さんに振り回されるちょっと情けない、でも、優しい、そして、ビジネスには厳しく、
自分の主張をぶつけるジョーの役はとても似合ってました。
台詞もはっきりとしていてわかりやすく、見栄えもするので、また舞台で観てみたい。

舞台そのものは(勝手に)三谷さんものを期待していたせいもあり、
期待していたのとは違ってたけど、ショーとしては楽しめたと思います。

カテコの時に石黒さんは客席のいろんな場所から出たり入ったりされていて、
途中から握手されていたりと、気さくな方のようでした。最後は全員でスタオベ。
大きな拍手の中、戸田さんが涙ぐんでいらっしゃったのでびっくり。

すっかり忘れてたんですけど、大千秋楽だったんですね。(←相変わらずトロイ) 
しかし、いくら大楽だとはいえ、ブラボーおじさん(どこのスタッフかは不明)には参った。
やり過ぎだよ~!

まあ、でも、客席の皆さんも本当に楽しそうでした。
戸田さんのヘザー大好き♪の熱い想いが伝わってきた舞台でした。
お疲れさまでした。


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