ありがとう! [おいしいもの♪]
先週はお誕生日でした。
仕事帰りに待ち合わせて、西天満のユニッソン・デ・クールさんへ。
前から行ってみたかったのです。
お店の造りはいたってシンプル。
中も冬だとちょっと寒々しい感じもするくらいすっきりとしていますが、
テーブルがゆったりと配置されていて、私は好きです。
この日は満席でお店全体が華やいでいましたしね。
まず最初にシャンパンとアミューズ。
この時点ではメニューが出てきてなかったので、あれ?と思っていたのですが
(予約の時にメニューは決めてなかったので)、この後に説明がありました。
お奨めの真ん中のコースにしてみたんですが、
説明をしてくれるお兄さんがいかにも大阪のお兄ちゃん風のおもろい方で、
喋っているうちにお奨め食材のカエルも追加することに。
これ、おいしかったんだけど、結果的には全体のボリュームが増えてしまった。
食い意地がはり過ぎているのはやっぱり駄目ですね
前菜の一皿めはブイヤベース。おいしかった~
量も多過ぎず、嬉しい。もうちょっと食べたい、くらいがいいんですよね。
特にブイヤベースは。
ブイヤベースは最初はこんな風に出されます。この上にスープを注いでくれるの。
二皿めは富山氷見のプリ。下のコンソメのジュレが私には塩味が少し濃かったな。
ちょっと食べる分にはいいんですが、ついつい全部食べちゃいたくなってしまうので。
ライムのババロアーズがさっぱりとしていて、全体的にはおいしかったです。
選んでもらった赤ワインはデカンタがお奨めということだったのでお願いしました。
香りがいいのー
ソムリエの方は物静かな話し方ですが、とても丁寧で何度も気にしてくれます。
三皿めは鹿とフォアグラです。鹿は下が煮込みで上がポワレ。
煮込みよりもポワレの方が私は好き。フォアグラの下にじゃが芋があるんですが、
これがね、一緒に食べるとおいしいのー絶品のフォアグラでした。
追加でお願いしたカエル。
カエル・・・ということで(自分で頼んでおきながら)ちょっと恐々してたんですが、
おいしかったのでバクバク食べちゃった。カエル自体はとても淡白なお味。
添えてあるお野菜がなんて名前か、お姉さんに聞いたら、フェンネルです、と。
フェンネルって何?て顔をしていたら、横からお兄ちゃんが
「ウイキョウです!カッコ付けて言わなくてもいいのにね(ウィンク、はしてないけど輝く笑顔で)」と、
嫌味を言う風でもなく、さらっ~と突っ込みを入れてくれて、思わず爆笑。
お姉さんは「あー、すみません~」と恐縮されていましたが。大丈夫ですよ~。^^
カエル自体もですが、このお皿のソースがとてもおいしかった
頼んでよかった
まだ前菜が続きます。根セロリのラビオリとベリグーの黒トリュフ。
ラビオリ好きなんですよねえ。泡々がさっぱりとおいしく
緑のはウイキョウの茎だそう。こちらもクセがなく、おいしかったです。
わかってないんですけど、ベリグーの黒トリュフは有名なのかしらんー。
トリュフは大好きなんですが、いろんなお皿で使われていて、他のお席からも匂ってくるので、
この辺りでトリュフはお腹いっぱい状態にこの季節は仕方ないんでしょうけどね。
他のお皿でもよく使われてたんですが、蓋が可愛かったので撮らせてもらいました。^^
開けると・・・
お魚のメイン。フグです。
白菜巻きがとてもおいしかったんですが、最初に一口かじった瞬間にちょっと臭みを感じて。
皮なども一緒に煮込んでいるので、そういう香りをわざと残してる、、、?んでしょうか。
トリュフとコンソメのジュレの塩味の濃さが気になってしまって、その点はちょっと残念でした。
せっかくのフグだから味は薄めで、コンソメもあっさりとスープのままの方が私的には好み。
(我侭ですが・・・)
ダーリンが頼んだ徳島四元豚。脂身が濃かったようです。
カエルを追加したせいもあって、この頃はダーリンはちょっと食傷気味だった模様。
この後のチーズとデザートは別腹のようでしたが。(笑)
私が選んだインのお肉は山鳩。
滋味もあり、でも、きつくなく、特に、骨付きのモモ肉がおいしかったです。
添えられた玉ねぎがまたおいしいの。お野菜はどれもおいしいですねえ。
デザートの前のチーズ。お腹いっぱいだけど、まだワインもあるし、
少しだけ頼んでみました。どれもおいしかった
チーズもだけど、キンカンのピールがこれまたおいしいのですよ
お土産に持って帰りたいくらいでした。
お口直しは黒豆とショウガのグラニテ。
とてもさっぱりしていて、胃がすっきりします。デザートへの準備万端。
黒豆もおいしい
ダーリンがハーブティを頼んだら、なんとハーブを持ってきてくれました。
この中から好みの葉を選びます。季節もののキンカンと、それに合うものでオーダー。
このハーブティ。お味見をさせてもらったのですが、とってもおいしかった!
私もハーブティにすればよかったと思ったくらい。
デザートはキンカンとショコラ・ブランシェ、なんだけど・・・
左奥の赤いのはフランボワーズ。ショコラ・ブランシェとしてのベースは同じですが、
キンカンとフランボワーズではびっくりするくらい印象が違うの嬉しい驚き。
ダーリンのハーブティと私のカフォラテ、それとプチ・フール。
プチ・フールもどれもおいしかったです。デザートはほんと別腹ですね。(笑)
完食させていただきました。
食べ終わった後に、シェフからということで食後酒をいただきました。
これがまたおいしくて。飲んでしまった私は後で少々後悔となるのですが、、、
この時は幸せでございました。(まっ、たまには飲み過ぎもいいでしょう、笑)
前評判として、お料理に比べてスタッフがいまひとつ・・・
という話があったのでサービスには期待してなかったからかもしれませんが、
特に問題なし、というか、楽しかった。
これだけのフレンチを出すにしてはちょっとゆるゆるな感じもなくはなかったけど、
堅苦しいよりも大阪らしくていいんじゃないでしょうか。
女性のお二人が若いんですが、一生懸命な様子に好感が持てます。笑顔が可愛い。
ソムリエもとても真摯な印象。メートル・デトル?になるんでしょうか、
大阪やなあという印象のお兄ちゃんが味があってよかったです。
いろいろと喋りかけてくれるんですが、おもしろいのよね。喋りやすい。
何よりもシェフの料理を凄く愛してる。
それが気持ちよく伝わってくきて、こちらまで嬉しくなりました。
今回は欲張りすぎちゃったので、次回はあっさりとランチとか、食べてみたいなあ。
ご馳走さまでした。
ダーリンへ。フレンチは苦手なのに付き合ってくれて、ありがとう。
また1年、よろしくお願いします
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