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パンク・オペラ『時計じかけのオレンジ』A CLOCKWORK ORANGE☆2月10日 [舞台全般]

2_play_image1.jpg 梅田芸術劇場HPより

  喧騒、盗み、歌、ダンス、ファッション、暴力
  反逆児アレックスの残忍な楽しみ方とは?
  衝撃と誘惑と大音量の音楽
  失踪するウルトラバイオレンスの世界★舞台版日本発上陸!

なぜ仕事がこんなにも忙しい時期に。
 
しかも、普段の私なら絶対に行きそうにない、
予告を見る限りだと、残酷で、凄惨で、気分が悪くなるんじゃないだろうか、、、
(なのでダーリンは行かず)、という舞台を私はわざわざ観に行くのか[exclamation&question]  

それはもう、ただ、小栗くんの久々の舞台という、
ただもうそれだけなのですね。はははっ。

小栗くんが歌って、踊る、というところにも興味があったしね。

さてさて、どうなることやら。。。[あせあせ(飛び散る汗)]

 
パンク・オペラ『時計じかけのオレンジ』A CLOCKWORK ORANGE

【観劇日】2月10日夜、1階15列センター、梅田芸術劇場メインホール
【原作・脚本】アンソニー・バージェス
【上演台本・演出】河原雅彦 【音楽監督】 内橋和久

【キャスト】小栗旬(アレックス)、
  橋本さとし(ドクター・ブロドスキー、他)、武田真治(作家F・アレキサンダー、他)、
  高良健吾(ジョージー、他)、山内圭哉(デルトイド、他)、矢崎広(ピート、他)、
  ムロツヨシ(ディム、他)、桜木健一(所長/アレックスの父、他)、
  石川禅(牧師)、キムラ緑子(ドクター・ブラノム/老婦人/アレックスの母)、
  吉田鋼太郎(内務大臣/老いた男)、他

これ、もともと小説なんですね。
スタンリー・キューブリック監督の映画でも知られる(らしい、私は知らなかったけど)、
「時計じかけのオレンジ」の舞台版。

よくわからないけど、日本版上演にあたって、圧倒的な音楽と映像、
電飾の洪水の中[exclamation]まるで巨大なクラブで行われているかのような舞台イベント[exclamation&question]
として、演劇的衝撃を与える作品を目指すんだそうです。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

想像が付かない[あせあせ(飛び散る汗)]

まあ、でも、予期せず残忍で騒がしい舞台を観るとかなりショック[たらーっ(汗)]
だけど、今回は最初からわかっているわけで。それなりに覚悟はしてます。
その上でどう思うのか、わくわく、どきどき、なところもある。

さてさて、どんな感想になるんでしょうか。楽しみだー!
(結局、楽しみなんだ[exclamation&question]と自分に突っ込み)

以上、ここまでは観に行く前日に書いたものなのですよんー。
ここからが観た後の感想です。

わかって観てるからというのももちろんありますが、
惨殺なシーンなど、かなりリアルに表現しているところもあるけど、
電飾を思いっきり使っているので、映画の世界というか、
夢を見ているようなちょっと遠い世界のような感覚。
「噂の男」や「鈍獣」の方がずっと陰湿で、気分が悪くなりそうだった。
良くも悪くも、そこまでのものはない。

最後が大団円(単純に全てではないと思うけど)というのも大きいですね。

ラストは原作と映画では違うようですが、今回の舞台は原作に近いようです。
原作はイギリスの小説家アンソニー・バージェスによるディストピア小説。
バージェスはこの小説を成長を訴える物語でなければならないとし、
最終章ではアレックスが自分自身で未来を選ぶことこそが重要なのだ、
とする。人間の自由意志を信じる、という点で共感できるんでしょうね。

ちなみに、この最終章がアメリカで出版される際にカットされ、
映画はそのアメリカ版をもとに製作されているようです。
どうして出版社からの求めに応じてカットしたのか?その点は不明だけど、
その後、アメリカでも最終章が復活して再刊。
また、映画版公開後にバージェス自身が戯曲化、
それが今回の舞台の下敷きになっている戯曲だそうです。

小栗くん。
休憩時間の20分も舞台に出ずっぱり、本編もほぼ舞台の上だから、
本当に大変だと思う。そのせいか、声がちょっと疲れてた?
狂気っぽい笑い声や叫び声に迫力があればもっとよかったと思う。
でも、歌って、踊って、走り回って、ともかく熱演でした。
動きの点では疲れは見えず。悪意に溢れた笑顔や、恐れ、
最後の穏やかな顔など、いろんな感情がよく出ていたと思う。
前張りコスチューム(というのか?)は苦手ですが、
それ以外の衣装の時はやっぱりカッコイイ。
客席にも降りてくるんですが、通路を走るのかと思ったら、
私の前の椅子の背の上をタタッと駆け抜けていったのにはびっくり[exclamation×2]
一瞬だけど、見上げると小栗くんが目の前にいる状態。
(この時に触ろうとする人がいましたけど、やめようねー!)
最後に歌うシーンもカッコよかった[ぴかぴか(新しい)]
歌が上手いかどうかではなくて、歌ってる姿に雰囲気があるのね。
舞台の上の空気を変えることができる。

この最後の曲は途中からキャスト全員で歌います。
それを聞いてると、それまでの惨殺なシーンや唐突な展開もまあいいか、
と思えちゃう。その後のバンドの演奏もステキで。
それもあって、終った後はなんだかスッキリしてたんですよね。
音楽の力はやっぱり凄いなあと思う。

カッコイイと言えば、吉田さんと橋本さん。
特に、吉田さんがカッコよかった。立っているだけで存在感がありますね。
お声がいいから、台詞にも歌にも迫力がある。

橋本さんはブロドスキー役がぴったりでした。
キムラ緑子さんとの歌もよかった。

高良さんなど、若手の俳優さんもよかったんですが、
やはり舞台で活躍されている吉田さんや橋本さん、山内さんが入ると、
舞台がぴりっと引き締まる感じがしました。

武田さんも今回はよかった。
いろんなキャラクターを個性的に演じ分けていました。

もう一回観る?と聞かれると返答に困るけど、
でも、観てよかったと思います。

さて、仕事は最初の峠を過ぎまして、昨日から3連休です。
浦井くんを観にドラマシティ通い。へへへっ。
出ている時間が短いのが残念ですが、楽しんでますー♪


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さらは

この舞台、見ようと東京前楽のチケットを取っていましたが、どうしてもはずせない用事ができてしまい、久しぶりにお金を捨てるハメに・・・。
興味あったので見たかったんですが・・・。残念。

今日、啄木を今度は銀河劇場に観に行ったのですが、浦井君から三谷さんへお花が来てました。
浦井君は三谷さんの舞台にでたことありましたか?これから?

by さらは (2011-02-21 00:34) 

kanon

さらはちゃん、こんにちは。
ご返信が遅くなって、ごめんなさい。

チケットを取っていたのに観れなかったんだね。
それは残念。

ろくでなし啄木はまた東京ですね。今日まで?
少し間を空けてから観るのは楽しいと思う。
私は続けて行ったら、ちょっとお腹いっぱいになっちゃった。

浦井くんは今年の6月~7月に三谷さんの『ベッジ・パードン』に出ます。
楽しみなの~。
by kanon (2011-02-26 17:08) 

魔女

お久しぶりです。

このお芝居、パンク・オペラということで(ミュージカルが苦手なので)
チケットを取るかどうかずいぶん迷ってやめました。

そっか、よかったんだ。
小栗君の舞台は観たかったんだけどなあ。
でも、感想だけでも知れてよかったです。ありがとう(^o^)
by 魔女 (2011-02-28 21:55) 

kanon

魔女さん、こちらにもありがとう。

ミュージカルは苦手なんだね。
いわゆるミュージカルとはちょっと違ってた、
と思う。(既に記憶が曖昧、苦笑)

小栗くん、よかったですよ。
もうすぐ映画もあるので、そちらも楽しみです♪
by kanon (2011-03-01 01:14) 

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