初夏の東京観劇☆雨、風を結んで、コクーン歌舞伎『盟三五大切』 [舞台全般]
06.17.2011 at 新国立劇場中劇場ロビーにて
こんばんは。なんか久々の気がします。
仕事でバタバタしておりまして、夜はPCを立ち上げることもない日々が続いていました。
気が付けば8月。あれこれ書きたいことがあるのに。ひゃー!
今日はいよいよ新感線『髑髏城の7人』の初日でしたね。
残念ながら初日には行けませんでしたが、もう楽しみで、楽しみで。
どきどき。わくわく。
その前に、これまで観た観劇だけでもまとめておかなくては。
まずは6月に東京で観た『雨』、『風を結んで』、コクーン歌舞伎『盟三五大切』、
『ベッジ・パードン』。3日で4舞台という強行スケジュール。
『ベッジ・パードン』は本当に楽しかった。こちらの感想は次の記事で。
機内アナウンスでは小雨で気温20度とのことだった6月17日。
雨は上がってて無事に日比谷に到着しましたが、神戸よりも蒸す感じの一日で途中は雨も。
なんとなくですが、今年の東京は大阪よりも湿度が高い感じがします。
そんな中、井上ひさしさんの作品『雨』を観ました。
○『雨』 公式HP
【観劇日】6月17日 1階10列上手、新国立劇場中劇場
【作】井上ひさし 【演出】栗山民也
【出演】市川亀治郎(徳)、永作博美(おたか)、梅沢昌代(花虫)、たかお鷹(親孝行屋/藩士)、
花王おさむ(おかね/白石屋)、山本龍二(腕香者/住吉大明神宮司)、山西惇(釜六)、
植本潤(花売/紅屋の番頭金七)、他
3時間半。長かったー。
途中、ちょっと眠いところもあった(汗)けど、完成度の高い舞台でした。
山形が舞台の作品で、井上さんのこだわりもあって本格的な東北弁での台詞が多く、
わからない時も。でも、リズム感が耳に心地よかった。方言ていいですね。
歌や踊りも結構あって、予想してなかったのでびっくり。
亀ちゃん、永作さん、皆さんの演技がとても素晴らしく、見応えありました。
栗山さんの演出はきれいやなあ。
ラストで近くのおじさまが思わず「なるほど」とつぶやいてはりましたが、
気持ちわかります。
トップの写真は山形の紅花です。中劇場のロビーに飾ってありました。
観るまでわかってなかったんですが、東北が舞台ということで、いろいろと考えてしまった。
ふるさとを大切にしていらした井上さん。今をどう思ってらっしゃるでしょうか。
○ミュージカル『風を結んで』
【観劇日】6月18日 シアタークリエ、6月30日(大千秋楽) シアターBRAVA!
【演出・振付】謝 珠栄 【脚本】大谷美智浩 【音楽】甲斐正人
【出演】中川晃教(片山平吾)、藤岡正明(田島群兵衛)、小西遼生(加納弥助)、菊池美香(静江)、
山崎銀之丞(捨吉)、大澄賢也(橘右近)、大和悠河(大林由紀子)、他
観るまでは和物ミュージカルってどうなだろう?と心配してたんですが、
よかったです。笑って、泣いた。 生きるということがテーマ。
あっきーのミュージカルは久々だったので、どきどきしながらも嬉しかった。
台詞に力が入り過ぎているところもあったけど(特に前半ね)、歌はよかったよ。
やっぱり、あっきーの歌声は好きだなあ。
若手の俳優さん達が皆さんとても頑張っていて、
山崎さんがびしっと締めるところは締めてくれている、
息のあった舞台でした。
前日の山形に引き続き、この舞台では会津藩のお話がでてきます。
チャリティ公演になっていて、収益金の一部が東日本大震災に寄付されるそうです。
あっきーがカテコでそういう思いも伝えてくれた。
大楽では最後に全員で『風を結んで』を大合唱。
最後の最後まで楽しかった!本当にお疲れさまでした。
○コクーン歌舞伎『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』
【観劇日】6月18日 1階桟敷席下手、シアターコクーン
【作】鶴屋南北 【演出・美術】串田和美
【出演】中村橋之助(薩摩源五兵衛 実は不破数右衛門)、
尾上菊之助(芸者妲妃の小万 実は神谷召使お六)、
中村勘太郎(船頭笹野屋三五郎 実は徳右衛門倅千太郎)、
笹野高史(ますます坊主、徳右衛門同心了心)、他。
題名読めないよー!(笑)
途中、舞台も客席にも雨。笑いもあるけど哀しい物語。
ラストの演出とか、とてもきれいで完成度の高い舞台でした。
ただ、私の好みかと言うと・・・ちょっと。
でも、役者さん達は皆さんさすがというか、素晴らしかったです。
菊之助さん、きれいやわー。声も大好き。橋之助さん、勘太郎さんもよかった。
この後は銀座のワインバーへ。
リゾットがおいしかった
翌日の帰りは久々のJAL。鶴のマークが戻ってきました。
やっぱりこっちの方がいいな♪
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