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90ミニッツ☆1月20日 [舞台全般]

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もうすぐ1月も終わりですね。寒いですねー!
私の周りでも風邪やインフルエンザが流行っているようです。
お気を付けくださいね。

お誕生日記事と日付が前後してしまうのですが、
三谷さんの『90ミニッツ』を観てきました。
三谷幸喜生誕50周年記念大感謝祭」最後の作品になります。

『ろくでなし啄木』から始まって、『国民の映画』、『ベッジ・パードン』、
そして、今回の『90ミニッツ』の舞台4作全てと映画『
ステキな金縛り』を観ることができました。
(WOWOWのドラマはまだ観てないけど録画済み、小説は買ってません)

今回の作品は舞台『笑の大学』の西村さんと近藤さんによる新作の二人舞台。
『笑の大学』は生で観てみたかったので、作品は違うけど、楽しみにしていました。
90分1本勝負!さすがのお二人でした。


『90ミニッツ』 パルコ劇場公式HP

【観劇日】1月20日夜、21列下手、シアタードラマシティ
【作・演出】三谷幸喜 【 出演】西村雅彦、近藤芳正

舞台中央前方に天井から滴る一筋の水が印象的。
あとはいつも以上にシンプルな舞台。

交通事故にあって手術をしないと助からない息子、
でも、輸血には反対の父が近ちゃんで、その説得をする医師が西村さん。
テーマはかなり深いですね。

本当のところ、何が正しいのかなんて誰にもわからないわけで。
難しいなと。

学生の時に、私の友達が途中で新興宗教に入信してしまって。
高熱が出るような病だったにも係わらず病院に行かず、
ずっと自宅療養していて、かなり長引いていたことがありました。
当時の私からすると、なんで病院に行かないの?と思ってた。
今も同じことがあればそう思うと思います。

ただ、この舞台では近父の考え方にも「そうか!」
と思うところもあったりして。

今回は古来からの暮らしを守っている村の人という設定で、
究極のベジタリアン。肉とかの動物性たんぱく質は一切摂らない。
それを破ってしまうと生まれ変わることができない。

その村で生まれた時から暮らしている彼らはそう信じている。
そして、生まれ変わりを信じている彼らにとって、
現生での肉体の死よりも永遠の死の方が恐いのね。

輸血は誰の血かわからず、
肉を食べている人の血(一般的にはそうですね)だとすると、
肉を食べたのと同じことになるということのよう。
それなら、お父さんの血を輸血するのはOKではないか、
となるんですが、息子はO型で、父はA型。

断固として輸血に反対の近父。
でも、息子が死んでしまうという現実は親としてやっぱり辛い。
医師は医師で別の葛藤がある。

何度も何度もお互いの理論で説得が繰り返されます。
観ていて苛々もやもやするところ、共感するところがそれぞれにあって、
話が進むに連れて自分の受け止め方が変わったりもしました。

途中、携帯で舞台にはいない第三者(近ちゃんの妻)と話すシーンは、
眠くなったりしましたが、全体的に迫力のある舞台でした

最後は医師が決断するんだけど、とてもスッキリしていて、
その気持ちはよくわかったなあ。

三谷さん、お疲れさまでした。
昨年1年はいろいろと大変だったと思います。
これからも楽しみにしてますね。


☆☆☆
母の右膝の手術は無事に終わりました。
まだ痛みはあるようですが、元気そうでよかった。
リハビリが上手くいきますように。


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