SSブログ

2012年夏のロンドン⑨War horse [2012年夏ロンドン]

2012_aug_london (405).JPG

   photo on 16th Aug.(クリックすると大きくなります)      

今日はお彼岸でしたね。そろそろ涼しくなるでしょうか。
秋になろうかというのに今日も夏のロンドン旅日記のつづきです。

  【2012年夏のロンドン】(クリックするとそれぞれの記事に飛びます)
    
①日程表  ②ロンドン到着  Ghost the Musical 
    
④リージェンツ・パーク (The Regent's Park) ⑤グローブ座(じゃじゃ馬馴らし)
    ⑥Queen's Theatre  ⑦Sweeney Todd  ⑧スージーに会いに♪ 

スージーに会えてルンルン♪なこの日もマチソワです。
マチネは『War horse』。

マイケル・モーパーゴの小説「ウォーホース」を原作、
ニック・スタフォード脚色の舞台。
英国の農村地帯で暮らす少年アルバートとジョーイという馬との絆を描いた物語。
ロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターの演出家トム・モリスが、
母親の薦めによってこの小説を読んで感銘を受け、2007年に演劇として発表したそう。
その後、大人気となりBW進出。トニー賞6部門を受賞。
今はトロントやオーストラリア、ベルリンなどでもやってます。

映画『戦火の馬(War Horse)』の基になった舞台なので、
ストーリーをご存知の方も多いかもしれません。
私はアナザースカイ」で生田くんがロンドンに行った時に初めて知ったの。
春のロンドン行きの前で思わず見たい!と思ったけど、チケットが取れなくて。
映画の影響もあるかも?だけど、今だに人気なんですよねえ。
でも、今回は早めにチケットを予約したので、割といいお席で観れました。


MMGEzu000029022012_2_1_000zu.jpg 

今年の春公開のこの映画(↑)。

スピルバーグ監督がロンドンで『War Horse』の舞台を観て「この感動を世界に届けたい」と、
自ら監督を務めた作品。(もともと原作も読んでいたようです)
CGはほとんど使わずに、太陽や雲を待っての撮影だったそう。

   
スピルバーグ監督のインタビュー 

実は公開されている時はよくわかってなくて。
その時夏の旅行前に調べてみたらもう終わってた。(相変わらずトロイ[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、早速DVDになっているということで購入。(← 予習と言ってもこれを観ただけ)
映画では私の大好きなイングランドの風景が画面いっぱいに広がるので、
映画館で観たかったー、と思いました。
ロケ地のひとつが大好きな村、カッスル・クームなのも嬉しい。^^

ただ、映画の場合、少年と馬の物語だと思って気軽に観ていたら、
戦闘シーンがかなり激しい戦争ものだったので、その点はびっくりでした。
スピルバーグ監督が戦争反対気持ちを込めて敢えてそういうシーンも描いているとか。
原作は児童書なので映画ほど悲惨なシーンはないそうです。
なので、よくも悪くも映画のインパクトは強いのね。

映画自体はとてもよかったし、舞台もよかったんすが(どちらもお薦め)、
んー、でも、何の予備知識もなく舞台をそのまま観た方がよかったのかも、
と観終わった後で思いました。舞台→映画の方がよかった?(微妙)

ちなみに、原作は馬の視点で描かれているそうです。
ダーリンは映画を観る前にまず原作(児童書)を読んでて、めっちゃ感動したらしい。
私にも薦めてくれたんですが、すみません、まだ読んでません。読まなくちゃ!

戦火の馬

戦火の馬

  • 作者: マイケル モーパーゴ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: ハードカバー

 

それで、肝心の舞台のお話。

おもしろ
かった、というか、これはもう感動ものですね[ぴかぴか(新しい)]
役者さん達皆さんがそれぞれ素晴しいけど、とにもかくにも馬がスゴイ。
文楽の人形遣いさんのように3人で一頭の馬を操ります。
見た目は明らかに作り物なのに、でも、まるで生きているかのように感じる。
しかも、意思や感情までかあるかのように思えるの。

ストレートプレイは英語の苦手な私にはハードルが高いので、
さすがに今回は予習もしていきましたが、でも、言葉がわからなくても大丈夫な気がする。
この作品には言葉以上に伝わってくる何かがある。

馬もスゴイんですが、ガチョウがまた可愛い。人気者でした。
棒の先に付いているガチョウを操る人が少し離れたところにはっきりと存在しているわけですが、
あまりにもガチョウの動きが可愛いのでそっちに意識が集中してしまい、気にならない。

馬にしてもガチョウにしてもなんであんな動きができるのか。
本当に素晴しいです。

photo_7.jpg  
 
          from offisial web site    

もちろん、人間役の俳優さん達もよかったよー。
アルバート役の青年は私の思っていたイメージどおりでした。
ニコルズ大尉もよかったわ。 

今回の劇場はミュージカルの劇場よりも舞台、客席共に平面的に広く感じました。
始まると同時に生の歌があって、ミュージカルとはまた違うんだけど、
魂の叫びとか、そういうもの?(歌詞が聞き取れてないのでなんとも、、、ですが)
途中も何箇所か生の歌が歌われます。メインの歌い手さんはお一人。
ソロが多いですが、複数で合唱することもあれば、BGMのようだったりもします。
よくわかってないけど、ケルトっぽい音楽で雰囲気がありました。
歌が加わると(歌にもよるだろうけど)舞台のスケール感が広がる気がした。
舞台装置はあまりなく、シンプルなものでしたが、そこに奥行きが出る、みたいな。

2012_aug_london (406).JPG

開演前の舞台。

2012_aug_london (407).JPG

この日のキャスト表。"The horses"が上にあるのがいいですね。
この後のソワレ『ライオン・キング』だったので、アニマル~な一日でした。
そちらはまた次のお話で。つづく。

  16th Aug. 2012 Mmatinee "War horse" at New London Theatre offisial web site  
    PREMIUM STALLS Row G From 29 To 30  

 
 
Creative: 
  Based on a novel by Michael Morpurgo
  Adapted by Nick Stafford
  In association with Handspring Puppet Company
  Directed by Marianne Elliott and Tom Morris
  Designer/Drawings - Rae Smith
  Puppet Design and Fabrication - Basil Jones & Adrian Kohler
  Lighting Design by Paule Constable
 Director of Movement and Horse Choreography - Toby Sedgwick
 Puppetry Directors - Basil Jones & Adrian Kohler
 Video Design by Leo Warner and Mark Grimmer for Fifty-Nine Productions Ltd
 Music by Adrian Sutton
 Songmaker - John Tams
 Sound Designer - Christopher Shutt
 Puppetry Consultant - Mervyn Millar
 Associate Director - Alex Sims
 Associate Puppetry Director - Finn Caldwell
 Resident Director - Kathryn Ind
 Puppetry Associate - Toby Olie
 Movement & Horse Choreography Assistant - Robin Guive
 
 
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。