歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎☆5月18日 [舞台全般]
今月も歌舞伎座杮落公演に行ってきました。
五月の第三部は前から楽しみにしてたの。来月以降の予約はありません。
今回は同僚の方と。チケットもその方が手配してくれたのです。
ありがとうございます♪
どちらも初めて観る演目でしたが楽しかったー
『梶原平三誉石切』は人情物でわかりやすく、
ちょっぴりうるうるしつつも大団円な物語でおもしろかったです。
おもしろかったです。
吉右衛門さんは初めてでしたが、いいですねえ。
ぴったりの役柄で、迫力がありました。
六郎太夫への細やかな思いも伝わってきてよかったです。
それにしても幸四郎さんによく似てはりますね。
当然と言えば当然でしょうけど、顔立ちとか凄く似てはる。
でも、それぞれに味があって、いいですね。
囚人役の彌十郎さんが出てきはると客席はくすくす笑いで。
彌十郎さんがこのためだけの出演なんですね。^^
又五郎さんの俣野五郎景久もいばってはいるけども実は小心者で、
びびったりすねところがおかしくていいですね。
見た目もちょっと変わってて、それも含めて可愛い。
キャラクター者というか(歌舞伎的には名前があるんでしょうけど)、
こういう役どころはどのお芝居でも好きです。
幕間で紹介される緞帳のひとつ。ちょうど2階にいたので2階席から。
『京鹿子娘二人道成寺』は玉三郎さんと菊之助さん。
いや、もう、お二人共もめっちゃきれいで惚れ惚れ♪
菊之助さんはどこから見ても女性ですね。
玉三郎さんは着物の着付けひとつとっても細かいところまで計算し尽くされてる、
そんな気がしました。このお二人だからこその美しさ。
このために東京まで行った甲斐があったってもんです。
それくらい素晴らしかった
小坊主さん達もかわいくてよかったです。^^
関係ないけど、この日の昼間に、
会社で歌舞伎好きのn先輩(チケットを取ってくれた方とは別)と喋っていた時のこと。
n先輩「先週、娘二人道成寺観てきたよ。きれいやったわ」
(お着物で行かれていたらしい、これまた素晴らしい~)
私「今夜観るんですよ!道明寺は前から観たくて、楽しみです・・・」
n先輩「○ちゃん(私のこと)、それはお菓子♪道成寺よ(笑)」
ひゃー!な私でした。こんな私ですみません、ですわ
歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎 公式HP
【観劇日】5月18日第三部、1階花道横
以下、私の備忘録。松竹座のHPから抜粋です。
【第三部演目と配役】
一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
鶴ヶ岡八幡社頭の場
梶原平三景時 | 吉右衛門 |
梢 | 芝 雀 |
俣野五郎景久 | 又五郎 |
奴萬平 | 錦之助 |
山口十郎 | 歌 昇 |
川島八平 | 種之助 |
岡崎将監 | 米 吉 |
森村兵衛 | 隼 人 |
剣菱呑助 | 彌十郎 |
六郎太夫 | 歌 六 |
大庭三郎景親 | 菊五郎 |
二、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
道行より鐘入りまで
白拍子花子 | 玉三郎 |
白拍子花子 | 菊之助 |
所化 | 團 蔵 |
同 | 権十郎 |
同 | 宗之助 |
同 | 萬太郎 |
同 | 巳之助 |
同 | 尾上右近 |
同 | 米 吉 |
同 | 廣 松 |
同 | 隼 人 |
同 | 虎之介 |
【みどころ】
一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
◆情と智を兼ね備えた梶原景時を描いた時代物の名作
梶原平三景時は、大庭景親と俣野景久の兄弟が居並ぶ鶴ヶ岡八幡宮の社頭に参詣します。そこへ、青貝師の六郎太夫と娘の梢が重宝の刀を売りにやって来ます。大庭に刀の目利きを頼まれた梶原は、名刀であると鑑定しますが、これに納得できない俣野の意見で二人の人間を重ねて斬る「二つ胴」で斬れ味を試すことにします。あいにく斬られる囚人はただ一人で、娘のために、刀を売って金の工面をしたい六郎太夫は、口実を作って梢を家に帰らせると、その役を自ら買って出ます。試し斬りを請け負った梶原は、一気に刀を振り下ろしますが、真っ二つになったのは囚人だけで...。
名刀の奇瑞を描いた、義太夫狂言の名作をお楽しみください。
二、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
◆ふたりの花子が織りなす幻想的な舞踊
春爛漫の道成寺に花子と名乗る白拍子が現れますが、そこへもうひとりの花子が現れ、鐘を拝ませてほしいと頼みます。舞を奉納するならと希望をかなえた所化たちが見守る中、ふたりの花子は次々と艶やかに舞を披露します。やがてみるみる形相が変わり、鐘の中に飛び込む花子。実は花子は恋の恨みから熊野詣の僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊だったのです。
幻想的で華麗な舞踊をご覧ください。
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