NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGEND I『ロミオとジュリエット』☆8月23日 [舞台全般]
2014.08.23 Saitama →
気が付けば9月。もうすぐ中秋だよーー。(今年は早いですね、中秋)
ようやく秋の気配?な関西ですが、今日もまだ京都の北で豪雨があったりして、
もう雨はいいよ、、、な気持ちでいっぱい。被害がこれ以上大きくなりませんように。
さて、旅行記の最終日がまだですが、まずはその翌週に行った東京観劇遠征のお話から。
(8月後半の話です、汗)
"WarHorse"が日本にやってくるということでいきなり決めた東京行き。
日曜日の千秋楽を予約して、土曜日の昼間は横浜とか、たまには観光もいいな、
なんて最初は思ってたんですが、暑さにめげてしまって。(ヘタレ)
いきなり観劇予定を追加することに。
(飛行機をおともでマイルにしたので行きの時間変更はできなかったの)
思い立ったのがかなり間際で、何にするか迷ったんですが、
一度は行ってみたいと思っていた埼玉芸術劇場で蜷川さんのお芝居をやってる!
ということで急遽、チケットを取りました。 (取れてよかった)
いやー、しかし、埼玉は遠かった・・・
神戸から大阪の劇場に行くのより少し遠いくらい?と思っていた私は甘かった
ホテルに荷物を預ける余裕もなく、暑いしで、着いた時はほっとしましたよ。
NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGEND I『ロミオとジュリエット』 公式HP
【観劇日】8月23日マチネ、M列下手サブセンター、彩の国さいたま芸術劇場小ホール
(一幕 1時間25分/休憩15分/二幕 1時間35分)
【作】W.シェイクスピア 【翻訳】松岡和子 【演出】蜷川幸雄
【出演】菅田将暉(ロミオ)、月川悠貴(ジュリ エット)、矢野聖人(マキューシオ)、
若葉竜也(ベンヴォーリオ)、平埜生成 (ティボルト)、菊田大輔(パリス)、他
M列なので小ホールだと遠目かなと思ったら、確かに後ろではあったけど、
最前列がH列なのでかなり近かったです。てか、H列の方はすぐそこが舞台。
この前の三谷さんの舞台以上。めっちゃめちゃ近くてびっくり
こういう舞台なのですよ。※劇場の公式HPより引用
H列と舞台との境目は何もなし。
観客席がベローナの街というか、舞台の一部になっている感じ。
通路や2階も走り回るので臨場感はあります。
みんな若いね。翌日が千秋楽でしたが、疲れは全く感じなかった。
荒削りではあるけど、若さゆえの愚かさ、暴走、そして、純真が伝わってきた。
みんな頑張ってる、そんな印象。若手の皆さまの今後に期待です。
私的には菅田将暉さん、若葉竜也さんがよかった。
特に菅田ロミオ。ぴったりの役。バルコニーのシーンでのロミオが可愛いのー
月川さんは相変わらずおきれいでした。
ただ、今回はご自身でも仰っていたように年齢がちょっとね・・・
他の皆さんが若いだけに気になっちゃった。
ところで、小劇場にはおトイレがないのね。
大ホールのおトイレに行くように言われてびっくり。この日は大ホールは何もなかっけど、
いつも重ならないようにしてるのかな?
それにしてもラストが・・・
ロミジュリは他の演出でも何度か見ていますが、
最後の霊廟のシーンが今までになく長くて、でも、両家の和解のシーンはいい感じで、
思わず涙でしたが、
その後のラストがーーー
それまでの若者たちの戯れのシーンで1人虐げられている、
うつろな目で自転車に乗ってたりする痩せた青白い顔した若者がいて、
気になってはいたのね。ダーリンによると、その彼が、
終わりごろにふらりと現れて両家が和解しようとするのを客席からじっと見詰めていたらしく、
何かあるなと思っていたらしい。(私は気付いてなかった)
両家が和解している時に立ち上がった彼の手にはマシンガン。
一瞬で霊廟の全員を殲滅する。私は何が起こったかわからないくらい突然でした。
その後、彼は舞台をゆっくりと突っ切って消え、明かりが落ちて終幕・・・
えええーーーーーっ!蜷川さーん!!なんでーー
と叫びたい心境でした。
シリアやガザの紛争を重ね合わせている?とは思ったけど、でも、わからない。
ロミジュリの両家の争いに現代の国家や民族間の戦争をだぶらせる演出が多い、
といのは後から知りました。
そうだとしても、なぜあのラストなのか?
蜷川さんの意図というか、メッセージは私にはわからないままです。
(今もまだ)
他の方の感想で、「悔い改めても遅い。失われた命は戻らない。
一度始まった殺戮は必死に和解の道を探っていた人達をも巻き込んでいく・・・」
というのがあって、そうならないようにとの警鐘なのかな?とも思ったけど、
でも、和解の道を探る人達まで巻き込まなくても
あまりにも希望がなさ過ぎる・・・
まあ、おかけで(?)後からもいろいろと考えさせられたのは確か。
印象深い舞台になりましたよ。よくも悪くも。
それが蜷川さんのメッセージなのかな・・・?
考えるということが。
劇場に着いた頃は曇っていましたが、終わった時には外は晴れやか。
悶々として気持ちとは裏腹に気持ちのよいお天気でした。暑かった。
この後、ホテル(渋谷)にチェックインして荷物を置いてからお夕食に行くつもりが、
どう考えても間に合いそうにないので、そのまま門前仲町に移動。
みかわさんを予約していたのです。 間に合ってよかった。ふぅっ
海老はこの日も絶品。幸せ
夏用のつゆでした。
松茸は香りはよかったんですが、天ぷらで食べるにはちょっと多過ぎたな。
今回はなんだか濃い感じで、ちょっと胃もたれしちゃった・・・(汗)
この後はようやくホテルにチェックインして、またお出かけです。
はあっ、忙しい1日でしたわ。つづく。
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