マイケル・ナイマン・バンドコンサート2006 ゲスト中川晃教☆6月10日 [舞台全般]
マイケル・ナイマン・バンドは正直言って、全く知りませんでした。
「ピアノ・レッスン」「英国式庭園殺人事件」「リバティーン」など数々の
映画音楽をされているそうですが、どの映画も観たことなくて。
あっきーが出演予定の「エレンディラ」(蜷川さんの音楽劇)の中で歌う曲を
マイケル・ナイマンが作曲されるというので初めて知った私なのです。
そのナイマンさんが率いるマイケル・ナイマン・バンドの来日公演で、
あっきーが劇中歌を披露する!というだけで思わず取ってしまったチケット。
ファンでもないのと思うと、なんだか申しわけない気持ちでいっぱいでした。
でもね、そんな心配は全く要らなかったの~!!とってもよかった♪
やっぱりね、いいものはイイ!ね。うんうん。(^O^)/
【公演日】2006年6月9日C列センター、シアターBRAVA
【出 演】マイケル・ナイマン(ビアノ)
ガブリエル・レスター、キャサリン・トンプソン(ヴァイオリン)、ニコラス・バール(ヴィオラ)、
アンソニー・ヒニガン(チェロ)、マーティン・エリオット(ベース)、
ディヴィッド・ローチ、サイモン・ハラム(ソプラノ・サックス/アルト・サックス)、
アンドリュー・フィンドン(バリトン・サックス/フルート/ピッコロ)、
ポール・ガーダム(フレンチ・ホルン)、スティーブン・シドウェル(トランペット)、
ナイジェル・バール(トロンボーン)、 中川晃教(歌)
【プログラム】プログラムA(6月9日東京公演と同じ)
~第1部~
映画「英国式庭園殺人事件」より "羊飼いにまかせとけ" "夜の女王" "光学理論の眼識"
映画「ZOO」より "交通事故-デルフト・ワルツ" "海老の観察" "時の流れ"
映画「コックと泥棒、その妻と愛人」より "メモリアル"
~第2部~
映画「ピアノ・レッスン」より "ビッグ・マイ・シークレット" "悲しみを希う心" "フリング"
映画「リバティーン」より "ミストレス" "マイ・ロード・オブ・プライド"
"サタイア・アゲンスト・リーズン"
映画「メイキング・ア・スプラッシュ」より "ウォーターダンス"
舞台「エレンディラ」より "ウリセス・ソング"(世界初演)作詞:坂手洋二
最初の曲”羊飼いにまかせとけ"が始まった瞬間、
あれ?私ってこれ好きかも~となんだかドキドキ。
スピーカーもあったんだけど、私達は前から3列めだったので、
どの楽器も生の音がダイレクトに響いてきてとってもよかったです。
特に、ナイマンさんのピアノ。力強い!
めっちゃ強いタッチで、しかも、微動だにしない正確なリズム。
プロだから当たり前!と言われればそうなんだけど、
ともかくピアノの音に魅了されてしまった第1部でした。
ナイマンさんの衣装がまたお洒落でね。
どの方も皆さん黒でビシッと決めてはるのですが、
ナイマンさんの上着の裏地は鮮やかな青緑系。
それが動くたびにらちら見える。その上着の袖で
無造作に額の汗とか拭いちゃう、そんな方でした。
靴下が赤と白と黒の縦ストライプで可愛いしね。
開演直前と第2部直前まで係りの方がピアノの調律をされてて、
そんなところにもこだわりが感じられました。
そして、ワクワクしながら始まった第2部。
先程の力強いリズムとはまた違ってしなやかなピアノだったり、
1部とはまた違っててこちらもよかったです。
ベースの規則正しいリズムが心地よかったり、
弦楽器やサックスはもともと大好きなんですが、
サックスがとってもよかった。トランペットもね。
その中でも”ウォーターダンス”がめっちゃ心地よくて、
実際の映画がどんな風なのかはわかっていないのですが、
本当に水の中で軽やかにダンスしている感じでした。
美しい旋律に溢れた水の中での軽やかで優雅なダンス。
とっても楽しくて、気持ちよくて、ふと気が付くと、
じわっと涙ぐんでいました。悲しいとかじゃないのね。
なんだろう。わからないけど、心が洗われた感じかな。
そんな感じでぼーっとしていたので、
下手からあっきーが登場してくるところを見逃してしまった!
いきなり目の前にいたからびっくりしちゃった。
そして、始まった”ウリセス・ソング”♪
ホール全体をあっきーの高い声が包み込む。
切なくて、苦しくて、でも、それだけじゃない・・・
何か。
原作を読んでいないのでわからないけど、ウリセスは死んじゃうの?
そんなことを思いながら、聴いていました。
リハーサルの時、どう歌えばいいか心配するあっきーに、
ナイマンさんは「大丈夫。自由にやってくれれば僕たちが後からついていくよ。
アッキーはアーティストなんだから自分の世界を表現して。」と言ってくださったとか。
その言葉のとおり自由に歌えたね。魂の叫びが感じられました。
歌い終わって、静まり返っている客席を前に、ぱっと明るく微笑んだ笑顔。
忘れられません。緊張の糸がいきなりほどけた感じだったね。
途中、楽譜が落ちるかと心配したりしたけど、魂にぐっとくる歌でした。
ちなみに、あっきーも皆さんに合わせて黒系の服に青のベルト。
噂どおり、OUR HOUSEでのショート・ヘアはカツラなのね。
肩までのふわふわ髪で、この髪型は好きだなあ。
OUR HOUSEの本番前の慌しい中でのコンサートで、
疲れているかと思ったら、とても充実した顔をしていました。
ナイマンさんと握手したり、ともかく嬉しそうで、
見ているこちらまで、嬉しくなちっゃう。
3月のインストア・イベントの時に言ってくれたとおり、
大阪にも来てくれて、本当にありがとうね。
あっきーのおかげでまた素敵な音楽に出会えたよ。
ともかく、最初から最後まで、ご挨拶どころか言葉は一言も無し。
ただひたすら音楽を演奏し続ける。それもよかったわ。
マイケル・ナイマンの世界にどっぷりという感じの2時間でした。
オーケストラ編成だと迫力も深みももっと出るだろなとも思いましたが、
皆さん、とても仲よさそうで、ぴったりと息があってて、
音楽を楽しんでいる雰囲気が滲み出ている素敵なバンドでした。
最後はスタオベさせて頂きました。
実はね、私は”ウォーター・ダンス”が終わった時既に
立ち上がりそうになってたくらいなので。
ナイマンさん、あっきー、バンドの皆さま全員へ!
本当にありがとうございました。
終わってから、「メイキング・ア・スプラッシュ」のCDを
買おうと売り場に行ったら、それだけ売切れだそうで残念。(涙)
他のを買おうと思って見ていたら、いきなりナイマンさんが表れて、
「サインするよ~」って。えええっ~~!!!
いやー、びっくり、びっくり。売り場の方も驚かれてて、
「えっ!あの、その、ちょっとお待ちください」とあたふた。
そんなこともおかまいなしで、そこにあった椅子に座って、
サインペンを取り出しすナイマンさん。
思わずパンフレットにサインしてもらっちゃった。
わーい、嬉しい~、嬉しい~~♪♪
前の人がご自分の名前を入れてもらっていたので、
私も真似っこしてみました。お写真では消してあるとこに入ってます。
CDは「英国式庭園殺人事件」を購入。朝から聴いてます。
周りの方も気付き始めて、携帯で写真を撮る方も出てきましたが、
私はいきなり写真を撮るのは失礼な気がしちゃうので、
恥かしいくらいつたない英語でお写真撮っていいですか?と尋ねると、
黙って頷いてくれて、しかも、サインする手を止めて、
こちらを向いてくれました。あー、もう、大感激です。
そんなわけで、思わず楽しいコンサートとなりました。
あー、今日の東京公演も行けばよかったかなー、なんて、
ちょっと思ってしまいましたわ。
ちなみに、ダーリンは「ピアノ・レッスン」がよかったそう。
最初は行くのを嫌がってたのに、今朝はCDを検索してた。
うふふっ、嬉しいなあ。
ナイマンさん、また是非、日本に来てくださいね!
最後の最後までありがとうございました。
追記: 今夜は月がきれいですね。最初は朧月夜だったけど、
今はくっきりと見える。そんな月を見ながら昨夜のコンサートについて、
あれこれ話していた時のダーリンの言葉・・・
「ナイマンは音楽の中にストーリーを醸し出させるところが天才やな」
うん、そうだね。私もそう思う。ちなみに、ダーリンとしては、、
あのスピード感はオケより今回くらいの編成がいいんじゃないかと。
そういう考え方もあるのね。なるほど、確かにそうかも。
しかし、今夜も行けばよかった。東京だし、諦めたけど。
他の曲も聴いてみたかったなあ。CDもいいけどやっぱり生がよかったわ。
ウリセスももう一度聞いてみたかった。あっきーのメールによると、
昨日と今日ではマイクが違うらしいですね。マイクもいろいろあるんだ。
「NEUMANN」でも聴いてみたかったな。
さて、今夜はいかがでしたでしょうか?
こんにちわ。はじめまして。昨日のコンサートの感想が見たくて、
ブログ検索して、こちらにお邪魔しました。
実は、私も3列センターでした。もしかしたら、お近くだったかもしれませんね。
ほんとマイケルナイマンさんのコンサート、素敵でしたね。
私としては1部の「ZOO」の交通事故-デルフト・ワルツが良かったです。
私もベストを買って、ナイマンさんにCDにサインしてもらいました。
巨匠というイメージがありましたが、わりと気さくな方でしたねぇ。
あと、チェロの銀髪の方がキュートでした(笑)あの頭の振りとか、つまづいたりとか
ウリセス・ソングは‥‥、切なかったです。哀しげで、苦しげで。
今まで、あんなに近くで歌っているアッキーを観たことがなかったので、
こんなに歌の世界に没頭してしまって大丈夫なのか‥‥となんだか心配に。
エレンディラ、期待が膨らみました。はやく、日程が決定してほしいです~。
また、チョコチョコこちらにお邪魔するかもしれません。劇場でも、どこかで
すれ違うことがあるかもしれませんね。よろしくお願いします!
by てふてふ (2006-06-11 18:35)
かのんさん、10日は本当に楽しかったです、ありがとうございます(感涙)思えば昨年の大阪アッキーイベント前までアッキーファン友達がいなくて寂しかったけどかのんさん達と出会えて本当に良かった*^^*また遊んでくださいね!
アッキー本当に素敵で息がとまりそうになりました!!ナイマンさんにサインもらえたなんて素敵~♪ますますエレンディラの今後の予定が気になりますね。
久々にTBさせていただきました♪
by 桜子 (2006-06-12 19:27)
ほんと、素敵なコンサートでしたわ。
始まる前は、「理解できるかしら・・・」
と、すごく不安でしたし、居眠りも・・・
でも、あの独特の音楽観、良かったわぁ
私はバイオリンの方に、釘づけでした(笑)
そして、「ウリセリ・ソング」
アッキーの、全身から来る歌声。
それに合わせてかな如く、響くナイマン氏のピアノ。
バンドとの融合・・・
アッキーの歌だけを楽しみにしていたのが
恥ずかしい・・・
もう少し、「マイケル・ナイマン」を勉強して行けば
良かったと、ここでも反省・・です。
エレンディラまでには、しっかり予習しますわ。
by ぶるです (2006-06-13 21:41)
てふてふさん(はじめまして!)、桜子さん、ぶるさん、
コメントありがとうございます。So-netの調子が悪くて、
ご返信遅くなってて、ごめんなさい。
とても素敵なコンサートでしたね。楽しかった♪
取り急ぎ、まとめレスで、すみません。
今夜にでもお一人ずつ返信させて頂きますね。(^^)/
by kanon (2006-06-14 08:48)
サイドバーの観劇予定見てびっくり!
ナニナニ?!17日ミーマイガール見て、新感線見るの?!すごいパワフル・・・。あ、しかも地球ゴージャス見てくれるんだ!イェイ♪
私は先ほどダンスオブヴァンパイアのチケットゲット!今年はぼちぼち観劇できていて嬉しい!
by (2006-06-15 21:28)
★てふてふさん、はじめまして!
お越し頂いて、ありがとうございますー。
So-netがメインテナンスばかりで、
返信が大変遅くなりました。ごめんなさい。
お近くの席だったみたいですね。いい席でしたね。
ナイマンさんのサインも嬉しかったです。^^
アッキーを間近で観られるのは初めてなんですね!
没頭してしまいましたか。わかりますよ~。(^^)
エレンディラも楽しみですが、
今は目の前のOUR HOUSEが楽しみです。
どこかですれ違うかも?しれませんね。
よろしければ、また是非遊びに来てくださいね。
こちにこそ、よろしくお願いします。
★桜子さん、こちらこそ、ありがとうございました!
あっという間の一年でしたね。これからもよろしくお願いします。^^
感想を読んできましたよー。桜子さんらしくてステキ♪
TBもありがとうございます。私もTBさせてくださいね。
いよいよOUR HOUSEが始まりますね。大阪はまだ先ですが、
お会いできるのを楽しみにしています。また遊んでくださいね。
★ぶるさん、ほっんとよかったよね。
始まる前の心配なんて必要なかったです。
バイオリンのお姉さん達もよかったね。
なんか、かっこよくて、楽しそうで!!
久々のアッキーの生歌はやっぱりいいよね。
私もナイマン・バンドの予習はしてなくて。
(というか、CDの件、ごめんね~)
まずはOUR HOUSE!楽しみですね。
また遊んでくださいねー。^^
★Periちゃん、nice!ありがとう♪
メインテナンスばかりのSo-netなのに遊びに来てくれて、
嬉しい~。なかなかコメントできなくて、ごめんね。
うふふっ、凄いでしょ?自分でもちょっと心配。^^;
東京に行くついでにマクベスを観る予定でしたが、
ミーマイもダーリンにも観てもらいたくて薦めているうちに、
両方共観ることになっちゃった。頑張りまっす!
いいなー、ダンスオブヴァンパイア♪おめでとう。^^
by kanon (2006-06-16 00:34)