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壽初春大歌舞伎 昼の部☆1月14日 [舞台全般]

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お知り合いの方に誘われて観てきました。久々の松竹座。
昨年観た歌舞伎はコクーン歌舞伎、その前が一昨年の蜷川歌舞伎だから、
オーソドックスな歌舞伎自体が本当に久々です。

 
【観劇日】1月14日昼の部 三等席、大阪松竹座 

【演目/配役】
 一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)
    土屋主税  翫 雀
    大高源吾  染五郎
    晋其角    橘三郎
    落合其月  薪 車
    侍女お園  扇 雀

 二、男の花道(おとこのはなみち)
       加賀屋歌右衛門  藤十郎
    万八女将お時   秀太郎
    加賀屋歌之助   染五郎
    加賀屋歌五郎   錦 吾
    田辺妻富枝     吉 弥
    加賀屋東蔵     竹三郎
    田辺嘉右衛門   翫 雀
    土生玄碩        幸四郎

やはり三等席は遠いですね。花道もよく見えず、残念でした。
そのせいもあってだと思いますが、
途中、ちょっと眠くなったりすることもしばしば[あせあせ(飛び散る汗)]
ではあったんですが、思わず笑ってしまう場面があったり、
気が付くと目に涙が、なんてこともあったりして、自分でもちょっとびっくり。
やはり役者さん達が皆さん上手なんですね。
それで引き込まれる、というのはあったと思います。

『玩辞楼十二曲の内』は赤穂浪士の討ち入りに関連するお話。
私は知らなかったんですが、土屋主税という人は吉良家のお隣に住んでいた方で、
赤穂浪士に力を貸したことで知られる有名な方なんだそう。
討ち入りの際に吉良家との壁づたいに提灯を掲げて吉良家の廷内を照らしたとか。
その場面も出てきました。

この演目では翫雀さんがよかったなあ。
扇雀さんも好きなんですが、翫雀さんと扇雀さんて似てるなあと思っていたら、
ご兄弟なんですね。(歌舞伎のことはよくわかっておらず[あせあせ(飛び散る汗)]
お父さまが藤十郎さんで、お母さまが扇千影さん。
いやー、似てはりますねえ。思わず、納得。

久々の染さん。楽しみにしてました。
ちょっと物足りないところもあったんですが、いい役でした。
染さんの声が好きなんですよねえ。^^

『男の花道』は男同士の友情のお話。男同士とはいえ、
藤十郎さんは加賀屋歌右衛門という歌舞伎役者の女形で女装。
(この当時の女形の方は普段も女形の姿でいらしたらしい)
不思議な取り合わせです。

他の歌舞伎の多くもそうなのかも?しれませんが、
この演目は暗転の時間がいつも観ている舞台と比べるとかなり長い。
今回はイヤホンガイドを借りていたので、
暗転の時は解説を聞くようにしていたからまだよかったのですが、
なんだか気になりました。セットが大掛かりだから仕方ないのかなあ。
(こういう時間にふと眠くなってしまうのです[あせあせ(飛び散る汗)]暗いしー)

染パパの幸四郎さんを舞台で観るのは初めて。
目が鋭く、迫力がありますね。無骨な土生玄碩にぴったりでした。

そして、こちらもたぶん初めての藤十郎さん。とてもよかったです。
劇中劇での『櫓のお七』の場面とか、思わず見入ってしまいました。

舞台を務めていたら親の死にめにも会えないされる役者。
そんな役者魂を持つ歌右衛門に
『櫓のお七』の途中で玄碩からの手紙が届く。
今すぐに玄碩のもとに駆けつけないと玄碩は切腹させられてしまう。
意を決して玄碩のもとに駆けつけようとする歌右衛門がするお詫びの口上。
この場面では役者さん達が客席の中にも配置され、お客さん役をします。
客席がまるで『櫓のお七』の客席になったようで、楽しかったです。 

歌舞伎にはまだまだ苦手意識があるんですが、わからないことも多いし、
でも、好きな役者さん達が少しずつ増えてきているので、その点は楽しみ。
それと、昨年観て苦手だとここにも書いた文楽ですが、
『櫓のお七』の場面は最初文楽仕立てになっていて(お七が人形という設定)、
文楽を観ていたおかげでわかることもあって、おもしろかった。
そんな風に今まで観たものや体験したものが繋がっていくのは楽しい。
今年は歌舞伎を観る機会を増やしていければと思います。

そんなわけで、来月も歌舞伎を観ますよー!
亀ちゃんと染めさんの二月花形歌舞伎。
もともとこちらが前から予定していたものなので楽しみ[ぴかぴか(新しい)]


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