SSブログ

モーツァルト!☆6月12日夜、中川晃教 [モーツァルト!]

日曜日のチケットはFCではなく、始まってからお試しで買ってみたB席。
3階席(しかも私達は最後列!)なのですが4千円なのが嬉しい。
間近ではたっぷり観たし、今回は音を楽しむために行ってきました。

この日の神戸は朝からどんよりとした曇り空・・・
でも、大阪に着く頃にはすっかり青空が出てました。わーい!

なんだか不思議に嬉しい予感がしたの!本当ですよ~♪
ダーリンに「今夜はいいことありそうな予感」と思わず言ってました。
そして、その予感は大当たりでした!\(^0^)/

※ネタバレや感想を含みますので、今から観られる方はご注意くださいね。

観劇日: 6月12日夜 3階最後列センター近く
出演 :ヴォルフガング・モーツァルト(中川晃教)、アマデ(高橋愛子)・・・

日曜日のソワレのことを言葉にしようと思うと、やっぱり難しい。
帰ってきた時に書いたそのままが一番素直な気持ちです。
でも、せっかくなので今の気持ちを言葉にして残しておきたいと思います。

梅田芸術劇場メインホールの3階席は初めて。
「SHIROH」の時に2階席では観ましたが(新感線は2階席も好き!)、
さすがに3階席となるとかなり遠いです。しかも、最後列。

でも、既に間近でも観ているので、その点ではあまり気になりませんでした。
オペラグラスも少し使いはしましたが、でも、今日の基本は音楽♪ということで、
なるべく全体を観ることと、音の広がりを楽しむことに集中してきました。

そして、音に関して言えば、3階席センターはお奨めです。
天井一杯に広がる音に観客席が優しく包まれる感じがします。
最初、ちょっと天井に反響してる?感じもしましたが、ほとんど気になりませんでした。
オケの音の広がり、アンサンブルの凄さは3階センターが一番かもしれません。
(まだ2階を試してないので、またその時に比べてみますね)

また、舞台全体を上から見下ろすことができるので、いろいろな発見がありました。
例えば、舞台の床や、上手に出てくる階段付きの台の上には譜面が描かれています。
このことは、この日までわかっていませんでした。(^_^;)

ピアノを弾いているシーンでは音に合わせて弾いている様子とか、
ラストのピアノの上でレクイエムを作曲しているシーンでは、
一行、一行、本当に譜面を描いている様子が上からだとよくわかります。

それと、舞台全体を1枚の絵のような感じで捉えることができるので、
アンサンブルの方達が大勢で華麗な衣装で出て来られる時など、
全体の色調の華やかさや、それぞれの皆さんの動きを見るのも楽しいです。

さて、この日のM!ですが、本当に素晴らしかった!

まずアンサンブルの皆さんの輝きが増してました。
その皆さんと伸びやかに歌う、あっきーヴォルフガング・・・
一幕めから、私のテンションは上がりっぱなしでした。

もちろん、3階席だからこその音のよさもありますが、
でも、それだけではなく、前夜に感じたあっきーヴォルフガングへの思い。
私の中のほんの少しのこだわりが、この日は伝わってきた。

いっちゃんは3階席からでもわかるくらいの存在感があって、
私はこの日もまた市村パパの歌で胸が詰まりました。
いっちゃんと対峙するシーンでは、あっきーの迫力も増す気がします。

シカネーダの吉野さんも絶好調!という感じで、
彼といるヴォルフガングはいつも楽しそうで私は嬉しくなる。

由美子ちゃんの愛らしいナンネールも健在です。

久世さんはすっかり復調されたようで、安心して聴けました。
そして、西田さんは日に日によくなっている気がします。
私の中で勝手に想像していた松コンスタンツェとは違うコンスタンツェ。
(松さんは別のお芝居ですが、何度か観ているので勝手に・・・)
当たり前と言えば当たり前のことですね。
あっきーヴォルフガングと井上ヴォルフガングが全く違うように、
彼女には彼女のコンスタンツェがある。それが少しずつ見えてきた。
西田さんがよくなれば、彼女と歌うあっきーも更によくなる。
一人芝居ではないので、やはり歌う相手によって、
それぞれの素晴らしさがより引き出される気がします。

この日は、この1週間で私が観た4回の中で、
皆さん全員が最高のパフォーマンスだったんではないでしょうか。

そして、この日は観客の皆さんも今までで最高だったと思います。
もちろん、役者の皆さんやオケの皆さんが素晴らしかったからこそなのですが、
でも、それだけじゃない何か・・・

皆さんの歌や演技に観ている私達が素直に反応することが、
舞台の上の皆さんにも伝わった気がするのは私だけでしょうか。
そんな空間を共有できた皆さまに、感謝です。(^-^)

2幕に入り、あっきーの歌声もますます冴えてきた感じで、
山口さんのこれでもか~というくらい気合の入ったソロは感動ものでした。
そして、凄まじいアンサンブル・・・
ラストの「影を逃れて」は圧巻!

会場全体に降り注ぐようなアンサンブルの中、
伸びやかに真っ直ぐに、あっきーの歌が舞い降りてきた。
鳥肌が立つというのはああいうことなのでしょうか。

モーツァルト!では初めて、カテコで涙ぐんでしまいました。
皆さんに感謝の気持ちがいっぱいで、ぶらぼー♪の気持ちが伝えたくて、
思わず、立ち上がっていました。

拍手も大きくて鳴りやまず、ぶらっぼ~♪などの掛け声も多くて、
いつもなら2回めの全員でのカテコのすぐ後にはオケの演奏が始まるのですが、
西野さんが舞台の様子を伺いながら(会場の様子を伺いながら?)、
じっと待っている様子が見えて、今夜はもう一度カテコがあるかもしれないと思った時、
幕が上がりました。3階席もほとんど立っていました。

そして、演奏の後は、最後にアマデとあっきーでのカテコ。
土曜日よりもずっとずっと多い投げキッス♪
「ありがとうございました!」という声が嬉しそうだった。

こちらこそ、本当にありがとう。
こんなに感動するなんて、自分でもびっくりだよ。
次回も楽しみにしています。


  こんなにも長い感想を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 
  自分でもちょっと入り込み過ぎの感想かもしれないと思いますが、
  でも、「SHIROH」であっきーに会えて、そのおかげで「モーツァルト!」に会えた、
  そのことに感謝しています。そんな感激冷めやらない私を許してくださいな。


nice!(2)  コメント(9)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アート

nice! 2

コメント 9

そら

kanonさん こんにちわ。
「M!」満喫しているみたいですね♪
劇場にもよりますが私は2階席好きですよ。(私は東京ですけど・・)
特にミュージカルはダンスシーンがある場合も多く、全体の雰囲気も
把握できるし、音の広がりも感じられると思っています。
「SHIROH」もそうですけど新感線の舞台は照明の使い方が劇場全体で
構成されているように思うので私も2階席お気に入りです(^^)v
新しい発見が出来てよかったですね♪
by そら (2005-06-14 19:44) 

sanjo

kanonさん、はじめまして。
sanjoと申します。
私も12日ソワレのM!を観て未だ感動覚めやらずの一員です(笑)
その日は6日、10日に続き3回目のアッキーヴォルフ。
プリンシパルからアンサンブルまで千秋楽公演かのような
気合の入った舞台でしたよね。
特にアッキーのヴォルフガングが憑依したかのようなあの演技と
胸に響く歌声には震えが止まりませんでした。
kanonさんのおっしゃるように、私も一幕の「赤いコート」から「今日のあっきー
イイ!」と思っていて、その予感が的中!
カテコもいつも以上の客席の盛り上がりでしたよね~。
2日経った今でもあの感動と興奮が忘れられず、同じような感動を味わった方
がいないかと色々検索していたところ、こちらのblogにたどり着きました。
というわけで、ご挨拶が遅れましたが、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m
アッキーヴォルフを初めて見たのは2002年初演の時。
元々ミュージカル好きだった為、エリザでお馴染みだった芳雄くんの
チケットしか抑えておらず、アッキーはノーマークでした。
そしてたまたま大阪の楽公演ということで見たアッキーにはまってしまい
その後帝劇のチケットを増やし、初演のアッキー楽にも行ってきました。
初めて見た大阪の楽ではアッキーが一幕ラストの「影を逃れて」で
鼻血を出すというアクシデントがありましたが、アッキーはなんとそれを
逆手にとって、血のついた手を凄まじい形相で凝視するなどしていました。
あの歌を口の中まで血だらけの状態で熱唱しているんです。
想像してください。それはあまりに壮絶な姿!!!
まるで演出の一部であるかのようにその場面を更に盛り上げていました。
その頃未だ初舞台を踏んで2ヶ月も経っていない10代の少年が、自然と
そんなことをやってのけたのです。
見ているこちら側も、全身全霊をかけて演じているそのアッキーのヴォルフに
鳥肌が立ち、幕間はしばらく動けなかったほどでした。
終演後も一週間は社会復帰できなかったです。これ、マジです(笑)
というわけで初演の感動も呼び起こすような素晴らしい舞台を12日ソワレで
体験し、どうにかもっとチケットを増やそうと思っております。
とりあえずあと3回はアッキーヴォルフを見る予定です。
ちなみに初演でアッキーにはまった後、大阪のライブもPL、キャンディード
SHIROHも観て来ました。
でもやっぱりアッキーの分身のようなヴォルフに一番魅力を感じます。
またよろしければこちらに感想など書かせてくださいね。
by sanjo (2005-06-14 22:35) 

ぶるです

こんばんわ。
12日はすごかったんですね!
kanonさんの、文章から想像すると、鳥肌がずーと続いていて
「未だ、なおりゃしないって!」なかんじかな(笑)
客席が、お芝居と一体化してたんですね!

「sanjoさん」はじめましてです。
初演のそんな凄まじい、ブォルフガングに匹敵するなんて!
12日に観劇された方は、本当ラッキーですね。
私は、SHIROHで、アッキーに一撃をくらいファンになった
まったくのビギナーです。
これからも、色々なアッキーを教えてくださいね!
by ぶるです (2005-06-14 23:35) 

sue

こんばんわ。
kanonさんの感想を見たら、
未だ余韻から抜けきれない12日の感動がまた
よみがえってきちゃいます。
12日だけでなく、モーツァルト!への
感激さめやらない人、きっとたくさんいらっしゃるはず。
私もその一人かな。
今日のソワレはどうだったんでしょう~?
私もTBさせていただきますね。
by sue (2005-06-15 00:06) 

kanon

★そらさん、はい、大満喫しています。(^^)/
いろんな席で楽しんでいます。ありがとうございます。

>特にミュージカルはダンスシーンがある場合も多く、全体の雰囲気も
>把握できるし、音の広がりも感じられると思っています。

うんうん、そうですよね。ホールが大き過ぎる場合は別にして、
2階席センター前方って大好きです。特に新感線!
全く同感です。音だけでなく照明も2階の方が楽しめる気がします。
前回の「SHIROH」(大阪、同じ梅芸)でも、チケ売り場の方が
「新感線は2階センターがいいという方が多くて・・・」とおっしゃってました。

★sanjoさん、はじめまして!
お越し頂いて、ありがとうございます♪
12日の感動を共有できたこと、めっちゃ嬉しいです。\(^^)/
初演のお話まで聞かせてくださって大感激です。
こんな時間なので、感想のへのコメントは
明日にでもゆっくりさせて頂きますね。
これからも、どしどし感想をお願いします。
まずは、ご挨拶とお礼まで!

★ぶるさん、普通の生活に戻るのに苦労しています。(^_^;)
頭ではなく、胸の奥でずっと音が鳴り響いています。

>客席が、お芝居と一体化してたんですね!

うん、そんな感じを受けました。
一緒に観ていたダーリンもそう思っていたみたいです。

★sueさん、余韻からなかなか抜けられないですよね。
幸せでもあり、苦しくもあり、 ←仕事やらなくちゃモードの時(^^;)
なんか凄い状態です。

火曜日のソワレは今日少し書くと思いますが、
あっきーは絶好調だと思います。ただね、
平日ソワレは空席が目立つので、
それが熱演されている皆さんに申しわけなくて・・・
でも、そんな中のカテコなのにいい雰囲気でした。
TBありがとうございます。^^
by kanon (2005-06-15 02:46) 

いい音楽はいい!
by (2005-06-15 17:11) 

keroyon

全文読ませて頂きました。
kanonさん、大満喫ですね!
楽しそう、いいな~♪(* ̄▽ ̄*)
by keroyon (2005-06-15 19:52) 

kanon

sanjoさん、ふたたび、こんばんは!

>その日は6日、10日に続き3回目のアッキーヴォルフ。

私は、6日(同じですね!)、11日に続き、
やはり3回めのあっきーヴォルフガングでした。
皆さん、気合が入ってましたよね。(^0^)

初演の時のお話、ありがとうございます。
鼻血ですか・・・凄まじい興奮だったのでしょうか。
私の想像の域を超えています。

でも、12日はその時の感動を呼び起こすくらいだってなんて、
そんな日にご一緒できて、とっても光栄です。

>終演後も一週間は社会復帰できなかったです。これ、マジです(笑)

きゃー!今週の私もかなりそれに近いです。(^^;)

私は後何回観るのかなあ?ちょっと自分でも恐いです。
またどこかでご一緒できそうですね!
是非是非、ご感想よろしくお願いします。

>でもやっぱりアッキーの分身のようなヴォルフに一番魅力を感じます。

「分身のような」という表現、確かにそうかもしれません。
始まる前はこんなにハマるとは自分でも思ってなかった。
ますます楽しみです。(^-^)
by kanon (2005-06-16 02:28) 

kanon

★天鳥船さん、nice!ありがとうございます~♪

★ふじかわさん、音楽の魅力は尽きません。
どんどん惹き込まれていきます。^^

★けろよんさん!
きゃー、読んで頂いたなんて、感激です。
まさか、M!関連の記事全部?
ちょっと壊れかけています。でも、楽しい!
ありがとうございます~♪
by kanon (2005-06-16 02:32) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。