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ロック★オペラ トミー☆東京公演① [TOMMY]

TOMMYの感想をどこから書こうか迷いましたが、
今更初見の気持ちになって書くのはかなり難しいので、
東京公演を一気にまとめて書きますね。

今回は観た回数の割にはよく憶えてなくて。
音を楽しむのに夢中になってるからかなあ?
そう言いながら、おそらくネタバレもありますので、
これから見られる方はご注意ください。
あと、かなり厳しかったり、言いたい放題だと思います。
楽しかった東京楽の後に書かなくてもいいのに、
と思うようなことも書くと思いますので・・・
そういうのがお嫌な方は読まないでね。
迷ったけど書いておきたいの。大阪に向けて。
大好きだから。

そんなわけでいきましょうかー!

☆2007.03.20 Evening(2階上手)b
★03.21matinee(1階A列センター)g/★Evening(1階J列センター)b
★03.25 matinee(1階C列センター)b
☆03.30 matinee(GC階)g/☆Evening(1階D列下手)b
★03.31 matinee(2階B列)b   
トミー(少年時代) - 塩野魁土(b) 宮治舞(g)、★はダーリンと一緒に観た回

musician
岡崎司(g)、高井寿(g)、前田JIMMY久史(b)、
岡部亘(d)、松田信男(k)、松崎雄一(k)

cast  
中川晃教(トミー、ナレーター)、高岡早紀(ウォーカー夫人)、パク・トンハ(ウォーカー大尉)、
右近健一(アーニー伯父さん)、村木よし子(ナース、シスター、専門医の助手)、
斉藤レイ(専門医の助手、サリーの母)、山崎ちか(ジプシーNo.2、ピンボールクィーン)、
ソムン・タク(アシッドクィーン)、
ROLLY(いとこのケヴィン、教祖、ピンボールキング、スーパーピンボールマシンマン)、その他

staff
作:ビート・タウンゼント、デス・マカナフ、音楽:THE WHO、演出:いのうえひでのり

久々の日生劇場。最初に2階席から観たのはよかったわ。
いつもほど新感線色が強くないとはいえ、それでもやっぱり新感線。
2階から観る方が照明がきれい。上からでないとわからないものもある。
今回は特にね。 → TOMMY☆1階席はピンボール・マシーン♪

ただ、千秋楽は1階席がよかったなあ。
チケットの手配が遅かったから仕方ないけどね。
盛り上がり方が違ってましたよね。^^

さて、my初日は平日の夜。空席が多くてびっくり。
私が観始めてからの新感線でこんなに空席があるのは初めて。

もともと、なんで日生劇場?と思ってたのね。
ハコとしてはまだ大阪のドラマシティの方が合ってる。
いっそのこと、ライブハウスでやればよかったのに。
そう思ってた。もうね、2階席はガラ空きでしたよ。(涙)
でも、近くにノリのよい方が多くて楽しかった。
後ろに誰もいないから、私も気兼ねなく楽しめたわ。

始まる前はいろいろ不安があってどきどきしてた。
舞台そのものへの不安もだけど、客席のノリが気になって。
変な奴でしょ~。(笑)でも、今回はそうなのよ。
そういう意味で、スンナリ楽しめて、いい席でした。
思いっきり楽しんでらした皆さまに感謝。

舞台そのものは・・・うーん、微妙。
賛否両論あるだろうな。正直、そう思いました。
自分でも気になるところがたくさんあったしね。
まだ観てないダーリンにもあれこれ文句言ってた。
(私の感想が聞きたいというので)
そのくせ、「んー、でも、明日が楽しみなの~」
と嬉しそうに話してた。それが素直な感想。

だって、TOMMYの曲は好きなんだもん。
それを生で聴けるって、それだけでも嬉しいよね。
ただ、思っていたよりバンドの音が大人しくて。

煩いくらい、がんがんのROCKでいくっていってやん!
いのうえさん~。どうにかしてくださいよー。

そんな思いで観ていました。最初の2日間。
初日は2階席だからかな?とも思ったけど、
翌日の1階席でもやっぱり大人しくて。新感線なのに!
どうも前の週より抑えめになってたみたい??

私はTHE WHOのファンというわけではなく、
TOMMYのアルバムを聴いたのも今年になってから。
それで迎えた初日だったけど、1幕が始まる直前の曲が
♪ヘヴィー・デューティ♪ではなくて♪Can't Explain♪で、
ただもうそれだけでわくわくした。

そして始まりのオーバーチュア。泣きそうになったのよ~。
やっぱり生の演奏っていいわっ!素人の私にそう思わせた。
そのバンドの音を抑えるなんて、もったいない。

思わず、翌日のアンケートに書いちゃいましたよ。
大人しすぎるって。更に、高橋さん(名指しですかい!)、
ピンボールの数を3倍にして!という我侭なお願いまで。
すっ、すみません。(汗)

だって、いろんな席に座ったのによくわからなかっんだもん。
一幕ラストの会場がピンボールマシンになりますっていうの。
全然迫力ないの。ダーリンもボールが3倍は要るっ!て。
二人して、高橋さんの手作りでいいから~!と勝手なことを
叫んでました。※高橋さんは新感線の小道具係さん

ボールの数が増えたのか、投げる角度が変わったのか、
東京楽では2階席からボールが飛ぶ様子がよくわかりました。
(ちなみに初日とほぼ同じ辺りの席)ちょっと満足。

でも、大阪はもっとド派手にお願いします!
なんたって、大阪の方達は派手好きですから。
少々のことじゃー、驚きませんよ~。

ダーリン曰く、ピンボールをはじく時に光らないと!とも。
客席にいろんな色の照明を当てると、それっぽく見える?
ちょっと眩しいかもしれませんが。ともかく派手に。

だって、一幕ラストはわーっと盛り上がりたいから。
舞台も客席もスタッフもみんなが一緒になりたいの。
スタンディングやノリに関しては賛否両論のようだけど、
この曲はいいよね。それぞれお好きなように。
立っても、立たなくても、気持ちは一緒に楽しもう。
いや、楽しまないと損!ですよ!!

実は大阪はあまり心配してなかったりしますが、
演出がしょぼいままだと・・・ちょっと不明。
わけもわからず終わってしまいそうで。(笑)

もちろん、楽しむのはこの歌だけじゃないけどね。
TOMMYは普通のミュージカルや舞台じゃない。
感じ方はいろいろだろうけど、まずはライブなのよ。

ストーリーもあるけど、それにこだわってると、
あっという間に終わっちゃう。私も含めて、
ロックのライブに慣れてない方も多いでしょうけど、
生の音に身を任せて、一緒に楽しみましょ~♪

なんか、いつの間にか、違う方向へ・・・(汗)
話を元に戻して。

ストーリーは謎だらけです。
トミーが三重苦になる原因とか、映画の方が私は入りやすい。
あと、映画とも共通してるけど、凄く宗教っぽいところとか、
全般的に欧米世界の色が濃くて、日本人には理解し難いと思う。
本当はもっともっと考えるべきなのかもしれない。
(なんだかんだとふと考えたりもしてるし)
でも、まずは楽曲ありきだから。舞台よりも映画よりも、
「TOMMY」というアルバムが最初にあった。
そこから感じ取れるものがあれば、それでいいんじゃないか、
私はそんな風に思っています。

さて、一幕の始まり。演奏と演技だけの時間が結構長い。
その後のクリスマスのシーンとも相まって、漠然と「くるみ割り人形」を
思い出しました。バレエのね。最初のパントマイム。
クリスマスの集い。バレエ・ダンサーの動きってきれいですよね。
それと比べちゃいけないんだろうけど、踊りは全体的にキレがない。
ウォーカー夫妻の初夜のシーンで、両脇から出てくるペアとか。
パレエっぽくしてるけど中途半端ですよね。リフトの仕方も??だし。
申しわけないけど、その後もアンサンブルさん達の印象が少なくて。
ソロの歌に個性があり過ぎるせいかもしれないけど、
もっとそれぞれが輝いてほしい。大阪では期待しています。

高岡さんもね、手がふわふわしてて、なんか落ち着かないというか。
メリハリがないんですよね。歌うとまだいいんだけど、仕草だけだと頼りない。
印象が薄いのね。トミーとぶつかり合うシーンも迫力がなくて。
でも、綺麗で雰囲気あるし、思っていたより歌えるし(すみません!)、
頑張って!て気持ちでいっぱいでした。ストーリーは気にしないとはいえ、
思いは伝わってこないと駄目だから。ママの葛藤が強ければ強いほど、
トミーにぶつける思いが激しいければ激しいほど、その後の解放感が大きい。

映画もそうだけどパパよりもママ。初日を観終わった後、そう思いました。
ママとトミーで鏡を打ち破るシーンにもっと激しさがほしい。

そのトミー。

あっきーのままだった。
まだトミーじゃない。

少なくとも私はそう思った。

声もよく出ていたし、気持ちよく歌ってた。
一生懸命なのも伝わってくる。あっきーの歌声は好きだから、
久々に生で聴いたらそれだけで嬉しい。
そういう気持ちもなくはない。でも、それだけじゃ駄目なの。
ほんの少しだけど、心に触れそうになる歌もあったのよ。
だからこそ、余計に思ったの。稽古不足だなって。

もともと心配だった。
新感線は直前まで朧の公演中だし、大丈夫なのかな?て。
でも、やれることはいくらでもあったよね。
なのに、お稽古が始まってからも並行してDVDを製作してるし・・・
TOMMYに集中してない気がしてた。
何をしててもそれは自由。結果が出せればね。

でも、そうじゃなかった。

チケット代ってね、安くないんだよ。
たった1回を楽しみにしている人がほとんどなんだよ。

そんなわけで、あっきーと高岡さん、頑張れ~!!
と、その夜は叫んでいたのでした。

長くなってきたので、つづく。

あっ、そうだ。
my初日はアフター・トークがあったんでした。
ラッキー♪

いのうえさん、ROLLYさん、湯川さん。
ロックジェットのお二人が司会で。

いのうえさんとROLLYさんの高校時代からのTOMMYに対する
熱い思いが伝わってきてよかったわ。

それに比べて、湯川さん・・・。
TOMMYに対する愛情みたいなものが感じられなくて残念。
いのうえ版トミーを絶賛してはいましたけどね。

ROLLYさんは、コアなロック・ファン向けに
日々あれこれ考えてはるようで。楽しいの。
ギター演奏の時のジャンプもクノ字型とか、開脚型とか。
年代によって流行りがあるそうで。
ギターの弾き方も様々。ジミー・ペイジ風とか。
私はそこまで楽しめないのが残念だけど、
せめてジャンプには注目してます。^^
ともかく、ROLLYさんはカッコイイのよ!!

ロックジェットの方から、ギターを壊さないの?という質問もあったけど、
予算上無理だとか。大阪楽ではどうなるんでしょ?

この時のいのうえさんのお話で、BW版の制約が強くて、
構成はもちろん、曲順も変えられないとか。
そんな中でなんとか映画の場面を散りばめたりしているとか。

カテコの後に流す曲が最初は♪The Kids Are Alright♪で、
最後に全てOKみたいな感じでまとめていたらしいけど、
曲の雰囲気がちょっと違うので今の曲に変えたとか。(多分)

うーん、あまり覚えてなくてごめんなさい。
きっと、詳しく書かれているところがあると思うので、そちらをどうぞ!

★★★
感想の途中ですが、明日はエリザ観劇なので、
続きは週末になるかも?しれません。


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コメント 5

いよいよ大阪だもんね。期待も高まるっちゅーもんです。
エリザ観劇日記もおいおい、楽しみにしてまーす。
(突っ込みのオイオイじゃないからねー!w)
by (2007-04-04 20:39) 

ちゃんとお客様の意見を取り入れるのってすごいよね。
「TOMMY]はロックが苦手な人なら楽しめない??
by (2007-04-04 21:56) 

kanon

★Periちゃん、ありがとう♪
そうなの。そうなの。いよいよ大阪なの。楽しみ♪
お仕事が無事に終わりますように!!(祈)
エリザはまた来週も観る予定なので、
まとめての感想にしまーす。(^O^)/

★魔女さん、ありがとう。
私のコメントが取り入れられたかは疑問だけど、
きっと多かったんじゃないかな。同じ思いの方達が。
それと、いのうえさん自身が1階席の一番後ろで、
見詰めてるからね。客席の反応はわかると思う。

>「TOMMY]はロックが苦手な人なら楽しめない??

うーん、どうかな??
私も勝手にロックは苦手だと思ってたけど関係なかったしね。
もし観に行くなら、CDは聴いておいた方がいいよ!
by kanon (2007-04-06 01:53) 

mimipon

詳しく書かれててすごいですね。
私は初めの頃観た時、
とりあえずまだダメ、ってコトしか言えなくて。
いくらアッキーの歌が聞けて嬉しくても、
ダメなものはダメですものね。
東京楽は、納得できましたが★

大阪の頃にはもっともっと良くなっていて欲しいものです(^o^)
by mimipon (2007-04-07 23:46) 

kanon

mimipon、nice!ありがとう。
先日は見つけてもらって、嬉しかったわ。
バタバタしていて、ゆっくり喋れなくて残念。

そうなのよ。ダメなものはダメなのよ。
ちょっと遅過ぎだよね。目覚めるのが。
東京千秋楽は楽しかったね。^^
次の大阪まで間が空くし、期間が短いので、
またどうなるやら・・・ちょっと心配です。
でも、期待もしてる。頑張れ!!
今はともかくTOMMY自体が大好きなので、
思いっきり楽しんでくるわ♪
by kanon (2007-04-08 15:27) 

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