さくらを探して☆早春の京都②

　　　龍安寺さんのさくら　2010.03.22

　　　石庭のさくらはまだ・・・見たいなあ

龍安寺さんの桜が咲いている（枝垂れはまだ、ということでしたが）というのと、
石庭が見たかったので私が希望したのですが、ここ、山門から石庭まで坂なのね。
普段だったら気にしない程度なんだけど、今の母には無理。

わかってなくて、ごめんなさい・・・でしたが、そこは、Nさん。
駐車場の方に説明して石庭のすぐ近くまで私達を車で運んでくれました。
「お庭を見て待っててくださいね」と、すぐまた下の駐車場まで車を置きに行かれて、
Nさん一人が徒歩で上がってきてくれたの。お手数おかけして、すみません～。
ちょうどその頃、母は膝が痛くなったようで（突然、痛くなるらしいのです）
靴を脱ぐのも大変なようでしたが、せっかくだからと石庭を見る縁側に座ってもらう。

　
そこにNさんが駆け付けてくれて（本当にそんな感じでした）、
座ったまま、それ以上は動けない母にあれこれ話をしてくれていました。
石の数やその配置についてとか、龍安寺にまつわるお話など。

安心して母をNさんにお任せし、お庭をいろんな角度から眺めてみる。

いやー、それにしても人が多かった。大人気ですね。
縁側にはびっしりと人が座ってて落ち着かなかったけど、でも、好きだな、このお庭。
今度、静かな時に来てみたい。ダーリンも気に入ったようです。そうだと思った。＾＾

ちなみに、ここは世界遺産なんだね。知らなかったー。

石庭を見た後、その下のお庭の桜などを見ながらのんびり歩いて降りるというのが
最初のプランだったんですが、母が動けそうななかったのでNさんは再び車を取りに駐車場へ。
私達には「ご両親を下まで送る間に散策してくださいね、バコダの辺りの桜が見頃ですよ、
下の駐車場で待ってますから」と言い残して行かれました。いやはや、すみません。
母も行っておいでと言うので、お言葉に甘えて私達は歩いて降りることに。

バコダの近くに満開の桜があったり、（写真はありませんが）梅が咲いてたりと、
いろんな花が咲いていました。両親にも見せたかったなあ。

池の周りの桜はまだまだですね。

駐車場の辺りのユキヤナギがきれいでした。

この後はどうしましょうか、ということになり、まだ時間も残っていたので、
人のあまりいない静かなところ、という希望でNさんお奨めの場所をお願いしてみたら、
「石ではなくサツキの刈り込みなんですが、サツキはまだ咲いてませんが、
龍安寺さんの石庭のようなお庭があり、ほとんど人がいない静かなお寺さんなんですよ」
ということで、その場所へ。

正伝寺さんです。
ここでも母のためにお堂のすぐ近くの場所と駐車場をNさんが往復してくれました。
歩くのが大丈夫なら山道をのんびりと散策するのもよさそうです。
私達以外は誰もいなくて、拝観料を払おうとしたらそこにも人がいなくて（笑）
思わず、「こんにちは」と声を掛けたら、「はーい」と出てこられました。

いいなあ、そういうの。

枝垂桜が咲いたらきれいだろうなあ。
サツキは咲いたらそれはそれできれいなんだろうと思うけど、
このモノトーン（緑だけど）な雰囲気がいい。

獅子の児渡しの庭。龍安寺さんの石庭の石の数と同じく、
15のサツキの刈り込みがあって、右から、7-5-3、と並んでいます。
Nさんの説明を聞きながら母が一生懸命に数えてました。 

比叡山の借景。

この屋根のなんともいえない丸みがいいよね。

廊下とか新しくてきれいなわけじゃないけど、この古さがいいなと。なんだか落ち着きます。
お堂の中は撮影禁止なので写真はありませんが、ふすま絵とか、とても趣があります。
お経で書かれた涅槃図もあります。それと、先代の住職が書かれた絵がまたいいのよね。

何より静かで、心がすーっと落ち着く感じ。
Nさんが一人静かに庭を眺めている人がいらっしゃると説明し難いんですよね、
と仰ってました。声を出すのもはばかられると。本当にそんな感じです。

この後はホテルへ。

こちらはNさんの車。乗り心地よかったです。本当にお世話になりました。
父と母にもとても好評でした。今回の旅では食事やお宿よりもこの観光ハイヤーと
そして、Nさんを両親はとても喜んでくれたと思う。ありがとうございました。＾＾

ホテルで少しのんびりした後、夜は快気祝いのお食事です。

まずは桜湯。香がいいですね。

お出汁がとてもきれいで、おいしい。

木の芽のお味噌と、蕗の薹（たぶん）のお味噌の田楽。
おいしい。田楽は大好きなのだ。

このお皿だけはみんなから不評。イマイチでした。

桜のお重。ここは器にとても凝ってらっしゃるようでした。

中のお料理を取ると・・・その下には月と太陽。

筍がおいしいー！季節ですねえ。＾＾

土鍋で炊いた春のお野菜とアナゴの温かい酢飯ごはん。

錦糸卵が温かくてほんのり甘いのが嬉しい。お野菜のシャキシャキ感がおいしかった。

デザートが出て、これで終わりかと思ったら・・・

和菓子とお抹茶が出て、父が喜んでいました。
一時期、お茶を習っていた父は和菓子と抹茶が大好物なのです。

苦手な一皿を除いて、全体的には上品なお味でおいしいのですが、
正直なところ、このお値段にしてはちょっとインパクトに欠ける感は否めません。
ただ、筍からお食事、デザートへと続く後半がとてもよかったので、
終わりよければ全てよし、という感じでしょうか。
気さくな女将さんと、笑顔が可愛らしい若い仲居さん達の一生懸命な接客はとてもよく、
寛いでお食事できたので、それが一番かな。両親も楽しんでくれたようです。

両親をホテルまで送り届けて、この日は解散。
母の膝が思っていた以上によくなかったので、明日はどこに行こうかなと、
迷いながら床に就きました。まあ、でも、悩んでいても仕方がない。

明日は明日の風が吹く～！ですよね。そんなわけで、つづく。

タグ：旅 おいしいもの 京都

コメント 6

私は平野神社のあと、嵐電で帰りました。龍安寺前で下りようかとも考えましたが、お泊りではないのでそのまま帰宅。そういえば、龍安寺まだいったことないなあ。タケノコおいしそう。好きなんです。
by punchigoo (2010-03-27 22:31) 

竜安寺は好きです。
世界遺産ですよね。たぶん大学生の頃見に行きました。

京都も桜の時期は行ったことがないので、是非一度行きたいなぁ～。
もうちょっと近ければなぁ・・・。
まあ、だいぶ近くなりましたけど。

by さらは (2010-03-27 23:30) 

梅も桜も見られるなんて贅沢ですね。
風情があって良い景色です(^o^)
by 魔女 (2010-03-28 11:44) 

そっかあ
お車だから、そういうコースでいけるのですね。(*^_^*)
by くりっぴ (2010-03-28 23:16) 

nice!をくださった皆さま、ありがとうございます。＾＾
by kanon (2010-03-30 02:18) 

★ぽんたさん、こんばんは。ありがとうございます♪
嵐電はあまり乗ったことがないのですが、この辺りを走っているんですね。
筍はおいしいですよね。私も大好きです。

★さらはちゃん、こちらにもありがとう。＾＾

そうそう。竜安寺さんは世界遺産です。
私は初めて行きましたが、よかったです。

京都は桜がとても似合う。
観光客で溢れていて大変ですが、機会があれば是非。＾＾

★魔女さん、こんばんは。ありがとうございます！
たぶん、梅だったと思う。梅と桜を一緒に見たのは初めてです。
他にもいろんなお花が見れて、よかったです。

★くりちゃん、こんばんは。ありがとさんです♪
今回は車を頼んでよかったです。
今までしらなかった京都を案内してもらえました。
by kanon (2010-03-30 02:33)