ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」☆9月22日、10月16日 [舞台全般]
おはようございます。
朝晩はとても冷えますね。
なんだか毎日眠いのです。春でもないのに。
時間が足りないなあ。はあっ。
とりあえず観劇の感想はまだ一度も書いていないロミジュリから。
今週無事に大千秋楽を迎えたようですね。お疲れさまでした。
私は東京、大阪とそれぞれ1回ずつ。
どちらも城田ロミオです。ダーリンは大阪の1回のみ。
ダーリンが気になるだろう演出等に関して、
事前に解説はしてあったんだけど、
でも、やっぱり全体的に演出が気に入らないらしい。
まあ、ねえ・・・
気持ちはわかります。
今回の小池さんの演出は私もかなり微妙。
生オケでないのも残念。
ただ、単純に東京と大阪を比べると、大阪の方がよかった。
この演目はメインホールの広さの方が似合う。
【観劇日】9月22日マチネ、1階N列センター、赤坂ACTシアター*1
10月16日ソワレ、2階B列上手、梅田芸術劇場メインホール*2
【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【作】ジェラール・プレスギュルヴィック
【潤色・演出】小池修一郎 【振付】TETSUHARU(増田哲治)
【出演】城田優(ロミオ)、フランク莉奈*1/昆夏美*2(ジュリエット)
浦井健治(ベンヴォーリオ)、上原理生(ティボルト)、
石井一彰*1/良知真次*2(マーキューシオ)
安崎求(ロレンス神父)、未来優希(ジュリエットの乳母)、
石川禅(キャピュレット卿)、 涼風真世(キャピュレット夫人)、
ひのあらた(モンタギュー卿) 、大鳥れい(モンタギュー夫人) 、
中山昇(ヴェローナ大公 )、岡田亮輔(パリス)、
大貫勇輔(死)、他
このミュージカルはフランスがオリジナルだったんですね。
今回観るまで知らなかった
勝手にウィーン版がオリジナルだと思ってました。
初回は"Liebe"を"Aimer"と歌うのが凄く違和感があったけど、
ダーリンも同じ感想をで、なんで"Aimer"なん?と。(笑)
いや、それは、フランス語だから。
日本語で「愛♪」と歌われるよりはいいでしょ。^^;
んー、でも、最初に聞いた印象は強いというか。
(コンサート・バージョンでしたが)
しかも、それがとてもよかっただけになお一層。
私達にとって、ロミジュリはルカスとマジャーンの二人で、
ドイツ語なんですよね。その点はもう仕方ない。
それはそれとして、予想はしていましたが、
今回はルカスとマジャーンを超えるものではなく・・・
まあ、そこは仕方ないとしても(いいのか!)
何よりも演出がねえ。
物語の基本はシェークスピアのロミジュリ。
みんなの衣装は現代風でもなんでもなく時代ががった衣装なのに、
なぜか小道具に携帯。笑いにしてたけど、そぐわない。
ジュリエットは16歳だからまだ携帯を持っていないとか、
それも不自然だけど、後半で神父さまがロミオに手紙を書くところも携帯メールで、
ロミオは携帯が壊れて受け取れない、、、という演出。苦しい。
フランス版だと、手紙を「死」が破るんだとか。
その方がいいなあ。
ダーリンは「死」の存在も気になったようで。
大貫さんの踊りはとてもいいんだけど、「死」の意味がよくわからない、
(よくわからないからだろうけど)「死」の出番が多くて気になると。
私は「死」の存在は彼らに付きまとう不吉な影(死神)として、
違和感なく観ていた(大貫さんのダンスは雰囲気があってよかったし)のですが、
ラストのシーンにいつまでも「死」がいるのは私も気になった。
「死」はオリジナルのフランス版にもある存在だから、
どこまでが小池さんの演出なのか、よくわからないけど。
ただ、後から調べたら、ウィーン版には「死」は存在しないのね。
ウィーン版の方がより原作に近いシンプルな演出のようです。
城田ロミオ。
背が高くて見栄えはするし、高音もすんなり歌えてて安定感がある。
ただ、あっさり歌い過ぎ?というか、歌で心が揺さぶられるとか、
そういう感じがなかったなあ。そこが残念。
なんとなく、、、ですが、ロミオっぽくないなあと思っていたら、
ダーリンが「若々しさが感じられない」と。そうかもー。(城田ロミオファンの方、ごめんなさい)
でも、ダーリンの感想も思っていたよりよく、今後に期待!だそう。
ジュリエットは二人とも新人。
私はそれぞれ観たんですが、どちらもよく似た印象でした。
二人共、初々しくて、可愛らしかった。
一生懸命なところがジュリエットの役に合っていて、よかったと思います。
この二人も今後に期待。
浦井ベンヴォーリオ。
頑張ってたね。とても楽しそうにやっていて、よかったです。
みんなで歌う「世界の王」は大好き。
ああ、でも、ロミオをやってほしかったなあ!
という思いが更に。ルカスのロミオを聞いた時から、
井上くんか浦井くんのロミオが観たかったから。
上原ティボルトは歌は高音がちょっと苦しかったけど、
役としての雰囲気はあったと思います。
マーキューシオは私は石井さんが好きでした。
キャピュレット卿が石川禅さんだとは最初は気づいてなくて。
禅さんは役によって雰囲気が変わりますね。娘を思う歌はよかったです。
ロレンス神父役の安崎求さんもよかった。
そして、今回の私の一番はジュリエットの乳母役、
未来優希さん!です。初めてだったんですが、いいですねえ。
彼女のジュリエットを思って歌う歌に、涙、涙。
まっすぐに心に響いてきました。ダーリンも絶賛。
また機会があれば、是非観てみたいです。
来年はフランス版が来日するようですね。
それはそれで楽しみなんですが、ウィーン版も観てみたいなあ。
さっ、雨も上がったことだし、今から走ってきます!
これ、ちょっと気になっていたんですが、もともとミュージカルがあまり得意ではないし、しかも浦井君がベンヴォーリオとはもったいない・・・と思って見送った作品。
ロミジュリは、’04年に竜也君と鈴木杏ちゃんの蜷川演出の演劇の方を見て以来ですが、この戯曲って若い人がやるから説得力があるんだとそのとき思いました。このとき確か竜也君は22歳で、杏ちゃんは17歳だったはず。二人とも上手かったから成り立ったっていうのもあるけど。
大人になっちゃうとロミオとジュリエットの二人の短慮な考えとか若さゆえ疾走する感じが成り立たないんですよね。
私は今度上演される井上君のハムレットが気になります。ミュージカルだとどんなだろう?
まあ、ハムレットといえば、もう今のところ竜也君のハムレットを越えるものには出逢えてないけど。あれは、ファンの欲目を越えてすばらしかったです。あの時の井上君のレアティーズも日々良くなっていってとても好きでした。
by さらは (2011-10-24 15:28)
さらはちゃん、こんにちは。
このミュージカルも気になってたのね。
私も浦井くんがベンヴォーリオなのはもったいない!
と思った。
蜷川さん演出の藤原くんと木杏ちゃんのロミジュリは大阪で観ましたが、
あれは2004年やったのね。そんなに前とは・・・。びっくり!
あのロミジュリはあまり感動がなくて。ごめんなさい。^^;
なんでかなあ?その点はよく覚えてないんだけど、、、(汗)
全体的に演出が苦手だったのかもしれない。
2人が可愛らしくて、お似合いだったという印象は残っています。
今観たら、また違う感想になるかもしれないとも思う。
藤原くんと木杏ちゃんはハムレットの方が断然よかった。
細かいとこまでは覚えてないけど、強く印象に残っています。
井上くんも出てたのよねえ。なんだか不思議。
その井上くんのミュージカルでハムレット。
私も気になってます。
そうそう。ミュージカルといえば「オペラ座の怪人」。
25周年記念公演の映像が、TOHOで上映されています。
生の公演ではないし、本公演と演出も違ってたりするけど、
お値段も映画館価格やし、多少でも興味があるなら、
是非どうぞ!
by kanon (2011-10-29 16:02)
ロミジュリは好き嫌いが分かれますよね。
戯曲的にはそこまで面白いというものでも・・。しかもハムレットの次の年に同じ組み合わせでロミジュリだったから、最初はハムレットの次にロミジュリなのか~・・・とか思った覚えが(笑)
私もハムレットが強烈に印象に残ってます。これは小栗君も出てましたね。
ハムレットとの絡みはなかったけど。楽日もでしたが、これは初日のカーテンコールが凄く印象的で、忘れられません。
竜也君はロミオよりは断然ハムレットが良かったと思いますが、杏ちゃんはオフィーリアよりはジュリエットの方が断然によかったですね。個人的には。
オフィーリアはあまり印象に残らなかったけど、ジュリエットのときは少女から大人の女性になる変化が鮮やかでした。こっちのが生き生きしてた。
人によって感じ方が本当に違いますね。でもだからおもしろいのかも。
by さらは (2011-10-30 11:50)
杏ちゃんのジュリエットはよかったね。
蜷川さんのロミジュリを思い出してみようと思ったんだけど、
独特の演出と藤原くんと杏ちゃんしか思い出せなくて。
ハムレットは藤原くんと杏ちゃんの二人ももちろんよかったけど、
西岡徳馬さんや高橋惠子さん、井上くんや高橋洋さんに小栗くん、
それぞれが印象に残ってる。
私にとって印象深い作品なんだろうと思います♪
ちなみに、今回のミュージカルのロミジュリ日本版と比べると、
蜷川さんのロミジュリの方が完成度は高かったと思う。
(ストレートとミュージカルという違いがあるので比べるものでもないけど・・・)
by kanon (2011-10-30 22:16)
私もあのハムレットは特別ですが、特に竜也君と高橋洋さんが凄く印象に残ってます。洋さんは最近まったく舞台に出なくなっちゃったけど、また見たいなぁ。舞台の洋さん大好きなんで。
今回のは小池さんの演出の問題なんでしょうかね?
以前、初めてみた中川君の舞台がピュア・ラブだったんですが、その時の演出が小池さんで、舞台は役者さんは凄く頑張っているのに、演出と話が・・・これはちょっとという感じで(^^;あれは話(脚本)の問題か。あえて現代版ロミジュリにした意味がよくわからなかったという。確か脚色も小池さんだったと記憶していてそれがあんまりでした。
by さらは (2011-10-31 23:20)
高橋洋さん。最近は舞台に出てないのね。
それは残念。
ピュア・ラブは観たことはないんだけど・・・
今回は小池さんの演出がかなり微妙というか。
衣装やセットもなんだかなあ、でした。
コンサートだけど、ウィーン版を以前に観ていて、
歌はとても好きなのね。ルカスとマジャーンはともかく可愛い♪
ウィーンで彼らがやっていた頃に公演を観た人達は絶賛。
まあ、オリジナル(フランス)とウィーンも演出は違うようだけど、
それにしてもね。変にいじり過ぎな気がして残念です。
by kanon (2011-11-02 00:21)