８人の女たち☆１２月２２日

出張のおかげで「８人の女たち」を観れました。
これ、観たかったんですよね。

おもしろかったー
ストーリーも演出もよく、女優陣も華やかで、上質なお芝居、
そんな舞台でした。

　
ただ、突き抜けたところまでまだいってない気がしました。
これだけの女優さんが８人も揃えば、もっともっと凄いパワーというか、
緊迫した舞台になるんじゃないか、そんな風に思えて。
でも、まだそこまでは感じられなくて、そこはちょっと残念、
なんて、贅沢なのかもしれませんが。期待しちゃうんですよね。

『８人の女たち』 公式HP

【観劇日】１２月２２日、１階７列センター、 ル　テアトル銀座

【原作】ロベール・トマ　【演出・上演台本】Ｇ２
【キャスト】浅野温子（ピエレット）、荻野目慶子（マダム・シャネル）、
　　加賀まりこ（マミー）、大地真央（ギャビー）、戸田恵子（オーギュスティーヌ）、
　　マイコ（シュゾン）、牧瀬里穂（ルイーズ）、南沢奈央（カトリーヌ）

舞台はフランス。クリスマスの夜、雪に閉ざされた邸宅で、
他殺体を巡って繰り広げられる女たちの壮絶な生バトル・・・
というもので、映画化もされている有名な戯曲、

らしいのですが、もともとこのお話は知らなくて。
いつものとおり予習もしていかなかったので結末は知らないまま観てました。
ミステリーを読んでいるかのような展開でおもしろかった。
ラストは予想できるところもあるけど、全体的によくできてると思う。

演出は邸宅のリビングに椅子とテーブルが置いてあるだけという、
とてもシンプルなものですが、客席が舞台と反対側にも作ってあって
360度から観えるようになっています。

演じる側にしてみたら、かなりの緊張感ではないでしょうか。

途中、リビングには二人とか、三人になったりもするんですが、
そこにいない女優さんもサイドの椅子にじっと座っています。
ライティングは落としてあるけど、そこも舞台の一部で客席から見えるから、
休んでいる暇などなく、本当に大変だと思う。

「女優を紹介するとき五十音順になるくらい、
誰もが主役になりうる方々をキャスティングしたい」
そうリクエストしたというG2さん。

本当に錚々たるキャスト。
どの方もそれぞれに個性があって、楽しめます。

戸田さんは何度も、荻野目さん、浅野さんも舞台で観たことがあります。
それ以外の方は舞台で観るのは初めて。

皆さん、TVや映画でお馴染みの女優さんばかりですが、
映像とはまた違って、舞台での魅力が各人に感じられました。
不思議なくらいどの役もそれぞれに合っていた気がします。
それだけ皆さんがそれぞれの役を自分のものにしていたということなのかも。
舞台にただ立っているだけでも雰囲気を感じさせる方ばかり。

その中でも、私が特に気になったのがマイコさん。
後でパンフレットを見たら、舞台初出演なんですね。
びっくら！

堂々としてはって、ポスターやパンフレットの写真よりも、
舞台の上の彼女の方が美しかった。今後気になる女優さんです。
また舞台に出てほしいなあ。

他の皆さんもとても素敵でした。

ちょうど、昨日のwowowで映画版と劇場生中継をやっていたので、
録画してあるの。まだ観てないんですが、楽しみー♪