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2012年夏のロンドン⑤グローブ座(じゃじゃ馬馴らし) [2012年夏ロンドン]

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     photo on 14th Aug.(クリックすると大きくなります)

のんびり、ゆっくりモードの2012年夏のロンドン日記の続きです。
パラリンピックも終わっちゃうねー(汗)。今までの旅日記はこちらです。

  【2012年夏のロンドン】(クリックするとそれぞれの記事に飛びます)
    ①日程表  ②ロンドン到着  ③Ghost the Musical  
    ④リージェンツ・パーク (The Regent's Park) 

地下鉄でテムズ河を渡って、バンクサイドへ。
テート・モダン(こちらは前回のロンドンで行ってるので前後しますがそのうち書く予定、汗)
の辺りなんですが、ウォータールー駅からは結構遠かった。

あとでよくよく見ると、サザークかロンドン・ブリッジの方が近かったわ。
おおよその道はわかっていたんですが、念のため、駅員さんに確認したら、
もうひと駅乗った方がいいと。あれれ?まあ、でも、既に改札の外やったし、
川沿いの道を歩くのは気持ちよさそうだったのでそのまま歩くことに。
ここの駅員さん(女性二人)はとっても丁寧で親切だったー。ありがとう♪
ロンドンの地下鉄の駅員さんは一見強面の方もいたりしますが、
どの切符を買うのがいいかとか、目的地への行き方とか、親切に教えてくれます。
もちろん、街中の人達も道を尋ねると熱心に地図とか見て教えてくれる。
(よく道を尋ねる人なのです、ワタシ・・・
[あせあせ(飛び散る汗)]


テートモダンの辺りでランチをする予定でしたが・・・
時間があまりなかったので、川沿いのベンチでサンドイッチを食べることに。
駅の売店のバケットサンドですが、まあまあでした。

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なんたって、青空が気持ちいい♪ 

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すぐ近くの橋の下では古本市(でいいかな?)をしていたり、 

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カフェもあって、テラスでビールを楽しんでいる人達も。 

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思わず、私もビール~♪ 

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右端の"LONDON PALE ALE"にしてみました。二人でハーフ・パイント一杯。
後の予定があるので飲み過ぎないように注意! 

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     photo at 14th Aug.(クリックすると大きくなります) 

更に歩く・・・てくてく。 

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     photo on 14th Aug.(クリックすると大きくなります) 

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素敵な演奏でしたが、ゆっくり聞いている時間がなく・・・
のんびり食べている場合ではなかった。急げ、急げ[ダッシュ(走り出すさま)] 

テート・モダンの前を通り過ぎ、目的地はマンデヴィルくん、、、ではなくて。

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その奥に見える、

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シェークスピア・グローブ座です。公式HPはこちら。 Shakespeare's Globe

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今回の演目は"THE TAMING OF THE SHREW"(邦題: じゃじゃ馬馴らし)。
 
2007年に訪れた時に「ヴェニスの商人」が途中までしか観れなくて心残りだったの。
好きなのよねー、この劇場。地図は2007年のですが、こちら。  
その時の記事はこちら(→) グローブ座☆2007年秋旅行⑥9/25 

ほとんど参考にならないけど、ストーリー等は蜷川さんの「じゃじゃ馬馴らし」の感想をどうぞ。
   じゃじゃ馬馴らし☆大阪☆11月13日夜、15日夜

この劇場は400年前の劇場を同じ建築様式で同じ場所に再現しているの。
ようやく来れた!

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懐かしい!

上の写真は休憩時間の様子です。休憩時間中は写真撮影OK。 
この日は暑かったので屋根のない立見席は大変そうでした。紙の帽子が配られてた。
さて、ぎりぎり間に合って客席に飛びこむその瞬間、入口前のテラスに酔っ払いの人が。
もしや役者さん?と思いつつも急いでいたのでそのまま客席へ。

ちょうど始まったなと思っていたら・・・

さっきの酔っ払いが登場!やっぱり~!! 
いやー、もう、そうわかっていても凄かったです。

この舞台(あるいは原作)を知っている人ならもうわかると思いますが、
この酔っ払いが領主に悪戯されるスライなのね。
冒頭の部分をすっかり忘れていたのもあって、最初は余計にどぎまぎ。

芝居の前にロビーに役者さんがいて既にお芝居が始まってる、
というところまでは日本でもありえる話ですが、いやはや、もう。
この酔っ払いは本物過ぎるというか、やりたい放題。(という設定ですが)
写真の真ん中左、ピンクのスタッフがいる辺りになんと舞台から放尿・・・
それも遠目だとかなりリアルにジャーッと[ひらめき]目が点。

水浸しになるお客さん役の役者さんが客席にいるわけですが、
その周辺の人も被害に遭ったのでは?と思うくらいの勢い。
あれよ、あれよという間にずぶ濡れの方は怒りながらスタッフに連れられて退場。

その後に劇場の支配人らしき人が舞台に慌てて登場。
(こういったシーンは蜷川さんの時にはなかったよね?)
お詫びしながらこんな有様なので舞台は中止?というようなことを言い始め、
客席からはブーイング!という雰囲気。

ただ、英語なので確かなことは不明。まあ、なんでもいいのだ。(笑)
なんか、その場にいるだけで楽しかったから。

あまりにも大袈裟で変にリアルっぽいので、
お芝居とわかっていても本当にそうなのか?心配になるくらいでした。
そんな私の気配を察してか、スタッフのおばさまが、
ジェスチャーと口パクで「大丈夫よ!」とにっこり微笑んでくれました。
ありがとう♪

そんなこんなで開始早々から客席の心を鷲づかみ。
終始、そんな感じで舞台は進んでいきます。

さて、いよいよ本編に入っていきます。
蜷川さんの時はオールメールシリーズでしたが、今回は女性役は女性が演じます。
この二人がともかくスゴイ[exclamation] 

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   Samantha Spiro, Katherina      - from Pinterest -  Sarah MacRae, Bianca 

左がケイト役のサマンサで、右がビアンカ役のサラ。
ケイトは普通に笑ってれば可愛い方だと思いますが、もうめっちゃめちゃ過激で激しい。
舞台奥中央のドアを押し倒して出ていくシーンには客席中が大爆笑。

ビアンカは女性の私もうっとりするくらいきれいなんだけど、
弱々しそうに見えて、結構、強気。二人のケンカのシーンは迫力ものです。

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あっと言う間に休憩時間です。 

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幕間にアイス。ソフトクリームがあったのよー。ソフトクリーム大好き。
この日は暑かった。立ち見の皆さんはやれやれ、やっと休憩だ、という感じ?  

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二幕直前。音楽はこの方達の生演奏です。 

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いよいよ二幕の始まりです。

グローブ座のお芝居は私のつたない英語でも楽しめます。
(悲劇ものはわからないけど、喜劇ものはとりあえず)

二幕だとケイト(キャタリーナ)がなかなか食べさせてもらえないとことか、
旅の途中の月と太陽の話や老人を若い娘さんと無理矢理言わせるところとか、
役者さん達、皆さんの表情とリアクションがとても豊かなのでつい笑っちゃう。
とはいえ、言葉がわかればもっとおもしろいと思う。
私の場合は今回は蜷川さんの「じゃじゃ馬馴らし」を観ていたのがよかったなと。
上述の旅の途中の話もそうやし、
ーセンショーの父の代理を立てて、ビアンカの父を騙そうとするとこや、
ラスト近くのケイトの演説のような長台詞とか、ね。

今回のケイトも頭のいい女性だと思いました。
夫にしいたげられ、それに馴らされ、ただただ従順な妻になった、
というとだけではない、心の奥底の意思を感じさせる女性。

とうとうと喋る彼女の瞳には意思の強さを感じさせるだけでなく、
全てを包む込むような深くあたたかいものを感じました。

最後はみんなで踊って、ばーっと騒いで終わり。
とっても楽しかったです。また観たい。[ぴかぴか(新しい)]  

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客席がまだ引けてない間にもう次の舞台の準備。装置が外されていきます。早っ!
グローブ座の場合、複数の演目を代わる代わるやっていくので夜は違う演目なのです。
この日の夜はヘンリー五世でした。じゃじゃ馬馴らしは10月13日までやってます。
毎日ではないので、今から行かれる方はスケジュールを確認してくださいね。 

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外に出るとタクシーの待ち行列。 お茶したかったけど、劇場のカフェはいっぱいでした。

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テート・モダンに向かいましたが、ここのカフェは終了時間。あらら・・・
仕方ないので橋を渡って向う側に戻ることに。 

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ミレニアム・ブリッジ。
テート・モダンの前からセント・ポール大聖堂方面を繋ぐ歩行者専用の橋。

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TVでお馴染みになったオリンピック五輪のマークが見えます。 

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渡ったところにはマンデヴィルくん。近くのカフェへ。 

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甘いものでほっと一息。写真で観るより実物はかなり大きい。 

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さて、ホテルに戻りますか。 

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前日にセント・ポール大聖堂から歩いたらかなり遠かったので、この日はバスで。
どこで降りるかちょっと冷や冷やしながら、でも、景色を楽しめるバスはいいですね。 

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この日のお部屋のお花とフルーツ。チェリーがおいしかったー♪ 
しばし休憩して、またすぐお出かけです。この日の夜は「レ・ミゼラブル」。
それは次のお話で。つづく。

The Taming of the Shrew
at Shakespeare's Globe, London  C51/D54 Bay J, Lower Gallery
14 August 2012 at 14:00

Creative:
Shakespeare (Author) 
Globe Theatre (Producer)  
Toby Frow (Director)
Mike Britton (Design) 
Richard Hammarton (Music)

Cast:
Simon Paisley Day (Petruchio)
Samantha Spiro (Katherina)
Michael Bertenshaw (Gremio)
Pearce Quigley (Grumio)
Joseph Timms (Lucentio)
Helen Weir (the Widow)
Sarah MacRae (Bianca)
Pip Donaghy (Baptista Minola)
Tom Anderson, David Beames, Jamie Beamish, Patrick Driver, 
Tom Godwin, Christopher Keegan, Rick Warden  

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