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朧の森に棲む鬼☆2月4日夜、市川染五郎、古田新太、阿部サダヲ [劇団☆新感線]

昨夜は時折激しい雨でした。今日は晴れ。少し寒い?
なんだか久々に元気な土曜日なの。嬉しいわ
!!

さて、すっかり遅くなってしまいましたが、
先週末に観た「朧の森に棲む鬼」の感想です。

  大阪松竹座のHP 大阪松竹座 新築開場十周年記念 朧の森に棲む鬼 

※少しですがネタバレもありますので、これから観られる方はご注意くださいね!
 それと、あくまで私の感じたままの感想ですので~。

【観劇日】2月4日(日)夜、1階10列センター、大阪松竹座
【出  演】市川染五郎(ライ)、阿部サダヲ(キンタ)、秋山菜津子(ツナ)、真木よう子(シュテン)、
 高田聖子(シキブ)、粟根まこと(ウラベ)、小須田康人(サダミツ)、田山涼成(イチノオオキミ)、
 古田新太(マダレ) 、ほか
【作】中島かずき 【演出】いのうえひでのり

先月に新橋で観て以来、2週間ぶりの朧。

私はやっぱりラストがしっくりこなくて。
観終わった後、ぽっかり穴が空いたような感覚。
何も残らない・・・。

ダーリンも「おぼろは何をしたいの?」って。 ← カニ食べながら~
それは私がこの前も書いてたでしょ~。
まあ、いちいち憶えてないよね。前回の感想(↓)。

  朧の森に棲む鬼☆1月21日昼、市川染五郎

うん、でも、これは好みの問題ですね。
私達が新感線に期待しているものとは違うというだけ。
(最近、こういうのが多くてすみません・・・)

そんなわけで、この件はしばらく据え置き。
大阪はまだ何度か観る予定にしているので、
ともかく楽しまなくちゃ!

だってね・・・

舞台の完成度はとっても高いんだもの。
新橋で既にそうでしたが更に完成度が上がってる。
とっても見応えがある舞台なんですよ。^^

前回観た時から比べて、
演出の変更とかはほとんどないようです。
あっ、でも、最初の森のシーン・・・。

始まりの頃にも雨が降ったりしてました??
「あれ?雨が降ってる」と思ったんですが(ダーリンも)
あやふやな記憶なの。(アホや~)

先週末でいのうえさんは東京に戻られたようだし
(TOMMYの稽古~)、大きな変更はもうないでしょうね。
でも、おそらく日々変化していくというか、研ぎ澄まされていく。
キャストの皆さまの迫力がどんどん増していくに違いない。
今回はそれを強く感じました。皆さん、凄い!

特に染さん。この日は凄い気迫でした。
お芝居が終わった後、客席の拍手に導かれるように、
染さんが一人舞台奥の暗闇の中から歩いてくる。
客席をしっかりと見据え、深々とお辞儀をした後、
ゆっくりと下手に消えてく。前だけを見詰めて。
この時の染さんはまだライのままだ。痛々しいくらい。
怨念の炎がユラユラと出ているのが見える気がします。
大楽は観れないので残念ですけど(お仕事!)、
染めさんはどっか違う世界に行ってしまうんじゃないか!
そんな風にふと心配になってしまったくらい。

それに呼応するかのように、
古田さんやアベサダ、他の皆さんの迫力も増している。

みんなどこまで行ってしまうんだろう?
そんな期待を感じさせる舞台だ。

その物語の始まり。
濃い緑の光が舞台全体を優しく照らしている。
緑濃い森の奥深く。一枚の絵のようだ。

その朧の森に静かに煙るような雨が降る・・・
誰もが朧の森に誘われていく。

最初、花道を歩いてくる染さんはごく普通。
初めての時は染さんとすぐには気付かなかった程。
それが3時間後には鬼に変わってしまう。

今回のお席は1階10列めのセンター。
絵のような舞台全体を視野に収めるには近過ぎる。
もう少し後ろの方が私は好き。首が痛かった。
でも、役者さん達の表情はとってもよく見えるので、
そういう点では凄く楽しめました。

久々の松竹座ですが、やっぱり観やすくて好き。
途中、大勢で花道を駆け抜ける時、地響きというか、
揺れが伝わってきたのにはびっくりでしたが!
新橋の方が花道に近かったけどそんなことはなかった。
臨場感があって(というのか?)好きですけどね。

さて、花道から勢いよく登場してくるのがアベサダ。
この時の拍手が大きくて。大阪は始まったばかりだけど、
リピーターさんも結構いてはるのかな?
ともかく、アベサダは大人気です。歌の手拍子も大きい。
キンタはめっちゃおいしい役ですよねえ。
しかも、しっかりとそれを自分のものにしている。
今まで苦手だったアベサダなんですけど凄く惹かれる~。
アホっぷりがともかく可愛い。わかってても笑っちゃう。
動きも敏捷ですね。2幕の後半の殺陣とか、カッコイイ。
キンタと一緒にいる時までのライはまだ人間だよね。

3人のおぼろが登場するシーン。
この日はまずそこでぞくっとしたというダーリン。
なんだかわかる~。

おぼろの3人は立ち姿だけで誰かわかりますね。
真ん中が秋山さん。最初は右が聖子ちゃんで左が真木さん。
(途中入れ替わったりしますが・・・)
おぼろの時の聖子ちゃんは顔が異様に白くて気になる。
でも、シキブは聖子ちゃんらしい役でいいわ。人気ですね。
真木さんも好きです。可愛いってか、色っぽい~。
今回は全体的に役者さんが揃ってる気がします。
秋山さんは立ってるだけでカッコイイですしね。
おぼろが出てきた瞬間に秋山さんはわかります。
ただ、少しお疲れ気味だったのでちょっと心配だわ。
次回は元気な歌声を楽しみにしていますね。

さあ、そして、古田さん。
私にしては珍しく?泣くシーンがないなと思ってたんですが、
この日は古田さんに泣かされましたよ~。
(牢獄でツナを庇うシーンです)
いえね、新感線ファン歴が浅いワタクシでございますし、
古田さんがカッコイイっ!というのがよくわからなかったんですよ。
今までは。(すみません~)でも、今回はわかる。ぐっときた。
特にこの日の古田さんは先月に観た時よりも、
古田さんの色、というとなんだけど、そういうものが濃くなってる。
染さんとの殺陣のシーンはやっはり迫力ありますね。
もちろん、お笑い系はバッチリです。顔芸とか、もう大爆笑。
アベサダと古田さんは朧で凄く好きになった。^^

あとね、ラスト以外に気になるところといえば、
染さんの台詞が聴き取り難いことがあることかな?
雨も降るしねえ。(これ、役者さんに負担かかりますね)
神経を集中して聴いてたらちょっと疲れました。
染さんの台詞量は圧倒的に多くて尋常な量じゃないし、
それを一気にまくしたてないといけないから、大変だものね。
(簡単に言うとペテン師の役、喋りで他を圧倒しないといけない)
「染さんは台詞全体のリズムを大事にするからな」と
ダーリンが言ってました。抑揚とか言い回し。歌でいうとリズム。
次回はそういうつもりで楽しんでみようと思います。
染さんの声は大好きなのよ~。^^

それと、ラスト近くは雨のせいで舞台がずぶ濡れなこと。
アベサダも転びそうになってたし(上手く持ち直したのはさすが!)、
染さんも滑りそうになってたらしい。殺陣のシーンは動きが激しいだけに
危ないですよねえ。見ていてハラハラしちゃいました。
誰も怪我なく千秋楽を無事に迎えられますように!

ともかく朧は新感線メンバーが勢揃いって感じで豪華。
豪華過ぎて、それぞれの出番が少ない?気がするのは残念ですが、
それは贅沢というものですよね。ともかく新感線ファンとしては嬉しい!
そんな皆さまのことはまた次回にでも!(多分)
今回はこれくらいにしておきます。また長くなっちゃってるよ。

次回の朧は2階最前列です。
松竹座の2階席は大好きなので、楽しみやわ♪


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コメント 4

豪華ですね~
客の入りはどうですか?
by (2007-02-10 21:21) 

kanon

お客さんの入りもよかったよー。
週末だったしね。次回も週末です。
平日は18時開演なので辛くて。
by kanon (2007-02-11 00:47) 

そうなの。完成度が高いのよ~。だから私は見て「お腹いっぱい」って感じだった。それにしても、kanoちゃんがやっと古田さんのかっこよさを知ってくれたっていうのが大収穫だわ(笑)
by (2007-02-11 19:38) 

kanon

Periちゃんにとっても古田さんはカッコイイ!のね。
はい、今回の大収穫でございますよ~。
お腹いっぱいかあ。なるほど。確かにね。
でも、デザートもほしい。(どんな表現や・・・)
もうね、どんどん高いところに行っちゃってますよ~。
それはそれで楽しみです。^^
by kanon (2007-02-12 02:30) 

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