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三代澤康司のドッキリ!ハッキリ!クラシックです! [舞台全般]

昨日は久々にちょっと暑かったですね。
そんな午後。こんなコンサートに行ってみましたよ。
シンフォニー・ホールです。 

★三代澤康司のドッキリ!ハッキリ!クラシックです!
 ~大人のためのチャイコフスキー入門~
 2009 9/26(土)2:00pm

[司会]三代澤康司 、[指揮]寺岡清高、[ピアノ]川原慎太郎
[管弦楽]大阪シンフォニカー交響楽団 

c20090926.jpg

 
私はクラッシックは全く詳しくないというか、
ほとんど知らないんですが(そういうのばっかりですね、笑)、
生で聴くととてもいいんですよね。^^

でも、なかなか行く機会がなかったんですが、
この秋にはゲルギエフ指揮のチャイコフスキーを聴きます。
楽しみだー!久々のチャイコフスキー5番♪

チャイコフスキーは好きなんですよ。
私よりもダーリンが凄く好きで、CDも何枚か持っているようです。
そんなわけで、この秋はとても楽しみなのです。

そんな時に、ふとこのコンサートを目にしたの。
お値段もお手頃やし、秋の予習と思って行ってみることに。
ダーリンはなんやそれ?と面倒そうにしてましたが(笑)、
8月の大野さんのオペラ・レクチャーも楽しかったし、
こういうのもいいんじゃないかと無理矢理。

知らなかったんですけど、このシリーズは2回めなんですね。
前回はベートーベンだったとか。
かなり人気のようでチケットは完売、補助席なども出ていました。
ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」
という番組とのとコラボだからでしょうか。

えーっと、最初に謝っておきます。すみません。
私達は二人揃って三代澤康司さんというアナウンサーさんを知らず。(汗)
どこかで見たことあるなあ、くらいで。。。失礼しました

さすがにお喋りは軽快で楽しく、間合いもよかったですね。
何よりもクラッシックを楽しんでいるという気持ちが伝わってきて、
それがよかったなあ。

さて、この日のプログラムです。

  ★《オール・チャイコフスキー・プログラム》
  ♪三代澤康司プレトーク(1:40pm~)

  【第1部】
  バレエ音楽「白鳥の湖」より“情景”
  弦楽セレナードより第1楽章(冒頭)
  バレエ音楽「白鳥の湖」より“白鳥の踊り”
  ヴァイオリン協奏曲(冒頭)
  幻想的序曲「ロメオとジュリエット」より(抜粋)
  バレエ音楽「くるみ割り人形」より“行進曲”“花のワルツ”(抜粋)
  交響曲 第5番(ハイライトでお楽しみください)

  ♪チャイコフスキーの優しく切ない弦楽四重奏曲“アンダンテ・カンタービレ”を
   聴きながら、休憩をお楽しみください。 ※階段の踊り場で演奏がありました。

  【第2部】
  ピアノ協奏曲 第1番より 第1楽章
  祝典序曲「1812年」

お勉強会だからと、オケには期待してなかったんですが、よかったです。
特に最初の「白鳥の湖」の"情景"では涙が。やっぱり生で聴くといいものですね。
(涙もろくなり過ぎかとも思ったんですが、ダーリンもよかったそう)
この曲はパレエでもよく聴いていて、生という点では同じなんですが、
オケ中心の演奏だとまた違うというか、ともかくよかった!

シンフォニー・ホールは残響2秒という、
クラッシックにとってはとてもいいホールで、音の響きもよく、
体に心地いいんですよね。

残念なことに、私は体調がイマイチで耳の調子がよくなかったんですが、
それでも十分に楽しむことができました。

弦楽セレナードやヴァイオリン協奏曲などを聴いてると
(ソリストはコンサート・マスターの女性で、とてもおきれいなの~)
弦楽器はやっぱりいいなあとうっとり~。
今回はH列上手と前よりのサイドでしたが音の偏りもなく、
チェロやコントラバスの方達の動きがよく見えて、それも楽しかった。
シンフォニー・ホールは舞台がとても近いんですよね。

花のワルツや5番ももちろんよかったんですが、
第一部はお勉強会が中心で、曲と曲の合間に解説が入ったり、
曲も短めだったりとハイライトで楽しむ構成だったので
落ち着いて曲全体を楽しむことができなかったのがちょっと残念でした。
ただ、もともとそういう趣旨のコンサートだからそれは仕方ない。

解説は三代澤さんと指揮者の寺岡さん。
寺岡さんのお声がとても素敵でした。優しいお声なんですよね。
お二人のお喋りも楽しかったです。

実際のところ、解説がなくても曲を楽しめばそれでいいんですが、
でも、たまにはこういうのも楽しい。特に、第二部の最後の曲、
祝典序曲「1812年」は解説のおかげでより楽しむことができました。

その前に、ピアノ協奏曲ですね。
この曲はピアニストにとってかなり難しいという解説でしたが、
本当にそうですね。今まで何気に聴いていたというか、
出だしはとても有名な曲ですが、私は最後まで聴いたことがあったのかどうか?
ともかくピアノの技巧が凄いというか、その上、オケがこれでもか!
てくらいに押し寄せてくるし、大変だと思う。
ピアニストの川原さんはまだとても若く、音に堅さを感じましたが、
迫り来るオケを黙々と、でも、力強く押し返そうとしている姿はよかったです。

そして、ラストの祝典序曲「1812年」。
今回の演目とか当日までよく見てなかったダーリンですが、
これを生で聴いてみたかったそうで、喜んでました。

1812年はナポレオンががロシアの首都モスクワに進攻したものの、
寒さと飢えとロシア軍の抵抗のため、敗退した年なんだとか。
ロシアにとってはまさに祝典の年ですね。
その1812年はチャイコフスキーの母が生まれた年でもあり、
また、この曲を書いていた頃にお父さまが亡くなられているというようなことも
解説でお話されていました。

ともかくこの曲の最後は盛大です。
舞台に大砲(もちろん本物じゃないけど、煙が出るしかけ)が用意してあって、
私はよくわかってなかったんですが、ダーリンは祝典で使うんだなと、
楽しみにしていたようです。この曲のラストはまさに祝典で、
大砲を使ったり、鐘が鳴り響いたりと、ともかくド派手なのね。(花火を使うこともあるとか)
今回もオケだけでなく、2階席のサイドに学生さんたちの鼓笛隊を配して、
音の迫力を広げていました。そして、三代澤さんが大砲を撃つ役。音は隣の大太鼓。
緊張しながらも真剣に寺岡さんの合図に合わせてボタン?を押されていたようです。
(ダーリン談)

090926_1647~0001.jpg くるみわり人形の兵隊さん、これで大砲役を!

後でわかったんですが、ゲルギエフの時もこの演奏があります。
ロシア人が奏でる祝典。どうなるんだろう~。楽しみだわ。

そうそう。

一幕の途中で超常現象?みたいなことがあったんですよ。
演奏の途中でステージ前方(客席との境辺り)の電球が割れたの!
曲の終わり近くで演奏は最後まで無事に終ったんですが
(指揮者の方達もびっくり~、な様子でしたが、さすがプロ)、
本当にびっくりしました。最初はまさか演出?!
(そんな曲ではないんですが、後で予定していた演出を間違えたのかな?と)
とも思ったんですが、三代澤さんも驚いて出てきはって、
大丈夫ですか?と最前列の人達に心配そうに話しかけたりしてはりました。
幸いなことに、電球が落ちた席は空席だったからよかったんですが、
そんな話をしている時に遅れて入ってきたおばさまがその席に。
おばさまはわけもわからず状態で、みんなの注目の的となっていました。
いやー、しかし、なんだったんだろう??

最後は拍手が鳴り止まず、アンコール曲へ。
チャイコフスキーではないんですが、ロシア系の作曲家の曲で、
浅田真央ちゃんで有名な「仮面舞踏会」でした。

とても楽しかったです。ありがとうございました!

あっ、忘れちゃいけない。
ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」の冒頭?のこのフレーズが、
この日録音した客席の声になるようです。私の声も入ってるじょ。


タグ:音楽
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さらは

クラシックいいですね!
わたしもちょっとアナウンサーの方はご存じなくて申し訳ないですが・・・。

またオケを聴くと違った楽しみがあります。
今月は東京JAZZ2009にてN響の演奏は聴きましたけど、あれは一応ジャズに寄せた曲だったし。

1812年は、昔高校生の頃に吹奏楽部で演奏しました。懐かしい~。
チャイコフスキーもいい曲が多いですよね。

そうそう、11月の今年の上原ひろみさんのソロツアーが、確か大阪はシンフォニーホールです。もし機会があったらぜひ!初ソロツアーで、私は東京JAZZと表参道ヒルズのフリーライブで一足お先に聴きましたが、今回はがっつり一対一でピアノと向き合っていてお勧めです。まあ、好みもあると思いますけど。

丁度昨日と今日にハイビジョンで東京JAZZ2009のひろみさんが出ていた回を放映していたのですが、まだNHK BS-2で、
10月6日(火) 午前0:40~午前2:09 (月曜深夜) 矢野顕子 × 上原ひろみ
10月7日(水) 午前0:40~午前2:09 (火曜深夜) 上原ひろみソロ
で放映しますので、お時間あったらそこでどんな感じか聴いてみるのもいいかな?と思います!押し付けはしませんけど(^^;

またクラシックもがっつり聴きに行きたいですね~。
がっつり聴いたのは数年前のラフォルジュルネ以降、最近はあまりないかしら・・。
by さらは (2009-09-30 00:39) 

kanon

皆さま、nice!をありがとうございます。^^
by kanon (2009-10-04 16:58) 

kanon

さらはちゃん、こんにちは。
ご返信が遅くなっちゃって、ごめんなさい。
コメントをありがとうございます。

クラッシックもいいよね~。
東京はいろいろとあっていいなと思います。
ラフォルジュルネも行ってみたいと思いながら、なかなか。
東京JAZZ2009でN響の演奏を聞いたのね。
N響のジャズっていうのもよさそうだ。^^

1812年は演奏してるんだ!それは楽しそう♪
このコンサートを聴きながら、みんなでひとつの音を作り出すっていいなあと
しみじみ思っていました。

上原ひろみさんのソロツアーはシンフォニーホールなのね。
クラッシック用のホールなんだけど、ピアノソロなら、よさそうね。

NHK BS-2の情報をありがとう。
矢野さんとのコラボは聴いてみたかったので嬉しいです。
by kanon (2009-10-04 16:58) 

Peridot

クラッシックいいよね~。
私もたまに聞きながらブログ書いたりしてます。
そういえば関西でも『題名のない音楽会』って放映されてるのかな?

by Peridot (2009-10-12 13:26) 

kanon

Periちゃん、ありがとさんです。クラッシックはいいよね。
あんまり観てはいないんだけど、『題名のない音楽会』は放映されてます。
見てるのかな?

by kanon (2009-10-15 07:53) 

Peridot

題名のない音楽会は時々見てます。
テーマが面白そうなとき、とかね。
by Peridot (2009-11-03 15:23) 

kanon

Periちゃん、こちらにもご返信ありがとー!

題名のない音楽会は結構人気みたいですね。
たまにはチェックしてみるね。
by kanon (2009-11-04 22:11) 

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